リトリーブ車とはグライダーを地上で移動させたり、ウインチの索を引き出したりする車両のこ とです。板倉滑空場での車両使用のルールを理解し、安全な運用に努めてください。
7.1.1. 滑走路は時速20km以下で走行すること
板倉滑空場のフィールドは草地で未舗装、凹凸が多くあります。そこを高速で走行することは、
公道の舗装路面を走行する以上に危険が伴います。危険を避ける唯一の方法は走行速度を落と す事です。時速20 kmというのは、「すぐに止まれる速度」の目安です。この速度での走行を 厳守してください。
7.1.2. 急発進、急ブレーキ、急ハンドルをしない
公道での運転と同じです。悪路走行であることを考慮し、滑走路の草を傷つけないためにも、
時速20km以下を守れば、そのような状況にはならないでしょう。
7.1.3. リトリーブ帯を走行する
リトリーブ車は滑走路内で作業をするとき以外、滑走路のリトリーブ帯のみを走行できます。
7.1.4. 滑走路には長く留まらない
滑走路は離着陸する機体のために常に開けておく必要があります。リトリーブ車が滑走路内に 存在することは危険を伴います。滑走路内での作業がすみ次第、速やかに退出しましょう。
7.1.5. 滑走路に入るときには、離着陸中の機体の有無を確認
滑走路に着陸しようとしているグライダーや、離陸滑走中の曳航機は、直ぐに停止出来ない、
進路変更ができない等、自動車ほど器用に地上を走行できません。しかも速度は時速100km 以上出ている事があります。不用意な滑走路への進入は、これらとの衝突を招き、重大な事故 の原因になります。リトリーブのために滑走路に進入する場合は、離陸しようとする機体(プ ロペラが回っている、衝突防止灯=anti collision lightが点灯している、グライダーの翼が水平 になっている)、進入中の機体(ベースレグ、ファイナルアプローチを飛行する機体)が無い かを確認してから滑走路に進入してください。
7.1.6. 運転席、助手席の窓は常に開けておく
リトリーブ車にはモニター用受信機はありますが、ピストや周囲の人々からの指示をいつでも 聞けるように、常に窓は開けて下さい。
7.1.7. 水溜り、ぬかるみの走行は避ける
雨のあとは滑走路に水溜りができますが、
乾燥を早めるため、また路面が荒れるのを 防ぐため、水溜りやぬかるみを走行するこ とは出来るだけ避けてください。
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7.1.8 着陸したグライダーのリトリーブ 1) 滑走路を斜めに横切らないこと
着陸した機体を回収するために、リ トリーブ車で滑走路を走行する際は 滑走路内を長く走行しないように、
土手に沿って移動し、安全を確認し た後、機体へ向かってください。
→ 2) トウバーとウイングドーリー G103専用とアステア専用があり、リ
トリーブカーに搭載を掲示してある。セットするのにはコツが要るので、経験者から教わる事。
→ 3) 牽引速度
機体に無理な力を加えないように、時速20km以下でゆっくりと走行する。トウバーで牽引す る場合、ウイングドーリーが跳ねないような速度で走行する。ロープで牽引する場合、翼端保 持者をよび機首保持者の速度に合わせて走行する。
7.1.9. 機体の土手越えと格納庫への搬入
1) 台車
機体を牽引し、土手越えをするためには、
その機体専用に用意された台車を使います。
2) 土手を越えるときには翼端保持者を見ながら
土手を越える際、土手の斜面を歩行する翼端
保持者に大きな負担がかかります。足場が悪いうえに、翼を持っています。常に転倒の可能性 があります。翼端支持者に細心の注意を払い 最低速度で運転してください。
→ 3) 常に翼端を確認
格納庫~滑走路間を搬送する間に、看板、堤防、格納庫そばに駐車している車両などが翼と 接触する可能性があります。
4) 強風時
5) ハスキー、ディモナの土手越え時、牽引車の運転は認定者が行う
土手越えおよび格納は機体を損傷する可能性 が大きいため、運搬に熟練した認定者が行う事 になっています。
6) 歩行者、自転車、一般車両優先
土手上にはサイクリングロードが有りサイクリング、散歩などを楽しむ人が頻繁に利用してい ます。また土手の外側には一般道があり、地元の人の車両が通行しています。サイクリングロ ードおよび一般道を横切る時は必ず一時停止して、安全を確かめてください。
→ 7) 格納庫への機体の搬入
牽引車はハンガーゲート直前で 90 度ターンして 停止する。(ハンガー内へは乗り入れないこと)
台車を離脱し、牽引車が移動したのち、両翼端 に人員を配置して人力で機体をハンガー内へ入 れる。ハンガー前ヤードは緩い下り傾斜となって いるので、ゲートから離れた場所で一旦牽引車 を離脱する場合、人員を配置してブレーキをかけ ながら慎重に離脱し、チョークをかけておく。
7.2. その他の車両
7.2.1. ピストカー
ピストカーはマイクロバスを改造した車両です。
車体の後部に木材の棚と風よけ、屋根にアンテナ と可倒式日よけを取り付けてあり、バランスの悪 い状態になっています。土手越えや、滑走路での 走行時に車体の揺れで、破損する可能性もあるの で、時速10km以下で慎重な運転をお願いします。
(走行時、吹き流しは降ろしてください)
7.2.2. 燃料車
→ 燃料車には航空用ガソリン(赤色ドラム缶)と モーターグライダー用ハイオクガソリン
(青色ドラム缶)やオイルが積まれているで、
火気に十分注意してください。燃料補給の ため航空機に近づく時はプロペラが停止し、
航空機のマスタースィッチがOFFになって いることを確認し、機体に接触しないよう に慎重に接近、停止してください。燃料補 給中は燃料車のエンジンを切り、補給終了後 は航空機の燃料キャップ およびドラム缶の キャップを確実に締め てください。駐車位
置はピストから離れた場所(夏季は木陰)にしてください。
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