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ドキュメント内 Microsoft Word - 別冊資料.docx (ページ 30-37)

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従って、Donkeyは、BambiとPonyの開示で定義され、DonkeyがSTE製品を展開す ることを決定した時に受け入れた方針に従い、法廷で設定された対価を持ったライセンス 実施権者と見做される。

当事者の意向を解釈する時に、Bambi とPony は標準作成・推敲に参画したことを忘れ てはならない。彼らの意向は、彼らの技術が標準に盛り込めていることを確認することで あり、そのことが、彼らが上記の申告を行った唯一の理由である。

Donkeyに関して言えば、ライセンスの承認がはっきりすることなくしては、新規にSTE

製品を開発しなかったであろう。また、そのことが非差別的か正当かを確認する有効な見 込みもなしに、Ponyが価格を押し付けることは受け入れられない。

この文脈を検討すると、当事者は困難な場合には審決での価格決定に暗黙の裡に契約す ると思われざるを得ない。

当事者が合意しない価格を法廷が決める権限は、フランスではen bancを調べたCour de cassationの4つの決定に認められた。

1.2. 差止め命令は独占禁止法でも拒否される。

ライセンス契約がなくても、Pony の差止め命令の要求は、欧州連合(EU)の機能に関 する協定の102条の解釈で、優越的地位の濫用を構成するため、却下されるべきである1

第一に、特許X及びYは必須な特許であるので、これらの特許を実施することなく、ヨ ーロッパのSTE市場に参入するのは不可能である。このことは、Pony4 STE技術がヨーロ ッパ市場で優勢な位置を占めていることを意味する。

1 102条項

内部市場またはその実質部分での市場優勢者の、一つまたはそれ以上の委譲内容による全ての悪用は、加 盟国間の貿易に影響する限りにおいて内部市場と相容れないため、禁じられる。

このような悪用とは、特に、下記の内容を指す。

(a) 直接または間接的に、不公平な購入または販売価格、または不公平な貿易条件を課すること

(b) 生産または市場または技術改良を制限し、消費者に不利益をもたらすこと

(c) 同等の取引に異種の条件を別の貿易当事者と適用し、競争力の不利をもたらすこと

(d) それらの性質上、或いは商慣習に従えば、この契約内容と結びつかないような契約内容の結論を 追加債務の当事者に受入れさせること

30 第二に、Ponyは優越的地位を濫用した。

▶裁判に持ち込まれる以前に Pony が要求していた特許使用料、つまり、特許 1 件当たり

Donkeyの販売額の1%の特許使用料は、下記の理由で公正でもなく、正当でもない。

・特許X及びYは、この通信標準2だけで(タブレットの他の機能をカバーする数百の特 許を考慮せずに)、Donkeyの4 STE の販売価格の500%の全特許使用料を意味する、500 件ものSTE標準をカバーする特許の中の、たった2件に過ぎない。

・その1%の特許使用料が、Donkeyだけでフランスでは200万米ドル、5ヶ国では1,000 万米ドルとなるであろう。競争相手の販売まで考慮すれば、その倍の値となり、Ponyが行 っただろう投資に不相応な総額となろう。

・特許使用料の要求料率は、Pony の対抗相手が市場に参入し、Pony3と競争するのを不可 能にするであろう。

▶更に、Ponyが要求している特許使用料は、差別的である。Donkey の要求にも拘わらず、

Ponyは第三者に認められるライセンス事項の開示を受け入れなかったためである。

反対に、Donkeyの態度は正当である。

▶DonkeyはPonyに対して、逆提案で応じた。

▶逆提案の特許1件当たり0.0005%の値は、Ponyの第三者へのライセンス事項に関する参 照がなくても、公正かつ正当なものであった。

上記の説明は、EU法務官が2014年11月20日にC 170-4 Huawei 対 ZTE.の訴訟で出 した見解に合致している。

その結果として、Pony の差止め命令の要求は却下されるべきであり、Donkeyは法廷で 決定されるFRAND対価でライセンスを承認され、遡って適用されるべきである。

2. 特許使用料率の決定

Ponyの要求を以下に纏める。

▶訴訟以前の要求として、特許1件当たり1%

▶判決が下って執行までは、遅れた支払によって生じた損害額を補償すべく、この料率の

2 500件の特許中の470件がSTE標準に関わっているのは任意の機能であると、Ponyが強く主張したの は間違っている。この説明は証拠に基づいていないし、これらの特許全てはSTE通信標準に必須であって、

この通信標準に従うタブレットにこれらの特許は必ず実現されていると申告されている事実と矛盾してい る。

3特許Xに対してBambiへ支払った価格はこの面で適切な参考となろう。

31 100%を増額

Ponyの論証には従うことができない。

特許1件当たり1%の料率がFRAND特許使用料よりかなり割高であることは、上記の説

明の通りである。

法廷で Donkey が作成した経済専門家の報告書(Donkey の提出書類 No.1)を基に、

Donkeyは次のように主張する。もし、Ponyが第三者から特許使用料をかなり高い料率で

得たことを認めないなら、特許1件当たりのFRAND特許使用料率はDonkeyの4 STE価 格の0.0005%を越えてはならない。

▶タブレットは数多くの機能を含み、それぞれの機能は幾つかの部品を必要とするので、特 許使用料率はそれぞれの機能別に計算すべきである。(さもないと、他の機能のそれぞれを カバーする何百の特許を考慮することが必要となるであろう4。)

▶STE通信機能では、タブレット1個当たり15米ドルの部品を必要とする。

▶STE 通信機能に関する部品の販売に支払われるべき全特許使用料は、(この領域での慣例 に従い、包括的な料率は製品全体価格の5%より高くしないために、必須な特許の集まりで カバーされる他の機能毎に類似の料率を適用すべきであることを考慮すると)、5%を越えて はならない。

▶このことは、STE通信機能5に関する500件の必須特許に対する特許使用料率は、タブレ ット1個当たり0.75米ドルを意味する。(15米ドル×5%=0.75米ドル)

▶このことは、特許使用料率は、タブレット1個当たり、特許1件当たり0.0015米ドルを 意味する。(0.75米ドル/500=0.0015米ドル)

▶このことは、製品価格全体(300 米ドル)での特許使用料率は、特許 1 件当たり 0.0005 米ドルを意味する。(0.0015米ドル=300米ドル×0.0005%)

▶この料率は、Donkeyの4 STEの販売額は全世界販売額の半分以下に過ぎないため、全世 界に販売されたタブレット全てを基にしてPonyが受け取る全金額を考えれば、正当な値で ある。

[フランスで、0.0015米ドル×1億タブレット+フランス以外で、0.003米ドル×4億タブレ ット)×2=170万米ドル]

もう一つの対抗相手からはもっと多くを得るための別の契約を Pony が作るであろうこ とは疑いがない。

4 Donkeyの提出書類No.2:同じタブレットの様々な機能をカバーする特許リスト

5脚注2 を参照のこと。

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Donkey4 STE (300米ドル)とDonkey 4 Wi-Fi(200米ドル)の価格差100米ドルに 基づく代替案でも、似通ったライセンス料になるだろう。

▶この価格差100米ドルで、Donkeyの利ざやは8米ドルを越えないことは、Donkeyが作 成した経済専門家の報告(Donkeyの提出書類No.1)で示した通りである。(Donkeyの利

ざやが 4 STE 価格の 90%、270 米ドルになると仮定しても、STE 販売と展開のために

Donkeyが成した投資や費用を、Ponyは考慮していない。)

▶製品の全特許使用料率は、利ざやの25%、この場合には2米ドルを越えないだろうことは、

通常認められている。

▶この2米ドルの全特許使用料は、500件のSTE特許で分けるべきであり、つまり、タブレ ット1個当たり、特許1件当たり0.004米ドルを意味する。(2米ドル/500=0.004米ドル)

▶この値は、タブレット1個当たり、特許1件当たり、Donkeyの4 STEの販売価格の0.0013%

を意味する。(300米ドル×0.0013%=0.004米ドル)

遅れた支払を補償すべく契約料率は100%増額すべきであると、Ponyは証拠もなしに強 く主張している。

Ponyの要求は不当であるため、この遅れた支払を、Donkeyは負うことはできない。

Donkeyが、伝えられるところでは、必須な他の5件のSTE特許の保有者と8米ドルで、

つまり、1特許・製品当たり1.6米ドルでサインしたというライセンス契約を、Ponyは徒 に引用もしている。

この契約は適切ではない。なぜなら、Ponyが要求している料率が差別的かどうかを評価 するのに妥当なのは、Ponyが認めるライセンスだけである。

更に、Donkeyは、契約した金額は5件の特許の権利だけでなく、実質的なノウハウをも 補償していることを示す、この契約の追加部分も開示している。

3. 損害額の決定代替案

法廷が差止め命令を認め、損害額を算定しなければならないならば、法廷は「この特許 の譲渡書がフランスの特許登録簿に記録されるまでは、特許 X の如何なる権利に就いて Ponyは主張することはできない」ことに最初に注目するであろう。

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このことは、特許保有者の同一性を変更する行為は、フランスの特許登録簿に、第三者 に対し強制力があるように登録されていなければならないとする、フランス知財法の L.613-9条項の結果である。

強制力がある全ての特許に対して、Pony の失った利益は、上記で算出した、失った

FRAND特許使用料に相当する。

Ponyの持つ必須な特許は、対抗相手が必ず無過失で使うことをPonyは承知していて受 け入れたのであるから、必須でない特許に対するフランス法廷の判例法に反して、この

FRAND特許使用料率には、如何なる増加も加えてはならない。

特許が有効と判断する決定が下される前には如何なるライセンスにも、Donkeyはサイン せずに、その結果として、無効な特許の基でライセンスを取るリスクを避けた事実を考慮 に入れて、特許使用料率を増やすべきであると、Ponyが強く主張したことは間違っている。

ライセンス実施権者が、ライセンスされた特許の有効性を要求する権利を持ち、有効な特 許にのみ支払うのは正当なことである。そうでないと、無効な特許が、消費者に対して結 果的にみだりに高すぎる価格となってしまう。

更に、「Donkeyが特許X及びYで追加の利益、つまり、222万米ドルを記録した」と、

Ponyが強く主張したことは間違っている。上記のように、Donkeyの4 STE (300米ドル)

とDonkey 4 Wi-Fi (200米ドル)の価格差100米ドルの利ざやは、製品1個当たり8米 ドルに過ぎない。

道義的損害額に対するPonyの1,000,000米ドルの要求も、法廷は同じ理由で却下すべき である。

ドキュメント内 Microsoft Word - 別冊資料.docx (ページ 30-37)

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