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... ソシオン ゲーム ***
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ソ シ オ ン の 理 論(3)( 雨 宮 ・ 木 村 ・ 藤 沢 )
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関西大学『社会学部紀要」第25巻第1号
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大西は、私の事柄にたいする意見を、尋ねています。
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##《気持を尋ねられています》
井上は、植村が、江川を、どう思っているのか尋ねていますu
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ソシオンの理論(3)(雨宮・木村•藤沢)
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2
コミュニケーション・ルールコミュニケーションの計算理論とはどのようなものであろうか。
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は知覚の計算理論の中 で, 「計算の目標は何か, 何故それが適切なのか,そしてその実行可能な方略の論理は何か」で あると述べている。これがコミュニケーションの計算理論としても正しいとすれば,コミュニケ ーションシステムにとっての計算理論とはコミュニケーションの目的や,コミュニケーションシ ステムの妥当性,コミュニケーションを可能にする方略を明確にしなければならないことになろ う。この分野は従来コミュニケーション論として研究されてきた。しかし,これには水準の混乱 ゃ,強引なアナロジーが混入している。その典型的な例がShannon
による通信工学の概念を人 間のコミュニケーションに採用したことに始まると思われる。そこで,ここではコミュニケーシ ョンの原点に立ち帰って,その目的や限界を明かにすることで,ソシオンのコミュニケーション・ルールを明かにして行きたいと思う。
II‑2‑1
コミュニケーションの計算理論〜軽視されてきた視点〜1. 情報的適応
人間もまた生物であり,その限りにおいて生物のもつ限界や特性を無視して考えてはならな い。ダーヴィニズムに陥らなくても,個体には種の保存と個体の保存が最重要課題であり, しか も,この二つは時として矛盾をはらみ,二者択ーをせまられることさえある。雌雄異体の生物は 種の保存の必要性から,何らかの形で雌雄間の生殖のためのコミュニケーションが必要である。
それは化学物質による位置や形態の確認といった物理的なものから,特定の本能的行動パクーン による意志表示,あるいは人間のように複雑な経路,コミュニケーションをたどって制度的な合 意を求めることさえ行われる。
M e a d , G .
はコミュニケーションの原初的な目的を個体保存においている。犬が身の危険を感 じたとき,必要があれば襲う姿勢を見せることで,相手に襲う意志を伝達し,身を守るというの である。つまり,襲う姿勢は,襲うという意志のシンボルとしての役目を果たし,結果として個 体保存を達成するというのである。これには相手が,犬の襲う姿勢とその意味を知っているという前提が必要である。しかし,もちろん常に前提が満たされるわけではない。
個体保存や種の保存は適応という概念と結び付いている。ダーヴィニズムの自然選択の主張は 既に多くの批判を受け,ネオ・ダーヴィニズムや今西理論によって違った発展を遂げている。こ こでは,適応とは個体や種にとっての外的環境に適した反応という,もともとの意味と考えてお こう。動物にとっての外的環境は自然環境であり,日照時間に始まって,水や餌の豊富さ,天敵 の有無など比較的理解しやすい。 しかし, 人間にとっての外的環境とは何であろう。
B o u l d i n g
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関西大学『社会学部紀要」第25巻第1サ
を待つまでもなく,人間にとっての環境は自然環境だけではなく,人工的環境もまた環境である し,何よりも集団や社会が環境である。この中で,彼らがイメージと呼ぶものが,仮に人間にと っての環境であると考えれば,このイメージ環境の中での適応とは何であろう。
人間にとっての適応が,食物を得ることや外敵から身を守ることも含めて, イメージという
「意味」を持った情報に対しての適応,つまり,情報的適応であるとするなら,まず,重要なこ とは,できるだけ環境を正確に,迅速に認知することであろう。また,明確なイメージの世界を 構築することであり,その中で動く全てのものの法則性を把握することである。
2. 情報的適応の三重構造
情報的適応の第ーは,環境をできるだけ正確に,迅速に知ることである。これはコミュニケー ションの第一水準の問題である。情報の中にある冗長度を最小化する復号化(符号化)によって 目的は達成される。情報的適応の第二は,明確なイメージの世界を構築することである。イメー ジには意味があり,意味のない冗長性を最小限にするパターン認知などの情報圧縮をあげること ができよう。ここでは外界からの情報をバターンに変え,意味を抽出し,既に持っている他の意 味,概念との関係を安定化させ,部分的なバターンにとどまらず,全体のイメージとの整合性を 保つことで,パターンの意味を明確に捉えていこうとすることである。これはコミュニケーショ
ンの第二水準の問題である。情報的適応の第三は現実妥当性を持った法則性の追及である。どん なに正確迅速に情報を捉えようとも,その情報の意味を,どんなに明確に整合性をもって位置付 けようとも,環境は今日あるように明日もあるわけではない。環境は変化し,イメージの変更を 余儀なくされる。変化する環境を「なぜ変化するのか」「どのように変化するのか」を知ること ができれば,たとえ環境が変化しようとも適切な対応(本来の意味での適応)が可能となるはず である。この法則性の追及こそがコミュニケーションの第三水準,つまり目的である。
3. 他律的コミュニケーションシステム
法則性伝達を最初に説いたのは
H e i d e r
である。彼は崖から転げ落ちる石とその法則性に言 及して,「もし,石が自然法則的に転げ落ち,下の人に当たったとしたら, その人は運が悪かっ たと考えるだろう。しかし,その石が人に当てる目的で投げられたものであるなら,投げた人間 に責任がある。崖から転げ落ちた石を見て,それが自然現象か,そうでないかは意志の有無によ る。」と述べている。帰属理論はこの考えから成立している。帰属理論の重要性は, しかし,そ の後の研究が責任性や性格の認知に発展したことにあるのではなく,原因と結果についての思考 の逆転にあり,コミュニケーションの目的に言及した点である。つまり,法則性の認知は発信者 が法則性について言及するのではなく,受信者が法則性を認知するのであり,それがコミュニケ ーションの目的であるという点である。すなわち,人間間のコミュニケーションの目的は,そのコミュニケーションの発信者がどのよ
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