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ドキュメント内 PowerPoint プレゼンテーション (ページ 82-95)

日本でのライグラススタッガー 発生状況

(1997 - 1999)

日本でのエンドファイト中毒事例

ほとんどが黒毛和種の子牛,育成牛,繁殖雌牛 アメリカ産ライグラスストローを飽食

チアミン欠乏,低カルシウム血症,硝酸塩中毒などは 否定

顔面,頚部,四肢などの痙攣を主徴とする神経症状

エンドファイト菌糸を確認 エンドファイト毒素を検出

ロリトレムB 972 - 3740 μ g/kg

エンドファイト中毒と判断

日本における牛のエンドファイト中毒

・芝草種のペレニアルライグラス,トールフェスクはエンドファイト を積極的に利用

・オレゴン州は芝草種子の大生産地

・日本は,種子を採取したあとのワラ(ストロー)を牛の飼料用に 輸入

・エンドファイトに感染しているので,一定量のかび毒に汚染

・場合によっては牛に中毒(ライグラススタッガー)

オレゴン州立大学のガイドライン

馬 牛 羊

危険水準(総飼料中 μg/kg

エルゴバリン ロリトレムB 300 〜 500

400 〜 750 800 〜 1200

不明

1800 〜 2000

1800 〜 2000

黒毛和種去勢雄育成牛への給与試験

動衛研・科飼協・FAMICの共同研究

・およそ 10 ヶ月齢の黒毛和種去勢牛

1群3頭,5群 x 2回

・アメリカからロリトレム B 濃度既知のストロー を輸入して給与

・増体日量 0.4 kg を目標に飼料設計

現物あたり乾物量を体重の 2.4%

乾物の 67% をストロー

・試験期間は 12 週,発症したら解剖

・解剖時に臓器組織を採取し,ロリトレム B 残留

量を分析

黒毛和種去勢育成牛への給与試験のまとめ

・ロリトレム

B

含有ストロー給与における

NOAEL=12 µg/kg BW per day

LOAEL=18 µg/kg BW per day

・神経症状と増体の低下以外の異常は観察されない

・腎周囲脂肪にロリトレム

B

が残留する

(死亡牛の診断指標となる)

他の可食部位への残留はごく僅か

・脂肪組織へ残留するロリトレム

B

は,人の健康影響 へのリスクとはならない

(Shimada et al. Food Addit. Contam., 2013)

ロリトレムBの基準値は濃度ではなく絶対値で設定

NOAEL : 12 µg/kg BW per day

ストロー中のロリトレム B 濃度は同じでも、給 与量が異なればロリトレム B 摂取量は異なる

NOAEL を基準値とし、農家向けには、スト

ロー中濃度と体重から、給与可能量の目安を

表で提示

畜産農家の皆さんへ

輸入ストローを上手に使っ て牛の中毒を防ぐために

輸入ストローとは

ライグラスストロー、イタンリアンストローなどと呼ばれて市販されている、

アメリカから輸入されたストロー(麦わら)です。

正確には、ペレニアルライグラスというイネ科の植物の種を採った後のわら です。

栄養価は低いですが安価なので、稲わらの代わりに使われています。

何が問題なのですか

輸入ストローの材料になるペレニアルライグラスには、エンドファイトという 微生物が感染していて、牛に中毒を起こす毒素を作ります。

中毒した牛は、首や脇腹の筋肉をけいれんさせたり、足が突っ張ってうまく 歩けなくなったりします。ひどいときには立てなくなってしまいます。

独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所

ペレニアルライグラスの種子を顕微鏡 で見たところです。糸くずのように見え るのが、エンドファイトという微生物です

マニュアルの

作成と公開

腎周囲脂肪ロリトレムB濃度と発症との関係

脂肪LB濃度

(ロリトレムB濃度,ppb) (ng/g)

72 22 29 250

79 (35) 92 110

83 (35) 92 90

74 - 92 100

82 - 92 110

84 31 92 180

71 5 37 200

75 3 37 220

77 5 37 160

解剖日

2000

牛番号

750

1000

発症確認日

脂肪組織に残留するロリトレム

B

のヒトへの影響の見積もり

最悪のケース

脂肪組織に

200 ng/g

残留

毎日霜降り牛肉

80 g

(脂肪

40 g

40 x 200 = 8000 ng LB / day

体重

50kg

8000/50 = 160 ng/kg BW per day

育成牛に対する

NOAEL = 12 µg/kg BW per day

(Shimada et al. Food Addit. Contam., 2013)

ドキュメント内 PowerPoint プレゼンテーション (ページ 82-95)

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