BGP4( Border Gateway Protocol version4)機能とは、 AS(自律システム:同じポリシに従って運用されてい るネットワークの単位)間で経路情報を交換するためのルーティングプロトコル機能です。 BGP4機能は、 IP-VPNサービスで、信頼性の高いネットワーク構成を構築するために必要な機能です。
BGP4のセッションには、 EBGP( External BGP)と IBGP( Internal BGP)の 2種類があります。
EBGPは AS間で使用する BGPセッションで、 IBGPは同じ AS内で使用する BGPセッションです。
BGP4は、 TCPコネクションを確立し、 TCPコネクション上に BGPコネクションを構築します。 BGPコネク
ションは OPEN/ KEEPALIVEメッセージを交換することにより確立します。 BGPコネクションが確立すると、
お互いの装置がすべての経路情報を UPDATEメッセージで交換し合います。そのあとで、経路情報に変更がない 場合は、定期的に KEEPALIVEパケットで生存確認を行います。経路情報に追加がある場合は、UPDATEパケッ トで追加された経路情報だけを広報します。経路情報の削除がある場合は、 UPDATEパケットで削除された経路 情報だけを広報します。
IP-VPN網
エッジルータ エッジルータ
エッジルータ BGP4
BGP4 BGP4
AS
AS
AS
BGP4機能
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本装置でサポートしている BGP4機能は、以下の RFC( Request For Comments)に準拠しています。
• RFC1771:A Border Gateway Protocol 4(BGP-4)
本装置でサポートする BGP機能
項目 サポート内容
BGPバージョン バージョン 4だけをサポート BGPセッション EBGP、 IBGP
EBGPマルチホップ サポート
ルートリフレッシュ 受信だけをサポート デフォルトルート広報 サポート
BGPへの再配布 以下の経路情報の再配布をサポート
・インタフェース経路情報(ループバックインタフェースを含む)
・スタティック経路情報
・ RIP経路情報
・ OSPF経路情報
・ DNS経路情報
経路情報種別ごとに、再配布するかどうかを指定できます。
BGP経路の他プロトコルへの広報 RIP、 OSPFでの広報をサポート
フィルタリング 以下をサポート
・経路情報単位での透過/遮断
・特定の ASからの経路情報の透過/遮断
・経路情報単位での 属性設定 ( MEDメトリック値、ASパスプリペンド、 ローカル優先度)
再配布フィルタリング 以下をサポート
・経路情報単位での透過/遮断
経路集約 サポート
BGP4
BGPコネクションの確立
経路情報交換
生存確認
経路情報の追加
OPEN/KEEPALIVEメッセージ
UPDATEメッセージ(全経路情報)
KEEPALIVEメッセージ
UPDATEメッセージ(追加経路情報だけ)
UPDATEメッセージ(削除経路情報だけ)
TCPコネクションの確立 TCPコネクションの確立
BGPコネクションの確立
経路情報交換
生存確認
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経路情報の削除
BGP4機能
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• BGP4機能を使用する場合、定期的にパケットを送信します。このため、定額制でない回線を使用 している場合は、超過課金の原因となることがあります。このような環境では、 BGP4機能を使用 しないでください。
• BGPセッションで使用する WANインタフェースのインタフェース経路(ホストルート)を BGPで 広報した場合、 BGPセッションの接続・切断を繰り返す場合があります。該当するインタフェース 経路は BGPで広報しないように設定してください。該当しないインタフェース経路を BGPで広報 する場合は、以下のどちらかを設定してください。
- BGPにインタフェース経路を再配布しないで、広報するインタフェース経路を BGPネットワー クとして設定します。
- BGPにインタフェース経路を再配布し、該当するインタフェース経路を BGPフィルタリングで 送信を破棄するように設定します。
• BGP4機能は IPv4の場合だけ利用できます。 IPv6では使用できません。
• NAT機能と併用することはできません。
BR500S コマンド設定事例集「 2.5 BGPの経路を制御する( IPv4)」( P.94)
BR500S Web設定事例集「 2.5 BGPの経路を制御する( IPv4)」( P.232)
OSPF機能
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