の成員権
は若
干の
共有物
・備品 の使用 権と 結び つき
、
ば し し
ば加 入金納入が条 件 にな るこ とも ある から
、共有財産
の問 題 は軽 視 でき E、
。
ふん
、ν
4、 河北町 沢畑 の事 例 で親 族組 織 との 関連 で重 要な とこ は、 カ マエ (本分 家関 係) や親 方衆 (有 力な 本家格)
と の結 び つき が、 ある 意味 で契約講 の潜
在的
なサ
ブユ
ニッ トに な ってい たよ う にも
思
われ るふ し、 が ある こと だ。 この 点 の分 析が
浅
いの で不 的確 かも しれ ぬが
、 のこ こと は金 山町
の
事例 とも から んで 契約講と
村落構造
論 の問
題
にと って 新 たな視角
をも た らす こと にな るだ ろう
。
5 契 講 約 年
カミ齢 集 体 団 制
/ヘ、年 齢 階 梯 制
'J対 応 て し
しば ばし年齢講lli
いく つか の年 齢集団別
の組 織と なる ll の形 態を とる 場合が あ るこ とは 従来 の諸研究
(と くに 宮城 県 の三 陸牡鹿
の調査事例)
で指 摘さ れ、
れ わ
われ も前稿 でそ れに 触れ がた、本稿 の諸 事例 では 前稿の 山形県 南部 の事 例同様、
右 と類 比 でき るも のは な い。 ただ 大江町埠野平
には 大契約
(戸 主た ち のム ラ契 約)
・若衆契約
・念 仏講 (主婦 たち の契 約)
・若 妻会 (い わば 嫁 の契 約) があ って
、も ちろ ん大 契約が その 中核 だが
、他 の諸契約 も各戸
一名 です べて 平等 いと う同 様 な原
則で
組織運営
され てい るか ら、 年齢講 的 なか たち がた しか にあ る。 類似 の形 態 は河北町沢畑や大
蔵村赤
松 にも 認め られ る。 こう した こと は、 かか る村 落共同社会
では
、あ って 当り 前と も思 われ るの で、 あえ て指 摘す るほ ど のこ とも な いか もし れぬ が、 三陸牡 鹿 ほど 加入脱退
の年 齢制限 が ない こと が違 って いる
。と する
契約議
の社 会人類 学的研究
E
と、 厳密な意
味 での 年齢講 は三 陸牡鹿地方
の特 色 だと 考え た方 がよ いの かも しれ な い。 年齢 講 とく に戸 主契約 と若衆契約
は、 前稿 で指 摘 したよ う に隠居制や
姉家督 と関 連す る問 題 でも ある のだ が、 本稿 の諸事例
では これ に結び つく 事実 はほ とん どな か った
。
6、 契約講
のよ って た つ原 理は 成員 たる 各イ エの 平等 互酬 性 にあ るが
、 こ のこ とは われ われ が参 席 した 各調査地
での 契約総会
の議事内容、
審議状
況や その 後 の宴 会 の雰 囲気を通
して 実感 した とこ ろで ある
。例 えば 河北 町上 沢畑や大
蔵村赤松
の総 会 では
、 ムラ の公 民館改修
・社堂修築な
ど の 諸経費負担
とか 道普請
・用 水堰 修復 の労役義
務 に関 して
、各戸 均等割を 原則 に、 実 に細 部 にわ た って 熱心 に討議 され た。 (写真 参照) そし てこ う した こと は、 戦後民主化
され てそ うな った ので はな いこ とは
、過 去
の
契約 講記録や近世
文書 から も充分 に窺 え るの であ る。 村落構造論
的 に
い
えば 契約 講 の存 す る社会 は、概 し て対 等平等 なイ エが 横 の連帯 によ る互 酬関係 によ って 構成 され てお り、 縦 の上 下的 な ヒエ ラル キー 構造 は稀
薄
だと み てよ かろ う。そ の契
約講
が、 従来同族
的 ヒエ ラ ルキ ー の濃 い東
北
地方 に、 南部 の宮
城
・山 形を中 心と
し
て分 布す るこ と の意 味 は解 明さ
る
ベき 問題 を いろ いろ 含 むと 考え られ る。 7、 契約講 は、 同 じく 横 の連 帯性 のつ よ い畿 内や 西日本
の
「宮座」
のよ
う
な神社
(産土神)
を中心 とす る祭 把組 織 では ない
。
「前稿」
や本 稿 の諸 事例、
そし て従 来 の諸 報告 でも この 点で 官座と類比
でき る諸 事実 はほ と んど な い。 しか しな がら
、共有財産
の管 理運営
(宮座 では 座回座 林、
契約 講 では 契約山 など )や組 織 とか 営 み (例 えば 当家・ 当番制や
年齢集団
そ
して 村座
・株座
と村
講
・株講 など )に お いて 共通 する 性格 が いろ いろ ある
。
八九
契約議 の社 会人 類学的 研究E
九。
両者の
比較 考察が 村落構造論的
に重 要な 所以 は「前稿」
でも 指摘 した が、 われ われ は M史的構造論
Hと して
、
これ を推進す
べき こと を痛 感 してい る。 本稿 と併 せ てこ の
「年報」
に掲 載さ れ てい るわ れわ れの 共同研究報 告
「宮 座 の社会 人類 学的 調査 刊」 も、 云う まで もな く こう した 研究視角 によ って いる
。 8、 前稿 の分析視角
に過疎化
と契 約講 の変 容 の問 題が あ った が、 本稿 でも 同様な視点と
し て出 稼が あ る。 即ち 大江町塩
野平以外
の諸 事例 で多
少ニ
ユア ンス を異 にし なが ら、 出稼 によ るさ まざ まな 影響が 契約 講 の営 みの 諸側面 に現 われ てい る。 今後、
この よう な変化 がど んな 方向 にむ かう の かは 村落構 造 にも 関 わる こと でも ある ので
、充分注
目し なく ては るな ま ぃ。 この こと は農業構造
の変 化や都市
化 と いっ た社会変動
・文 化変化
の
影響と
いう全般的
な問題 にも つな がる わけ であ る。
契約講の
社会人類
学的研究H