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第 4 節 市民社会と女性の参加

60 C5 名前の読み書

融資(年)

⑬ 金額(タカ)

⑭ 返済額(タカ/1週)

⑮ 貯蓄(タカ/1週)

⑯ 活用方法

家族成員の生活状態

① 家族成員(年齢、識字・就学、職業)

② 援助との関係(FFWプログラム、VGFプログラム、JICA、

大洪水、その他)

③ 近隣同士での支援関係 (1) 1990年

① 2,000 タカ ④夫の店開業(Gau バザー ル、季節の野菜)

(2) 1992年

① 4,000 タカ ④ 前回同様(仕入額を増や し、利益上昇)、家禽購入

(3) 1993年

① 5,000タカ ④ 前回同様 (4) 1994年

① 6,000タカ ④ ポンプ購入

300タカ/1カニで貸出し、100カニ以上貸出 し

(5) 1995年 ① 7,000タカ ④ ポンプ設置 及びメンテナンス

(6) 1996年 ① 8,000タカ ④ 前回同様 (7) 2000年頃 ④ トラクター購入 (8) 最新-2005年5月

ⅰ エンタープライズ融資

① 5万タカ ② 1,265 タカ/週×44 回 (35-36回返済済み) ③ 90タカ/週×44回

④ トラクターメンテナンス

① 家族構成

長男 30 C8 バザールで店、男児4人、女児1人 二男 25 C7 プロジェクト

三男 23 C6 プロジェクト

四男 20 C5 トラクターの仕事、電気関係の仕事(1年) 長女 15 C6

② 援助との関係 なし

③ 近隣同士での支援関係 よく助け合っている

表5-31 : グラミーン銀行-メンバー同士での情報交換(2006年3月)

事 例

名前 年齢・就学

回答

1 J 50 C2 融資の活用方法。「どのようにしたら生活を向上させられるのか」と聞かれることが多い。

その都度教えたり、アドバイスしたりしている。

2 B 37 C2 融資の活用方法。「融資をどのように活用しているのか」と聞かれるので具体的な活用状況 について話をする。そして「あなたはどのように活用しているのか」と尋ねる。

3 R 45 不 「融資を受ける前と現在との違い、融資の活用状況、今後どのように生活を向上させたら 良いか」と聞かれることが多い。また、センター・マネージャーへの交渉(融資額の増大等) を依頼されることもよくあるので、その交渉を請け負っている。但し「自分たちでも融資 活用方法と生活の向上をよく考えて」とメンバーに伝えている。

4 Sh 55 C5 融資の活用方法。誰がどこでどのような活動をしているのか。どのようにしたら、融資を 有効に活用出来るのか等をメンバーに伝える。新しくメンバーになる人には「融資をどの ように活用しようとしているのか、活用・返済ともにきちんと行わないと他のメンバーに 迷惑がかかる。週に1度のミーティングにもきちんと出席するように」と伝える。

5 A 45-50 C8 子どもは学校に行かせるように。変なことをしてはいけない。返済義務を怠らないように。

返済未納は他のメンバーに迷惑がかかり、許してもらえなくなる。

6 Sm 40 C5 融資の有効な活用方法。融資は誰がどこでどのように活用しているのか。子どもの教育。

家庭教師費用等。

7 Ro 40 C9 融資の有効な活用方法。どのようにしたら生活を向上させられるか。

8 O 55 不 Struggling Member (回答なし)

9 Af 40 不 融資の活用方法。子どもの教育。就学させているかどうか。トイレの状態。木を植えるこ と。グラミーン銀行の融資には、教育融資等もある、その他。

10 K 45 (少し だけ就学)

ダウリーについて。「娘の結婚時にダウリーの支払いはやめましょう。息子の結婚時にダウ リーを要求するのもやめましょう」。その他「家はきれいにしましょう」等。

11 M 45 C5 「メンバーになって良かった」と確認し合っている。「メンバーになってから少しずつ現金 収入を得られるようになった。そのため、家族の生活が向上している。子どもたちにとっ ても良い学習の機会になっている。子どもの就学状況も良くなっている」。

注 : 事例1~11の番号は、表5-30の事例番号に対応している。

表5-32 : グラミーン銀行メンバー-子どもの識字・就学、子どもの労働に対する考え方(2006年3月)

事 例

名前 年齢・就学

回答

1 J 50 C2 子どもの頃、私自身が教育機会を喪失してしまったので、そのことを残念に思っている。

もっと就学を続けたかった。そのため、メンバーになる以前から、子どもたちは全員就学 させたいと考えていた。しかし、メンバーになる前は、教育費捻出が困難だったので不安 がつきなかった。子どもたち全員を就学させられたことを嬉しく思っている。

2 B 37 C2 融資を受ける以前は住居もなく、食費を捻出するのも大変だったので、教育のことにまで 考えが及ばなかった。ショミティ活動を通して、教育への関心や私自身のawarenessは変 化した。だが、長女はクラス8を終えて14歳で結婚させてしまった。相手がとても良い人 だった。しかし、娘の年齢を考えると悪いことをしてしまった、16条の誓いにも反するこ とをしてしまったと自分自身を責めることがある。他3 人の子どもたちはもっと勉強させ たい。物事を判断できる良い人間になって欲しい。あるいは、海外出稼ぎ労働に就いて、

より収入を得て欲しい。長女は医師になりたいという希望を持っているので、その実現の ために頑張りたい。また、子どもの労働は反対する。

3 R 45 不 就学しなければ、子どもたちは視覚障がいのようになってしまう。これからの時代は、男 女とも権利は平等。とりわけ娘たち3人(2006年3月現在全員既婚)には「女性でも男性で も権利は一緒。男性だから、女性だからと言わないで一生懸命やりなさい。男性に依存し なくても生きていけるようになりなさい」と何度も言って聞かせた。彼女たちは、寸法、

裁断も分かるようになり、二女は洋裁で現金収入を得ている。ただ、現在のような生活状 態であれば、もっと教育を受けさせられたのにと残念に思っている。

4 Sh 55 C5 1983年頃、経済状態が困窮していたころから、当時12-13歳だった長男を出稼ぎ労働のた めにパキスタンへと行かせてしまった。このことは後悔してもしきれるものではない。融 資を受け始めてから子どもの教育に熱心になった。二男、長女には家庭教師をつけ、2人は HSCを取得、二女はSSCを取得することが出来た。子どもの教育は勿論大切なこと。た だ、中にはどうしても勉強したくないという子どももいる。そのような子どもには何か技 術を身につけさせるべき。すぐに労働に出すのは良くない。まして子どもをメイドに出す ことも雇用することも絶対に良くない。その子どもの人生を駄目にしてしまう。

5 A 45-50 C8 メンバーになる以前から、男女を問わず子どもの就学は大切と考えていた(彼女の父親は 医師で、兄弟3人と姉妹2人は学士を取得)。子どもたち4人の中で、二女と長男はSSC を取得している。

6 Sm 40 C5 子どもの労働は反対。子どもが就学することは当然大切なこと。

7 Ro 40 C9 子どもたちには出来るだけ教育を受けさせたい。そのために、夫妻で精一杯働き、出来る 限りのことをするつもり。長女は17歳でクラス9に在籍している。絶対に早婚させない。

二男は12歳でクラス7に在籍している(順調に進級している)。 8 O 55 不 (貧困ゆえ、子どもたちを就学させられるような状況にはなかった)。

9 Af 40 不 融資を受けるようになってから、子どもの教育への関心が高まった。とりわけ、これから は女児の教育が大切だと認識するようになった。融資後、就学期にあった二女を就学させ た。長女、二女は大学まで進学させたいと考えている。

10 K 45 (少し だけ就学)

子どもは就学させるべき。

11 M 45 C5 当然のこととして、子どもは就学させるべき。

注 : 同上。なお、Struggling Member のOの世帯では、子どもたち全員が不就学となっているが、その他 の世帯では、子どもたち全員に就学経験がある。

表5-33 : グラミーン銀行メンバー融資活用を通して得られた現金収入の主な使途(2006年3月)

事 例

名前 年齢・就学

回答

1 J 50 C2 生活費、教育費 2 B 37 C2 生活費、教育費 3 R 45 不 生活費、教育費

4 Sh 55 C5 生活費、教育費(家庭教師) 5 A 45-50 C8 生活費、教育費

6 Sm 40 C5 教育費(長女の家庭教師)

7 Ro 40 C9 生活費、教育費 8 O 55 不 生活費

9 Af 40 不 生活費、教育費 10 K 45 (少し

だけ就学)

生活費

11 M 45 C5 生活費、教育費

注 : 同上。

表5-34 : グラミーン銀行メンバー-夫(未婚の場合家族成員)は何を喜んでいるのか(2006年3月)

事 例

名前 年齢・就学

回答

1 J 50 C2 妻が融資を受けてから生活が向上したこと。「最も大変な時期に妻がサポートしてくれた。

現金収入がなかった頃は苛々していたので問題が生じやすかった。家族全員が1日に3度 の食事を摂取し、子どもたち4人(男児3人、女児1人)を全員就学させることが出来た」(夫 による回答)。

2 B 37 C2 「勿論喜んでいる。グラミーン銀行は女性にしか融資を貸出さないのだから、夫たちは、

融資を活用したければ妻に頭を下げなければならない。妻の気持ちを理解することが大切」

(夫による回答)。

3 R 45 不 公平な規則の元で融資を受けられること。不誠実なマハジョンに頭を下げる必要がなくな った。それと同時に、賄賂も必要なくなった。

4 Sh 55 C5 夫妻で相談しながら経済活動を行うことが出来た。家族のwell-beingが向上している。マ ハジョンによる借金から解放され、自由に生活することが出来るようになった。海外出稼 ぎ中であった長男を除いて、子どもたち全員(3人)を就学させられたこと。そのうえ、二男 と長女がHSC、二女がSSCを取得出来たこと。

5 A 45-50 C8 融資を受ける以前は農業及び日傭の農業労働者として現金収入を得ていたが、融資を通し て唐辛子用卸市場貸出しを始めることが出来た。そして、以前よりも現金収入を得られる ようになった(元手となる現金を確保するためには、融資が不可欠であった)。その後、少 しずつ生活が向上してきた。

6 Sm 40 C5 公正な規則の元で融資を受けられること

7 Ro 40 C9 妻が融資を受けられるようになってから生活が向上したこと。子どもたちの就学継続(教 育費の捻出)について不安が減った。

8 O 55 不 家族で住める家屋を得たこと。生活の向上。(夫は他界)。

9 Af 40 不 行商の資金が増えたこと。生活の向上。

10 K 45 (少し だけ就学)

バザールでの仕入額拡大。以前は現金を借りる立場であったが、今では困っている人に小 額でも現金を貸出すことが出来る。生活の向上。

11 M 45 C5 メンバーになった後の生活の向上全てを家族全員が喜んでいる。夫妻の関係、家族の関係 がとても良くなった。

注 : 同上。

表5-35 : グラミーン銀行メンバー-家庭内での決定権や生活範囲の変化(2006年3月)

事 例

名前 年齢・就学

回答 ① 家庭内での決定権や生活範囲の変化

② 家族の生活状態の変化

1 J 50 C2 ①「この村の女性たちは本当に強くなった。女性たちで話し合いをしてどこへでも出かけ てしまう。いちいち夫に意見など聞かないで自分たちで決めている。これに対して、私は 妻によく相談するようになった。妻は今ではいろいろなことを理解していて、16年前と比 較すると随分と頼もしくなった。また、融資を受けるようになって生活が向上する中で、2 人の喧嘩はなくなった。夫妻の喧嘩は子どもが真似るので良くないことだと考えている」(夫 による回答)。

② 家屋建設(1998年頃)、屋敷地購入(2005年)、二男の海外出稼ぎ (2000年以降サウジア ラビア)、長男の海外出稼ぎ(2004年12月以降ドバイ)

2 B 37 C2 ① 以前は何も知識がなくてみじめだった。融資を受けるようになってから、私自身も現金 収入を得られるようになり、家族の食事回数が1日1回から3回へと変化した。そして、

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