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の分布

見かけの差

真の差

研究者にとって都合のよい方向に働くことがあるために、要注意

測定精度をあげる

対象者数を増やそうするだけでなく(それよりも)、

測定精度をあげよう(保とう)とする努力がたいせつ

対象者数と測定精度のバランスを考えよう

系統誤差(systematic error)を測定する

同時に、「真」を測定できる究極の測定法(

gold standard

)で測ってみて、

その差を比較する。

とても難しい。

そもそも、真など測定できない そこで、

「真」にかなり近いものが測定できる、とてもていねいな(めんどうな)方法 で測ってみて、その差を比較する

こういうことをやってくれた論文が存在すると、その後の人はとても便利 自己申告の体重

vs.

信頼度の高い体重計できちんと測定した体重

測定機器が高価ならよいというわけではないことにも注意!

自己申告より機械で測るほうがよい、とは必ずしもいえない。

測定誤差(

measurement error

偶然誤差(random error)と系統誤差(systematic error)

4-4

● ●

● ● ●

■ ■

■ ■

偶然誤差 系統誤差 真値(的)はわかるか?

大きい 小さい 調べる数が少ないうちは的がわからない。たくさん 調べればわかる。

小さい 大きい たくさん調べてもわからない。 的ではないところ を的だと誤解してしまう危険が大きい。

【的】

ここを知りたい。

×

×

ここが的のよう に見えてしまう。

怖いのは後者

収縮期血圧でみられた差

どのように利用するか?

次の調査設計をどのようにするか?

人数 平均 標準偏差 人数 平均 標準偏差

男性

40-49歳 288 119.5 1 3.0 184 128.3 14.0 50-59歳 286 121.3 1 3.1 278 133.7 17.5 女性

40-49歳 291 112.0 1 2.8 346 122.0 17.4 50-59歳 280 116.3 1 4.7 472 131.8 18.8 INTERLIPID( 1 9 9 7 - 8 ) 国民健康・栄養調査(2005年)

#15387. Ueshima H, et al. J Hum Hypertens 2003; 17: 631-9.

血圧は低ければ低いほどよい。なぜか?

至適

正常

正常高値

Ⅰ度高血圧

Ⅱ度高血圧

Ⅲ度高血圧

-79 80-4 85-9 90-9 100-9 110- (mmHg) -120

120-9 130-9 140-59 160-79

180-高血圧治療のガイドライン2009(日本高血圧学会)

拡張期血圧

収縮期血圧

高血圧は痛くない。痛くない病気ほど怖い。

放っておかれるから。そして、いつのまにか進むから。

生活習慣病のほとんどは「痛くない」

測定

行政調査の精度管理は、研究目的の研究よりもむずかしいことが多い。

行政調査に無理を押し付けてはならない 精度管理の問題点を理解してから使うこと

(そこにデータがある、国民代表性がある、大規模、という誘惑に負け てはいけない)

■アメリカの国民健康栄養調査( NHANES

)では、測定法に関す る詳細なレポートが公開されている。

日本でなぜこれができない(むずかしい)か、考えてみよう

過小申告

成人男性における 国民健康・栄養調査で得られた年齢階級別のエ ネルギー摂取量の平均値と日本人のための食事摂取基準(2010 版)の推定エネルギー必要量(身体活動レベル:ふつう)の比較

無視できない系統誤差は、

いろいろな測定で起こる。

要注意!

しかし、

同時に、「実施可能性」

も考えるべき。できない 理想を押しつけてはなら ない!

2650 2650

2450

2147 2162 2200 2200

1984

1950 2000 1950

1685 1730 1777 1700

1634 1500

2000 2500 3000

1829 3049 5069 70歳以上

EER男性 NNS男性 EER女性 NNS女性

二重標識水法で測定 対象者による食事記録法

過小申告(系統誤差)の存在を知ること、認めることが大切。

調査法や調査者を批判してはならない!

#2870. 平成19年度児童生徒の食事状況等調査報告書. 独立行政法人日本スポーツ振興センター. 142学校安 全部食の安全課. 2009.3.31.

給食のあった日 給食のなかった日

1日間の食事記録法

348 403

kcal/日

推定エネルギー 必要量(EER 20

10

0

どのように解釈し、利用するか?

中学生男子

1327

人?)

給食のない日の摂取量

(観察値)の分布は給食 のある日よりも広い

しかし、それが真である か否かはわからない

解釈と対策に及ぼす測定誤差(系統誤差)の影響