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テ ー プ・ レコー ダーを利用す る国語学習指導
て音声 を録音 あ るい は再生す る こ とが有効 な場面 を検討 したか らで ある。
テープ ‐レコー ダーす なわち話す ことの学習での利用 と短絡 しない点 に、平 井 らの研究か ら学ぶ ものがあ る。テープ・ レコー ダーの機能 を もとに国語科 教育 の場面 を再検討 した、 い うな らばテー プ ‐レコー ダー とい うメデ イア に よって国語学習場面 の再構築 を企てた とみ ることがで きる。 また、事実 F国 語学 習 とテー プ・ レコー ダー』 にはそれ まで指 導が困難 で あ った領域 や新 し い観点 による国語学習が盛 り込 まれている。 この点 において、機器の性能の 古 さに よる制約 な どはある ものの、注 目すべ き研 究 であ る。
2
「皿
テープ・ レコーダーを使った国語学習の実例」は
4領
域の学習場面 によって、実践研究 を整理 している。「
1.話
す ことの学習の実例」では、多彩な学習場面での利用が模索 され ている。長谷川の「話 しコ トパの学習」では、話 しかたの基礎学習 として、毎 日の話 し合いの録青 をもとに児童 らが自らの話 しことばの生活を検討 し自 党する学習 をお こなっている。客観的にとらえることが難 しい自分 自身の話 しかたや態度 を、テープ・ レコーダーを使 うことで しっか りと認識 させ るこ とがで きている。
「 じょうずな話 しかた と聞 きかた」で小沢は、学習の目標 を、話す こと、
聞 くことの生活について反省 しその重要性 に気づかせ「言語の音声的な効果 についての批判力 をのば」す こと、 また「効果的な聞 きかたの根本」 を理解 し「人の話 を聞いて重要なところをメモすることがで きる」 ことにお き、
「
1.話
の内容 をつかむ練習」「2.1順序だてて話す練習」「3.身
近かな話 をまとめる練習」「4.一つの課題 について感想発表 をする練習」「5.メ モを取 る練習」の学習場 面を設定 している。「3.身近かな話 をまとめる練習」
では、
‐人ずつ身近な話題で話 し録音 をとり、それを聞 き返 して話の推敲 を おこなっている。 また、は じめ、2回日、3回日と録音 を開かせることで、
自身の話 しかたの工夫 に対する自党 を促 している。
「グループの話合いの導入」では、討議の学習の導入 として、話 し手の交
代 の練 習 と話 し合 いへ の興 味 付 け をお こな ってい る。 グルー プ単 位 で お も し ろい話 題 を選 び、一 人ず つ 順 に話 して続 き話 をす る活動 を録音 し聞かせ て い る。「 こ とばの練Èと して相 当 効果 が あ」 っ た と述 べ て い る.
浅川の「劇を しましょう」 は、 日常生活の劇化や演技力、演劇の鑑賞批評 力の育成 を日標 としている。セ リフの読み合わせ を録青 し検討する学習を繰 り返す中で、「自己評価する場合に客観性がでて」 き、「子 どもが自分の声、
読み、話 し合いなどに対する態度が変わると共 に、興味 と関係を持つ」 よう になった。 さらに日常の会話で も、相手の立場 を考 えて話す態度が育 った と いう。
「 4月 の校内放送で」は、国語 と青楽の学習 を総合 した放送劇の練習 にテー プ ‐レコーダーを利用 している。練習の能率 を高め話 しかたの技術 に日を向 け させ るには、「自分の声を自分で聞 く、今話 したことをす ぐ聞 く、 自分で 考 える」 ことが指導者の助言 より有効であろうという見通 しによる。その結 果 「話 しかたの技術の能力 を、のば してい くことがで き」 たが、「話す内容 については全然効果が」な く、「内容 についての反省の機会を与えるテープ・
レコーダーの使用が考ぇられなければ」 ならない としている。
「話 しコ トバの しつけ」で山本は、体み時間の子 どもたちの自由な会話 を 録音 し教材 として 「自分たちのコ トバに対 して自党 と反省 を持たせるため」
の授業 をお こなった。「単に観念的によいコ トバを使い ましょうとい うよう な申 し合わせだけではなかなか効果 をお さめにくい」題材 を「なまのコ トバ をテープ・ レコーダーに再生 してやること」で「話 しコ トバの実体 について 反省すべ きものを感 じと」 らせることがで きたと述べている。
「
2.聞
くことの学習の実例」では、なかなか指導 しに くい聞 くことの学 習 をテーブ・ レコー ダーを利用することで意欲的に開拓 している。「音 を聞 きわける学習」 で手塚 は、ユニー クな授業 を構想 している。教科書の教材「なきごぇ」(二葉「 こくごのほん 1年 中」
)に
取 リトげ られている動物の鳴 き声 を録音 し、発展学習の教材 にし、 さらに楽器や話 し声など子 どもたちが 興味 を持 ったものを録青 してそれぞれの音 を聞 きわける学習 をおこなってい る。「耳の間 きわける能力の基礎的訓練」であ り、テープ・レコーダーの特‑66‑
テープ・レコーダーを利用する国語学習指導
性 を生か した実践である。
「音声 を聞 きわける学習」 も聞 きわける能力の基礎的訓練であって、範読 や子 どもたちの音読 を録音 し比較することで、発音やアクセ ン トなど音声言 語 自体への認識 を深め、「 自分のそれを自党 させる意味 において も」有用で あるとまとめている。
「正 しく聞 きとる学習」では、正 しく聞 きとったときに一定の行動が とれ るような指示文や説明文の音読 を録音 し、正確 に聞 きとる練習をしている。
テープ・ レコー ダーを使用 しているのは、「同 じ調子で発間が繰 り返 される こととその間教師は常 に子 どもの動 きをこまか く観察 してメモすることがで き」 るからである。
「聞きながら大意をとる学習」でも、教材の録音を繰 り返 し聞かせる中で メモを取 り、それを整理 して大意をとらせる練習をしているが、ここでも同 一の教材を繰 り返 し提示できる点と教師が子どもたちを丁寧に見てまわるこ
とができる点にテープレコーダ利用の利点を認めている。
山本の「聞きながら要項を筆記する学習」は、「聞 く態度、書 く姿勢、鉛 筆やベンの持ちかた、字の大 きさや形、誤 り、要項の内容」に対 し最も効果 が Lが るよう「その場に即した的確な指導」をひとりひとりにするため、教 材提示はテープ・ レコーダーを使用 し、教師は子どもたちの個別指導に徹底 することができるようにしている。聞きながら書‐くという活動はなかなか難 しく、「これに対する指導はよほど考えてかからなければ効果をおさめるこ とはできない。テープ・ レコーダーはこういう場合に、受持教師の良き助手 として利用されるであろう。」と述べている。
手塚は「批判 しながら聞く学習」で、録音 した子 どもの朗読を教材にし、
くり返 して開きながら、「じょうずな言いまわし、美 しいコ トバ」「 もうちょっ となおしたいコ トパ」に目を向けさせつつ内容理解の学習をおこなっている。
読むことの学習での読みなお しに相当する活動でテープ・ レコーダーを使用 し、何度も聞きなお して内容理解や鑑賞を深めている。話 しことばでの鑑賞 批評の授業を構想 しているのである。
「自分の立場で組織 しながら聞 く学習」では、長文の教材を録音 し、「何
の 目的で聞 くのか をはっ きりつか ませ るような」 問題 を印刷 して配布 し、 こ れ を聞 く手引 きとしなが ら、 メモを取 りつつ聞かせ ている。
2度
聞かせ 、内 容 の把握 を もとに各自の意見感想 をまとめ させ て、言1論 に移行 す る。討論 も 録 音 し、それ を もとに子 どもた ちな りの提 案 をお こな うように学習 を進めて い る.「3.読むことの学習の実例」では、音読での利用以外にも有効 な学習場 面を求めている。「普通の音読の技術の練習」で橋本は、児 童が自分の読み を意識化する手だて としてテープ・ レコーダーを利用 し、声量や速 さ、拾い 読みや ことばの加除に対する指導 をお こない、「テーブ・レコー ダーを使用 することによつて、お 互いに注意 しなが ら楽 しく、正確に音読の学習がで き るようになった。」 と述べている。
秋谷は「教師の範読を与える」で、範読を録音 して使用することの効果に ついて、範読 を聞 く子 どもたちの丁寧 な観察がで きること、音読指導の個別 化に活用で きることをあげている。子 どもたちにテーブ・ レコーダーを操作 させ範読 を学習資料 として自在に利用で きるように し、その結果「再生 され る範読 にちょうしを合わせて読んでなるというような くふ うをする子 もあら われて」 きたのである。
「読書指導 にテープ・ レコーダーを」で林は、 ξ読の技術 に対 してではな く、読後感の内容 を検討 し深めてい く過程でテープ・ レコーダーを使用 して いる。断片的な読後感の発表を録青 し再生 しつつ話 し合 うなかで「感想の断 行 にす ぎなかったことがお 互いの話合いによつて、 さまざまの考ぇ方に発展 し、批判 され、 うつ1,かわって」い き「話合いの再生を静かにきいた後、書 かれた
2度
日の読後感は、読後感 としての深 まりを持 ち、文章 としての形 も ととのってきた」 と述べている。「読めない子 どもを読みにさそ う」で下沢は、なかなか読 もうとせず、 ま た青読の能力 も低い子 どもに、読むことへの動機付 けをお こなお うとして テープ・ レコー ダーを利用 している。人前で本 を読んだことのない子どもが、
日新 しい機器 に興味 をいだき、た どた どしくとも友達の 音読が再生 されるの を聞いて、読む意欲 をか き、アてられた。録音するとい うそれ までにない読 む
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