7 dbKona の使い方
WebLogic 多層フレームワークへのアクセス メソッドとして機能します。
WebLogic では、 WebLogic jDriver for Oracle などの単一の JDBC ドライバを使用
して、WebLogic Server から DBMS への通信を行います。
dbKona は、多層環境でデータベース アクセス プログラムを作成する場合によく
使用されます。dbKona オブジェクトを使用すれば、ベンダにまったく依存しな いデータベース アプリケーションを作成できるからです。dbKona およびWebLogic の多層フレームワークは、ユーザに意識させずに、複数の異種データ
ベースからデータを取り出すようなアプリケーションに特に適しています。WebLogic と WebLogic JDBC サーバの詳細については、
『WebLogic JDBC プログラミング ガイド』を参照してください。
dbKona と JDBC ドライバの相互作用
dbKona は、DBMS への接続とその維持を JDBC ドライバに依存しています。
dbKona を使用するには、JDBC ドライバをインストールする必要があります。
WebLogic jDriver for Oracle のネイティブ JDBC ドライバを使用している場
合は、『WebLogic jDriver for Oracle のインストールと使い方』にある説明に 従って、使用しているオペレーティング システムに適した、WebLogic 提供 の .dll、.sl、または .so ファイルをインストールします。
WebLogic JDBC ドライバ以外の JDBC ドライバを使用している場合は、そ
の JDBC ドライバのマニュアルを参照します。
JavaSoft の JDBC は、BEA が jDriver JDBC ドライバを作成するために実装した
一連のインタフェースです。BEA の JDBC ドライバは、Oracle、Informix、およ び Microsoft SQL Server 用のデータベース固有のドライバの JDBC 実装です。dbKona でデータベース固有のドライバを使用すると、パフォーマンスが向上す
るだけでなく、プログラマは各データベースのすべての機能にアクセスできま す。dbKona の基礎部分ではデータベース トランザクション用に JDBC が使用されて
いますが、dbKona を使用することによって、データベースへのより高レベルで 便利なアクセスが可能になります。dbKona の概要
dbKona と WebLogic Event の相互作用
dbKona パッケージには、ローカルまたは DBMS 内でデータが更新されるとき
に、WebLogic Event を使用してイベントを(WebLogic 内で)送受信する「eventful」クラスが含まれています。
dbKona アーキテクチャ
dbKona では、データベースに存在するデータの記述および操作に、高レベルな
抽象化概念が使用されます。dbKona のクラスは、データを検索および変更する オブジェクトの作成と管理を行います。特定のベンダのデータ保存方法や処理方 法に関する知識がなくても、アプリケーションでは一貫性のある方法で dbKona オブジェクトを使用できます。dbKona アーキテクチャの中心的な概念は、
DataSetです。
DataSetには、クエ
リの結果が含まれます。DataSet
を使用すると、クライアントサイドでクエリ結
果を管理できます。プログラマはレコードを 1 つずつ処理するのではなく、クエ リ結果全体を制御できます。DataSet
には
Recordオブジェクトが含まれています。さらに各
Recordオブ
ジェクトには 1 つまたは複数の Valueオブジェクトが含まれています。
Record は、データベースの行に相当し、Valueはデータベースのセルに相当します。
Value
オブジェクトは、DBMS に格納される場合の自身の内部データ型を
「知っています」。しかし、プログラマはベンダ固有の内部データ型を気にせず に、一貫性のある方法で Value
オブジェクトを使用できます。
DataSet
クラス(およびそのサブクラス
TableDataSetと
QueryDataSet)のメ ソッドを使用すると、高レベルで柔軟な方法でクエリ結果を自在に操作できま す。TableDataSetの変更内容は、DBMS に保存できます。この場合、dbKona
では変更したレコードについての情報が保持され、選択的に保存されます。これ により、ネットワーク トラフィックおよび DBMS のオーバーヘッドが減少しま す。また dbKona では、プログラマがベンダ固有の SQL を気にする必要のない、
SelectStmt
や
KeyDefなどのオブジェクトも使用できます。これらのクラスの
メソッドを使用すると、dbKona によって適切な SQL が作成されます。ベンダ固 有の SQL についての知識が不要な上、構文エラーも減少します。その一方で、7 dbKona の使い方
ドキュメント内
WebLogic JDBC プログラミング ガイド
(ページ 103-106)