ボランティア活動の充実・発展を図るため、実践的な研修(会館の施設や植物の理解、各種 ボランティア活動の相互理解、視聴覚機器の操作等)を実施した。また、1月には1泊2日の ボランティア活動研究会を開催した。
《ヌエックボランティア活動研究会》
活動研究会の概要は、次のとおりである。なお、研究会の開催に当たり、ボランティア・会 館職員で構成する企画・運営委員会を組織し、研究会の企画・実施を行った。
(1) 趣 旨
ヌエックボランティア活動の充実・発展を図るため、新たなステップとなる実践的研 修を行う。
(2) 主 題
ボランティアの本質を考える −ヌエックボランティアのあり方−
(3) 期 日
平成14年1月22日(火)〜1月23日(水)
(4) プログラムの概要
【第2日目 1月22日(火)】
①開会
13:00〜13:15②情報提供「平成14年度の事業概要」
13:15〜13:45③講義「女性教育施設のボランティアとして」
13:45〜15:15 講師 秋田県男女共同参画センター相談員 松葉谷温子④ワークショプ「ヌエックボランティアとは」
15:30〜17:00助言者 国立女性教育会館理事長 大野 曜
⑤情報交換会
18:00〜19:30【第2日目 1月23日(水)】
⑥分科会 「ヌエックでよく使われるキーワード」
《全体で》「基本的な用語の説明」①② 09:00〜09:50
《分科会》「キーワードを更に詳しく学ぶコース」
10:00〜11:30「ジェンダーに敏感な視点でボランティア活動を考えるコース」
「女性学・ジェンダー研究フォーラムから見た女性学の動きを学ぶコース」
「女性教育情報センターと女性情報について深く知るコース」
⑦平成14年度ヌエックボランティアの委嘱について
11:40〜12:00閉会 12:00
(5) プログラムの内容
① 情報提供「平成14年度の事業概要」
国立女性教育会館事業課長
b見澤光子
国立女性教育会館情報交流課長 森
b
桂子②講義「女性教育施設のボランティアとして」
講師 秋田県男女共同参画センター相談員 松葉谷温子
「行政のボランティア担当」と「ボランティアを する一市民」という二つの異なる立場からの経験 をもとに、「ボランティアも施設の利用者である」、
「施設とボランティアがともに創っていこうとする 姿勢が大切である」と活動の視点を述べた。また、
施設が「ボランテ ィアに何をしてく れない」という姿
勢から、「自主的活動に高めていくことが重要である」と し、松葉谷氏自身の活動事例「アジア女性基金によるフォ ーラム」等の紹介があった。最後に、「個人と個人」「施設 と個人」のつながりは「互いを活かす対等なあり方」であ り、個人に期待される専門性は、「特定のことへの興味の こだわりから生まれる」とまとめた。
③ワークショプ「ヌエックボランティアとは」
助言者 国立女性教育会館理事長 大野 曜 コーディネーター ヌエックボランティア 野村知恵子 最初に「活動しての感想や今後の活動」につい
てグループ討議をした。討議後に発表があり、① 活動して得られたことは「自己研鑚になった」、
「全国的なネットワークができた」等、②課題や悩 みは「ボランティアとしてのレベルアップをどう 図るか」「ボランティア同士や職員とのコミュニケ ーションをどう図るか」等であった。一般的なボ ランティア活動の目的のほか、「施設ボランティア」
には施設の設置目的に沿ったボランティア活動が あり、ヌエックでは「男女共同参画社会の推進で ある」と大野理事長から助言があり、今後の課題 として「コミュニケーションをよくする方法を主 体的に考えること」「平成1 4年度は自分の活動課題 を明確にし3月には自己評価できるよう実践する こと」の2点について提案があった。
④分科会「ヌエックでよく使われるキーワード」
《全体で》「基本的な用語の説明」①
国立女性教育会館事業課専門職員 島田 悦子
「ジェンダー、ジェンダーに敏感な視点、女性学、性別役割分業、男女共同参画社会、
男女共同参画基本法、男女共同参画基本計画、エンパワーメント」について、資料「女
講義する松葉谷氏
グループ討議
会館職員グループの討議 女性情報について学ぶ
性学教育/学習ハンドブック」「男女共同参画 はじめの一歩を家庭から」「男女共同参画 社会の実現を目指して」「男女共同参画基本計画」を用いて説明した。
「基本的な用語の説明」②
国立女性教育会館情報交流課情報係長 柿沼 徹
ヌエックのホームページ上に出てくる用語(WinetCASS、TICT、VO−D、HP−CASS、
女性情報CASS)について、実際のHP画面を見ながら説明した。
《分科会》
「キーワードを更に詳しく学ぶコース」
国立女性教育会館事業課専門職員 五味 厚子
「ジェンダーエンパワーメント指数」「女性の管理職の割合」等、具体的な数字をもとに、男 女共同参画の状況を説明し、続いて、「男女共同参画基本法」制定の背景や意義について説明 した。また、個人でジェンダーチェックを行った後に、グループで「ジェンダーチェックをし て気づいたこと」を話し合った。その後のグループ発表では、子育てや男性の家事参加につい て問題提起され、全体で討議した。最後に、テレビドラマの一場面を全員でジェンダーチェッ クした。
「ジェンダーに敏感な視点でボランティア活動を考えるコース」
国立女性教育会館事業課専門職員 土岐 都子
はじめに、参加者それぞれが日常の生活の中にある男女の不平等について述べ、そのような 不平等がボランティア活動の中にもあるかどうかを考えた。その結果、活動内容、役割分担、
人数の割合等にまだまだ男女の隔たりが見られることがあげられた。次に、今後のボランティ ア活動をジェンダーの視点で考え、ヌエックが女性センターであることから、特にジェンダー に関する学習を継続的に行う必要があること、そのためにグループで勉強会をすることが必要 ではないか等の意見を交換した。
「女性学・ジェンダー研究フォーラムから見た女性学の動きを学ぶコース」
国立女性教育会館事業課専門職員 小林千枝子
まず、ジェンダーチェックにより、いかに自分がジェンダーに縛られているかを認識するこ とで、大人の意識変革の難しさを体験した。次に、「女性学・ジェンダー研究フォーラム」の 過去3年間の報告書をもとに、自主企画ワークショップの中から、「女性に対する暴力」「政策 決定の場への女性の参画」をテーマとしたワークショップの内容について分析を行い、最近の 女性学・ジェンダー研究の動向を探ることを試みた。
「女性教育情報センターと女性情報について深く知るコース」
国立女性教育会館情報交流課情報係長 柿沼 徹
はじめに、女性教育情報センターを見学し、所蔵する図書、雑誌、新聞記事等の資料や配架 状況の説明があった。その後、マルチメディア研修室に移動し、国立女性教育会館のホームペ ージで文献データーベースを検索し、女性教育情報センターが所蔵する資料とデーターベース