PRE の SDRAM の拡張
2
つのDual In-line Memory Module
(DIMM
)を高容量のSDRAM
に交換すること により、システム構成でSDRAM
容量を増やすことができます。デフォルトのSDRAM
構成は128 MB
です。必要に応じて、これを256 MB
または512 MB
に 拡張できます(表4-1
)。(注) 冗長構成のシャーシの場合、プライマリ
PRE
とセカンダリPRE
の両方でSDRAM
を拡張することを推奨します。取り外したDIMM
は、互換性のある別の機器で 使用できるので、静電気防止用袋に保管しておいてください。注意
ESD
による損傷を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップまたはアンク ルストラップを着用し、DIMM
は端だけを持つようにしてください。ピンまた はトレース部分(DIMM
のコネクタエッジ沿いにある金属フィンガ)には触れ ないでください。Cisco 10008 ESR
システムは、ホットスワップ対応です。シャーシにセカンダリ(冗長)
PRE
が搭載されている場合、システムの動作中にPRE
の取り外しおよび 取り付けを行うことができます。ホットスワップ機能により、PRE
の取り外しま たは取り付けを行っている間も、システムはすべてのルーティング情報を維持 表表 表
表 4-1 可能な可能な可能な可能な
SDRAM
拡張拡張拡張拡張SDRAM
拡張オプション シスコ部品番号DIMM の取り外しおよび取り付け
PRE
モジュールのDIMM
を取り外して交換する手順は、次のとおりです。注意
SDRAM
を拡張する場合、両方のDIMM
ソケットに同じDIMM
を取り付ける必要があります。異なるタイプの
DIMM
を混在させてはなりません。ステップ 1 「PREモジュールの交換」(p.4-51)に記載された手順に従って、PREを取り外し ます。
DIMM
を上向きにして、PRE を静電気防止用マットまたはパッドの上に置きま す(図 4-57)。図 図 図
図 4-57
SDRAM DIMM
の位置の位置の位置の位置38353
ステップ 2
DIMM
の両側にあるイジェクト タブを押して開き、DIMMをまっすぐに引き上 げて、各スロットから取り外します(図 4-58)。図図
図図 4-58
DIMM
の取り外しの取り外しの取り外しの取り外しステップ 3 新しい
DIMM
を静電気防止用袋から取り出します(図 4-59)。注意
ESD
による損傷を防ぐため、必ず静電気防止用リストストラップまたはアンク ル ストラップを着用し、DIMM は端だけを持つようにしてください。ピンまた はトレース部分(DIMM のコネクタ エッジ沿いにある金属フィンガ)には触れ40089
図 図 図
図 4-59
DIMM
の正しい取り扱いの正しい取り扱いの正しい取り扱いの正しい取り扱いステップ 4
DIMM
コネクタのキー部分をDIMM
スロットに合わせて、DIMM
の両側にある イジェクト タブが閉じるまで、新しいDIMM
をスロットにゆっくりと差し込み ます(図 4-60)。注意
DIMM
は、一方向にしか挿入できない構造になっています。DIMM
を差し込む 際、力を入れすぎないように注意してください。DIMM
スロットを損傷してしま うと、修理のためPRE
を工場に返送しなければなりません。H6507
図 図 図
図 4-60
DIMM
の取り付けの取り付けの取り付けの取り付けステップ 5
DIMM
を両方とも取り付けたあと、PREをシャーシに元どおりに取り付けます。DIMM
取り付けのトラブルシューティング新しい
DIMM
の取り付け後、システムが正常に起動しない場合、またはコンソー ル端末にチェックサムエラーが表示される場合には、次の点を確認してくださ い。39853
−
DIMM
の両側にあるイジェクト タブが、しっかりと装着されている(図4-60
を参照)。こ れ ら を 修 正 し て も シ ス テ ム が 正 常 に 起 動 し な い 場 合 は、
Cisco Technical
Assistance Center(TAC)に連絡してください。TAC
に連絡する前に、問題の解 決に役立つと思われるエラー メッセージ、LEDの状態、またはその他の現象を 書き留めておいてください。
ドキュメント内
Cisco ESRのメンテナンス
(ページ 64-70)