1 教育研修事業
2010年度の教育研修事業は、当初、別表の 通り78コースの研修講座の実施を予定してい た。しかし、東日本大震災の影響により「全 国消費者フォーラム(3月23日開催予定)」
を中止し、77コースの実施となった。
地方消費者行政の充実・強化への支援のた め、消費生活相談員研修「専門・事例講座」
(相模原の研修施設において実施)のコース 数を増やした。また、全国各地で「消費生活 相談員養成講座」(6か所)、「専門2日コー ス」(8か所)、「消費生活相談基礎講座」(5 か所)等を実施し、地域における研修講座の 充実を図った。
⑴消費者行政職員研修
消費者行政の推進に必要な知識の習得を目 的として、8コースを実施した。
管理職及び一般職員を対象とした講座で は、「消費者政策をめぐる最近の動向」「消費 生活相談に必要な法律の基礎知識」等に関す る講義のほか、地方消費者行政の充実・強化 における課題や取り組み等についてグループ 討議・全体討議を行い、受講者間の意見交換 を図った。
「消費者教育に携わる講師養成講座」で は、消費者啓発の手法を基本から学ぶ基礎編 と講義の実演等を含む実践編を実施した。
「 消 費 生 活 相 談 早 期 警 戒 情 報 シ ス テ ム
(PIO-ALERT)研修」では、同システムの
6.教育研修事業
効果的な運用のために必要な知識・操作方法 の習得を目的として、講義や実習を行った。
⑵消費生活相談員養成講座
前年度同様、地方消費者行政の充実・強化 への支援として「消費生活相談員養成講座」
を、全国6か所で実施した。「基礎コース」
「実務コース」(各2週間、計4週間)で構成 し、全会場の受講者総数は507名であった。
また、社団法人全国消費生活相談員協会と の共催により「消費生活専門相談員育成支援 コース」を全国10か所で実施した。
⑶消費生活相談員研修
消費生活相談の解決に必要な専門知識や技 法について講義やケース・スタディにより習 得することを目的とした「専門・事例講座」
(相模原)では、「契約トラブルと被害救済」
「インターネット・電話関連の消費者トラブ ル」「金融・保険をめぐる消費者トラブル」
(以上、それぞれ基礎編と応用編を実施)「不 動産取引等」「製品の安全性と表示」「多重債 務相談への対応」「相談対応スキルの向上の ためには」をテーマに実施した。また、地方 公共団体との共催により「専門2日コース」
(全国8か所)を実施し、地域における研修 の充実を図った。
「実務講座」は、消費生活相談への法律知 識の活用や相談対応技法等について、ケー ス・スタディやロールプレイングを取り入れ るなど実務的なカリキュラムで実施した。
「消費生活相談に関する学習会への講師派遣 事業」(都道府県・政令指定都市、10か所)で
は、消費生活相談員等の学習の場を提供した。
新規講座である「消費生活相談基礎講座」
(地方公共団体との共催)では、消費生活相 談に必要な法律や多重債務問題、金融商品、
情報通信に関する基礎知識について講義形式 で学ぶ5日間のカリキュラムにより実施した。
その他、「消費生活相談カード作成セミ ナー」を3回実施し、講義・実習を行った。
⑷企業研修
企業トップの消費者問題への理解を深め、
消費者志向の向上に資することを目的とした
「消費者問題・企業トップセミナー」では、
「企業の消費者対応部門への更なる期待」を テーマに、講師3名による講演と鼎談により 構成した。企業の社会的責任や消費者対応部 門の役割と課題、企業の情報提供のあり方な どについての講演の後、鼎談では「消費者の 期待に応える消費者対応部門のあり方 ― 機 能強化と発展に向けて」と題し、講師による ディスカッションを行った。
一方、消費者関連部門の担当者を対象とし た研修として「企業研修・地域コース」を全 国7か所で実施した。受講対象を消費生活相 談員にも広げ、「最近の消費者問題と国民生 活センターの業務」「企業の消費者対応に必 要な法律・制度の基礎知識」「消費者対応部 門の役割と実践」についての講義で構成した。
⑸消費者研修
「全国消費者フォーラム」(東日本大震災の 影響により中止)
⑹教員・学生研修
消費者教育を研究している大学生・大学院 生を対象に、研究推進の支援及び大学間の交 流を通じて消費者教育の理解を深めることを 目的として「消費者教育学生セミナー」(日 本消費者教育学会と共催)を実施した。
「教員を対象にした消費者教育講座」で
は、学校における消費者教育の充実を図るた め、実践報告や指導案・教材の作成(グルー プワーク)等を通じて実践的な知識を習得す る機会を提供した。 (研修部)
2 消費生活専門相談員資格認定 制度
⑴制度の概要
消費生活専門相談員資格認定制度は、国・
地方公共団体等が行う消費生活相談業務に携 わる相談員の資格を認定する制度で、内閣総 理大臣を長とする消費者保護会議(1990年、
第23回)において創設され、91年度から試験 を実施している。
この資格は、消費者からの相談に応じる一 定水準以上の知識と能力を持ち合わせている ことを国民生活センターの理事長が認定した 者に与える資格である。
なお、資格の有効期限は5年間で、所定の 手続きにより更新することができる。
⑵2010年度の資格認定試験結果 受験申込者数 1,580人
消費生活専門相談員資格認定者数 359人 資格取得者総数 4,707人
(2011年1月15日現在)
⑶2010年度の資格認定試験の概要
①第1次試験
(択一式・○×式筆記試験及び論文試験)
試験日:2010年10月2日(土)
試験会場:全23か所
②第2次試験(面接試験)
試験日及び試験会場:
2010年11月20日(土)東京都 11月21日(日)東京都 11月23日(火・祝)北海道 11月27日(土)愛知県・福岡県 11月28日(日)大阪府
③認定日 2011年1月15日(土)
(資格制度室)
6.教育研修事業
【別表】
2010年度 教育研修事業一覧
1. 消費者行政職員研修(8コース)
講座名 対 象 趣 旨 実施日 期間 開催地 受講者数
管理職講座 地方公共団体の消費者行政担当 課長、消費生活センター所長及 びこれに準ずる管理職
消費者行政の推進に必要な
知識の習得に資する。 6月9日~11日 3日間 相模原 107 名
職員講座 地方公共団体の消費者行政職員消費者行政の推進に必要な 基礎的実務知識の習得に資 する。
①5月12日~14日
②5月26日~28日
3日間 3日間
相模原 相模原
126 124
名 名
消費者教育に携わる
講師養成講座 地方公共団体の消費者行政職員 及び消費生活相談員
消費者講座の講師になるた めの知識及び技法を習得に 資する。
①10月27日~29日
②11月17日~18日
③12月8日~9日
3日間 2日間 2日間
相模原 相模原 相模原
120 51 42
名 名 名 消費生活相談
早期警戒情報システム
(PIO-ALERT)研修
都道府県、政令指定都市の消費 者行政担当課において法執行を 担当する職員及び主に相談の統 計的分析を担当する職員
PIO-ALERT の 効 果 的 な 運 用のために必要となる知識 を提供する。
①11月19日
②12月10日
1日間 1日間
相模原 相模原
62 39
名 名
2. 消費生活相談員養成講座(22コース)
講座名 対 象 趣 旨 実施日 期間 開催地 受講者数
基礎コース
(②~⑥は、地方公共団体と
共催等) ・地方公共団体で消費生活相談
業務に従事している行政職員及 び消費生活相談員、消費生活相 談員採用予定者
・消費生活相談業務に携わるこ とを希望する一般消費者(書類 審査合格者)
地方公共団体において消費 生活相談業務に従事する人 材の養成を目的とし、消費 生活相談業務に必要な基礎 的・実務的知識の習得に資 する。
①6月7日~18日
各2週間
東京 70 名
②6月7日~18日 大阪 47 名
③7月5日~16日 札幌 30 名
④7月5日~16日 仙台 48 名
⑤8月16日~27日 神戸 26 名
⑥8月16日~27日 福岡 37 名
実務コース
(②~⑥は、地方公共団体と 共催等)
①6月21日~7月2日
各2週間
東京 71 名
②6月21日~7月2日 大阪 42 名
③7月26日~8月6日 札幌 28 名
④7月26日~8月6日 仙台 44 名
⑤8月30日~9月10日 神戸 33 名
⑥8月30日~9月10日 福岡 31 名
消費生活専門相談員育成 支援コース
(共催:(社)全国消費生活相談 員協会)
地方公共団体で消費生活相談業 務に従事している消費生活相談 員及び消費生活専門相談員の資 格取得を目指す者、消費生活専 門相談員資格認定者
消費生活相談に適切に対応 するために必要な知識及び 技法を習得し、消費生活専 門相談員の質の向上を図 る。
7月3日、4日、
17日~19日
各5日間
札幌 43 名 6月26日、27日
7月17日~19日 山形 73 名
6月5日、12日、19日、
26日、7月3日 盛岡 78 名
7月17日~19日、
24日、25日 東京 115 名
7月3日、10日、17日、
24日、31日 名古屋 51 名
6月26日、27日、
7月4日、10日、11日 大阪 70 名 7月17日~19日、
24日、25日 広島 50 名
6月6日、13日、
7月3日、4日、11日 富山 57 名 7月24日、25日、
8月21日、22日、9月4日 福岡 163 名 7月11日、31日、
8月1日、28日、29日 長崎 66 名
3. 消費生活相談員研修(37コース)
講座名 対 象 趣 旨 実施日 期間 開催地 受講者数
専門・事例講座 地方公共団体で消費生活相談業 務に従事している消費者行政職 員及び消費生活相談員
消費生活相談を適切かつ迅 速に解決するために必要な 専門知識及び相談処理技法 の習得・向上に資する。
6月16日~18日 7月7日~9日 9月15日~17日 10月20日~22日 11月10日~12日 12月1日~3日 1月19日~21日 2月2日~4日 1月27日~28日 2月17日~18日
3日間 3日間 3日間 3日間 3日間 3日間 3日間 3日間 2日間 2日間
相模原 相模原 相模原 相模原 相模原 相模原 相模原 相模原 相模原 相模原
168 275 231 260 221 203 267 122 178 253
名 名 名 名 名 名 名 名 名 名