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500 ト │

ドキュメント内 室蘭工業大学学術資源アーカイブ (ページ 119-153)

2  

( 113)  

Le=140 cm  N= 2 0 0 0  rpm 

l・セ@

0c m   90  140 

25 Nrpm 3.5O

図 8  排気管系の温度分布

が ら 管 長 全 域 に わ た っ て の 平 均 温 度 を 用 い て算出しなければならない。 従 っ て , 排 気 孔 直 後 の 排 気 ガ ス 温 度 か ら 算 出 さ れ て い る 従来の方法は余りにも近似過ぎ, 排 気 管 長

の影響を表わすことはできないだろう。 い

ま 実 用 上 か ら 考 え る と , 排 気 平 均 温 度

( t

側) を 個 々 の 場 合 に つ い て 求 め る と と は 極 め て 煩雑であるから或一定点, た と え ば 測 定 容 0. 2 

L 

易 な 排 気 孔 直 後 の 温 度 (tp) との関係がわか 0   る と 便 利 で あ る 。 そζ で 図‑ 8の 実 験 結 果

1

0K 

込 /  

0. 6

A 

' ‑zr‑

Le/ de 

100  図‑ 9

か ら 温 度 比 ( T e m/ Tp ) を 管 長 と 管 径 の 比 ( Le/de) に つ き 整 理 す る と 図‑ 9に 示 す よ う に , い ず れ もー曲線

u

と か な り よ く 揃 っ て い る 。 従 っ て 同 一 運 転 条 件 の も と で は 近 似 的 に 次 の 関 係 が 得 ら れる。

ん( T e m/ Tp) =  0. 0393 ( Le/ de) CO. 6  ( 7 )   ここに T em= 2 7 3t em,Tp= 2 7 3tp,Le: 排気管長, d e : 管 径 ( m) である。

こ れ ら の 関 係 は 勿 論 , 排 気 孔 直 後 温 度 の 測 定 位 置 や 排 気 管 の 冷 却 状 態 に よ っ て 変 る も の で あ り , 厳 密 に は 供 試 機 関 に つ い て 二 三 点 チ ェ ッ ク し て み る 必 要 が あ る 。 さ ら に 直 管 型 排 気 管 以 外 の 排 気 管 系 に お い て は , 図‑ 10,図 ‑ 11fこ示すように排気管系寸度lと応じて排気温度分布曲線 が変るので実験式を作ることは余り意味がない。

3・2・2 排 気 管 内 圧 力 変 動 か ら の 圧 力 伝 播 速 度 測 定

排 気 孔 直 後

( E

山 中間

( E

2) および出口

( E

3) に お け る 圧 力 変 動 の オ シ ロ グ ラ ム を 図‑ 12

t e 

。C 200 

100 0    0.5 

Le  m  

Le  m   200 

nu    nu 

図‑1 0 排 気 管 系 の 温 度 分 布 ( 段付管)

. .    

図‑1 1 排 気 管 系 の 温 度 分 布 ( 円錐管)

( 114)  

ク ラ ン ク 室 圧 縮2サ イ ク ノ レ 機 関 の 給 排 気 管 内 に お け 圧 力 伝 播 速 度 に っ て 663 

図 12

に 示 す 。 図 か ら 給 気 管 の 場 合 と 同 様 に , 排 気 孔 閉j上後 ( E. C. ) の 脈 動 波 か ら 圧 力 伝 播 速 度 を 求 め , 機 関 回 転 数 ( N) お よ び 排 気 管長 ( Le) に つ い て 示 し た の が 図 1 3, 図 ‑ 1 4である。

これら両図によると,排気管内圧力伝 播 速 度

(a

e) は機関回転数と共に増加し,

500  排 気 管 長 が 長 く な る に つ れ て 減 少 し , 排 気

管内平均温度( 九時) の測定結果( 図‑8) と全

500 

a e  

m  

400 

phJ 

1 

Hv

nu 

q

2

HU

X 

P

m

nγ 

γJ 

M

図‑1 3 排 気 管 内 圧 力 伝 播 速 度

00

400  m

/ S 

排気管長Lem

0 5   .10  図‑1 4 排 気 管 内 圧 力 伝 播 速 度

1 .5 

く 同 じ 傾 向 を 示 し て い る 。 従 来 , 排 気 管 内 の 圧 力 伝 播 速 度 に 関 し て は Kas t n目的が Ki r c hho妊

QPPPcセRUPPc QセT i nch の範囲の排気管

に お け る 管 内 圧 力 伝 播 速 度 を 計 算 し , 表‑ 5 mッイイゥウッョ

察 を 加 え て い る 。 し か し 乙 れ ら は い ず れ も そ の 管 内 の 平 均 ガ ス 祖 度 が 不 明 で あ り , し か も 低 速 回 転 の 実 験 結 果 で は あ る が , 本 実 験 結 果 と か な り よ く 一 致 し て い る 。 一 般 に 燃 焼 ガ ス 中 の 圧 力 伝 播 速 度 ( α) は

]セ rt]セ rt ᄆ

参 考 文 献 著 者

表‑ 5 圧 力 伝 播 速 度 の 実 験 値

機 関 の 種 類 排 気 管 径 I( 平( 伝H1/s)) 度 ( cm)  

4. 13  411  6. 35  384  13. 60  384  22. 5  375  7. 3  335  Pr oc.  1. A. E.   V ol.  27, p.  614.   1uc kl ow

Pr oc.  1.乱1. E. V ol.  138, p.  367.   I F a r m  e r   F or s c hu V. D.1.  B d  5, p.  226.   ¥ Sc hmi dt   F or s c hung, V. D.1.  B d  6, p.  280.   I P  hi er Pr oc.  1. M. E.  V ol.  143, No.   2, p. 109.   I M or r i s on 

4‑ cycl e  /   2‑ cycl e  750 r p m 

370 r p m  1450 r p m  4‑ cycl e  1600 r p m  ( Mot er ed  engi ne)   ( 115)  

で、表わされる。乙乙l乙,T

o= 2 7 3

0

K, T : 燃焼ガス 温度である。

α . 

同 時 ? j4 jl

a.=夜干R. T.

な お 上 式 に お い て a o =

. . J 扇

R To 'と 合 ま れ る 燃 料 焼ガスの比熱比( ん) および常数 ( R) は,燃焼ガスの 320  組成とiliit度 に よ っ て 変 る こ と は 給 気 管 の 場 合 と 同

じ で あ る 。 い ま , 燃 料 と し て ガ ソ リ ン ( 重 量 組 成 :

n=o. 9  C = 8 5 %, H= 1 4 .5 %, S = 0 .2 %) を考え, ま ず 完 全

燃 焼 し た 場 介 の 燃 焼 ガ ス 組 成 を 化 学 反 応 式 か ら 求 める。 次lと燃焼ガス中 lこ 合 ま れ る 各 成 分 (C 02

U

U

l 

q

4 0 0   8 0 0   1200  燃焼ガス温度 t' C   図 15 圧 力 伝 搭 速 度 (ao)

H20 , N2) の定圧. lt熱 ( Cp ) お よ び 定 容 比 熱 ( C) を用いて Dal t on の 法 則 か ら 燃 焼 ガ ス の 比 熱 比 , ガ ス 定 数 を 決 定 す る 。 ま た 空 気 過 剰 率 が1 以 上 の 場 合 に は 酸 素 ( 02) を, 1 以 下 の 場 合 lこは ガ ソ リ ン 蒸 気 を 加 え て 計 算 す る 。 か く し て 求 め た 圧 力 伝 播 速 度 α。 イ 布 石

T

。の値を燃焼ガス 温 度 (tOC) について示したのが図 1 5で あ る 。 図 に お い て , 供 試 機 関 に よ る 本 実 験 範 囲 の 排 気 管内平均温度( 九四)=1 5 0 ‑ ‑ 4 0 0 

o

C, 空 気 過 剰 率n=0. 9‑ ‑ 2では a o= 3 2 33 m/ s と 近 似 で き る 乙 とがわかる。

よ っ て 給 気 管 の 場 合 と 同 じ に , 排 気 管 内 の 圧 力 伝 播 速 度 に 関 す る 実 験 式 と し て 次 の 関 係 が 得られる。

a e ( 3233)

. . J

T e

To‑ 0. 3/ dt ( 8  )   表‑ 6 排 気 管 内 圧 力 伝 播 速 度 の 検 討

回 転 数

オシロよ

t実5) 測 値 (t求3・

tem 1I と(8)

t

p(7求)  

tem 111(8)

り求めた か ら 式 よ り 求 め 式 よ り 求 め

排 気 管 長

N  

圧 力 伝 播 め た 平 均 温 た圧力伝播 al Ij ar   め た 平 均 た 圧 力 伝 播 aI I I j ar  

速 度 度 速 度 温 度 速 度

r p m  ar  mj s   te1 I oc  al I  mj s   te rl I oc 

I I I mj s  

2000  430  248  436  1.013  236  430  1.000 

2500  450  275  447  0. 993  263  442  0. 982 

L R+( 2010)

3000  460  312  462  1.004  324  468  1.017 

3500  475  360  481  1.012  365  482  1.014 

2000  420  220  424  1.009  211  420  1.000 

2500  430  240  433  1.006  232  430  1.000 

LR+( 50+20)  

3000  438  270  446  1.018  269  445  1.015 

3500  438  300  458  1.045  306  459  1.047 

2000  396  160  397  1.002  148  391  0. 987 

L n+( 10020) 2500  415  180  406  0. 978  171  402  0. 968 

3000  422  216  421  0. 997  221  425  1.007 

( 116)  

ク ラ ン ク 室 圧 縮2サイクノレ機関の給排気管内におけ圧力伝播速度にって 665  乙 の 実 験 式 の 妥 当 性 を 検 討 す る た め 実 測 せ る 排 気 管 内 平 均 ガ ス 温 度 ( temII) と(8)式を用い て 圧 力 伝 播 速 度αI I を 求 め , こ れ を オ シ ロ グ ラ ム か ら 求 め た 圧 力 伝 播 速 度a r と 比 較 す る と 表 ‑ 6  ま た 排 気 孔 直 後 の 温 度 (tp ) と(7) 式 か ら 算 出 し た 排 気 管 内 平 均 温 度 ( temm) を用い, (8) 式 か ら 求 め た 圧 力 伝 播 速 度aIIr を も 同 表 に 示 し て い る が

RセSE HWI ( E‑ 125) の 実 験 値 の み

から誘導したものであり, (8) 式 の 右 辺 第2項 ( 0. 3j de) も 給 気 管 系 の 結 果 を そ の ま ま 用 い た も の で あ り , な ん ら の 確 証 も な い 。 そ こ で 機 関B ( E‑ 50) の実験結果( オシログラム) から求めた圧 力 伝 播 速 度 ( ae) を(8) 式 に 代 入 し , 逆lこ排気管内の平均ガス温度 (Tem) を 求 め , 実 測 せ る 排 気 孔 直 後 の 排 気 温 度 ( Tp ) との比 ( T e mj Tp ) を L ej dc に つ い て プ ロ ッ ト す る と , さ き に 示 し た 図 ‑ 9の ム 印 の 如 く 機 関 A ( E‑ 125) の実験曲線によく揃っており, (7) 式 お よ び(8) 式 が 充 分 妥 当 であることがわかる。

以 上 の 結 果 は 給 排 気 管 内 の 残 留 脈 動 波 の 周 期 か ら 求 め た も の で あ る 。 し か し 給 排 気 孔 開 放

RセS

れ と 反 射 波 の 遅 れ と の 平 均 か ら 求 め よ う と 試 み た が , オ シ ロ グ ラ ム の 精 度 上 余 り よ い 結 果 は 得 られなかった。 しかし, 排 気 管 系 に 関 す る 算 出 結 果 の 一 例 ( Le= 90) を 図‑ 13

て い る が , 本 研 究 の 算 出 法 に よ る 結 果 と か な り よ い 近 似 を 示 し て い る 。

4. 結 言

以 上 給 排 気 管 内 の 流 休 温 度 の 測 定 と 管 内 の 圧 力 変 動 か ら 給 排 気 管 内 の 圧 力 伝 播 速 度 を 求 め る実験式を誘導し,考察したが要約すると次の通りである。

(1 ) 

給気管内残留脈動波の圧力伝播速度は次式から求めればよい。

ai  =  328,J  T i m

,;' ‑ 0 .3 j n mj s   ( 2)  

Qo セQU MS

よ い 。 ま た 特 性 数 (qi,Zi ) の 計 算 に あ た っ て は 給 気 管 長 ( Li ) aャ HRセSIr 施すべきである。

(2)  給 気 過 程 に お け る 圧 力 伝 播 速 度 と し て は ク ラ ン ク 室 内 平 均 温 度t km (表‑ 3) を(2) 式の

T伽の代りに用いればよい。

(3)  排気管内残留脈動波の圧力伝播速度は次式から求められる。

a e  = ( 3233 h τ

T

O‑ 0. 3j de   mj s   ( 8  )  

た だ し , 上 式 は 排 気 管 内 平 均 温 度 t em=QUP  B TPP ョ]PNYセR

用 さ れ , 排 気 管 内 平 均 温 度(Tem)は 排 気 孔 直 後 の ガ ス 温 度( Tp ) を用いて次式から求められる。

ln  ( T e mj T

p) 0. 0393 ( Lej de)O.6  (7 )    ( 117)  

(4 ) 

排 気 過 程 に お け る 圧 力 伝 播 速 度 も 近 似 的 に ( 8) 式から求めうる。

以 上 , 従 来 不 明 確 で あ っ た 給 排 気 管 内 の 圧 力 伝 播 速 度 の 実 体 を 明 ら か に し , 実 用 性 を 高 め 得 た も の と 思 わ れ る 。

終 り に の ぞ み , 御 指 導 を 賜 わ っ た 東 京 大 学 浅 沼 強 教 授 , 実 験 を 担 当 さ れ た 群 馬 大 学 工 学 部 機 械 工 学 科 昭 和3 4年 度 卒 業 研 究 学 生 久 保 修 一 , 田 沼 篤 雄 , 田 部 井 正 俊 の 諸 氏ζl 深 甚 な る 謝 意 を 表 す 。 さ ら に 日 頃 御 指 導 御 鞭 挺 を 賜 わ っ て い る 北 海 道 大 学 黒 岩 教 授 , 本 学 千 谷 茂 教 授 , 林 重 信 講 師 , 福 島 和 俊 助 手 , 早 川 友 吉 技 官 , 三 田 村 ナ ミ 事 務 官 な ら び に 機 械 工 学 科 各 位 に 感 謝 す る 。

文 献

1)  沢: 機械学会論文集, 25, 156 (昭34‑ 8) . 2)  沢: 室工大研報, 4,2(昭38).

3)   沢 : 機械学会北海道支部第9回講演会前刷.

4)  L or d  Rayl i gh:   T heor y   of   S ound  V ol.  II, 49.   5)  Kas t ner :   Eg. 150  ( 1949), 301. 

6)  Kas tr: Eg. 150  ( 1940), 301. 

η G .  

F.  Muc k low:   I. M. E.   Pr oc.  143  ( 1940), 109.  

8)  粟野誠一: 内燃機関ヱ学, 10.  

9)  山下敬治: 数理音響学序説,山海堂, 182.  

10)   熱機関大系, 7巻, 148,山海蛍.

11)   谷下市松: 熱力学,下巻, 382,機械学会.

12)   I ntr nat i onal cri ti cal  t abl es  V ol . 6, 461. 

( 118)  

高 速 4 サ イ ク ル 機 関 の 吸 排 気 管 効 果 に つ い て

沢 則 弘

O nt he   D y n a mi  c  Ef f ec t   d u e   t o  S uc t ion  o r  E x h a u s t   P ip e   S y s te m  i n  a  Hig h ‑ S p e e d   F o ur ‑ S t r o k e   C y c ly   E n g in e  

Nor i hi r o  S a wa  

Abs t r ac t  

T o  ex ami ne  t he  ef f ect s  of   a  suct i on  or   exhaus t   pi pe  s y s t em  on  t he  del i ver y  rat i o  ( or  t he  br eat hi ng  capaci t y)   i n  ahi gh‑ speed  f our ‑ st r oke  cycl e  engi ne  , t he  pr esent   wr i t er   has   meas ur ed  t he  a mount   of   ai r  f l ow  a nd  anal ys ed  s o me   pr es s ur e  di agr ams   f or  t he  suct i on  pi pe  or   exhaus t   pi pe.  

S o me   concl usi on obt ai ned  i n  t hese  exper i ment s   ar e  s ummar i z ed  as  f ol l ow:  

a)   T h e   ma x i mu m  del i ver y  rat i o occur s   o n   ac c ount   of   t he  i nert i a‑ ef f ect   as  t he  s a me   as  i n  t he  case  of   l ow‑ s peed  engi ne  a nd  s uc h  i nert i aef f ect is  gov er ned  by   t he  f ol l owi ng  expr es s i on 

Z . 

=

竺 ・ , ;

‑ γ

‑ ;:L .

,!

b)   I n  t he  cases  of   l ong  suct i on  pi pe  or   hi gh‑ speed, t he  pul sat i on  wav es   i n t he  i nt ake  pi pe  hav e  i nf l uence  o n   t he  del i ver y  rat i o a nd  s uc h  pul sat i on  eect is  prscr i bedby   t he  f ol l owi ng  expr es s i on 

q.  = 30 a. / ( NLs)  

c)   T h e   ma x imu m  eect of   t he  ex対三d

t he  over l a p per i od  a nd  t he  residual negat i ve  wave.  

1. 緒 言

4 サイクノレ機関の吸込み空気量( または機関トルク) が吸排気管系により, 著 し い 影 響 を 受 け る こ と は 古 く か ら 知 ら れ て お り , 数 多 く の 理 論 的 乃 至 実 験 的 研 究 が 続 け ら れ て き た 。

すなわち I反 排 気 管 内 の 流 れ は 非 定 常 圧 縮 性 一 次 元 等 エ ン ト ロ ピ 流 れ と 近 似 で き , 運 動 , 連 続 , 状 態 の 三 つ の 基 礎 式 を そ れ ぞ れ の 境 界 条 件 と 初 期 条 件 の 下 に 解 け ば よ く , そ の 解 法 と し てH. Li s t およびG. Re y l の 逐 次 数 値 解 法1) や 電 子 計 算 機 の 利 用2 ) およびE. Je n n y  ,と始まる特 性 曲 線 法3 )等が知られている。 し か る に , こ れ ら 厳 密 解 は , そ の 計 算 が 煩 雑 英 大 と な る の で 最

大の吸込効率の生成条件[ こ注目した近似王里論もある。かかる数多くの理論的または実験的研究

の結果, 吸気管による動的効果( 吸気管効果) としては, い わ ゆ る 慣 性 効 果 と 脈 動 効 果 の 二 つ が 存 在 し , し か も 両 者 は 厳 密 に 区 別 さ れ る べ き で あ る こ と , 慣 性 過 給 に 基 づ く 最 大 の 吸 込 効 率 は 主 と し て 慣 性 特 性 数( Z8), 流 動 抵 抗 係 数( μ) および吸気弁閉じ角( { ) .c) によって規定されると

( 119)  

と が 明 ら か に さ れ て い る ぺ 逆 に 脈 動 波 の み に 注 目 す る 場 合 に は , い わ ゆ る 脈 動 次 数Q8=30

α J

N・Ls が有用なノf ラメータであるとともわかっている。

次に排気過程における排気管の動的効果( 排気管効果) としては, 排 気 吹 出 し に つ づ く 負 庄 波 に よ る い わ ゆ る 排 気 吹 出 し 効 果 と 残 留 脈 動 波 に よ る 排 気 脈 動 効 果 と の こ つ が 考 え ら れ る 。

しかし,低速機関では後者の影響は一般にかなり小さく,十分無視して差支えないようである。

いま脈動効果を無視する場合,排気吹出し負圧波が弁重り期聞に一致するとき,最も効果的な掃 気 が 行 な わ れ る も の と し て 吸 気 管 の 場 合 と 同 じ よ う に 同 調 条 件 を 求 め る こ と も で き る 。 こ の よ

うに4サイクノレ機聞における吸排気管効果に関しては,かなり具体的な解明がなされている。

し か し 従 来 の 研 究 は , い ず れ も 比 較 的 低 速 の 機 関 に 対 す る も の が 多 く , 機 関 の 高 速 化 に 伴 い , こ れ ら 吸 引 気 管 効 果 が そ の ま ま 利 用 で き る も の か ど う か 今 の と 乙 ろ 検 証 が な い 。 そ こ で 木 研 究 に お い て は 取 敢 え ず 機 関 回 伝 数 N= 2000‑ 8000 r p mの 範 囲 に わ た っ て , 虫 気 管 長 や 掛 気 管 長  を 変 え た 実 験 を 行 な い , そ の 結 果 に つ き 吸 気 管 効 果 と 排 気 管 果 と に 大 別 し て 次 に 述 べ る 。

2.  給 気 管 系 に よ る 動 的 効 果 に つ い て 2 ・1 実 験 装 置 お よ び 実 験 方 法

供 試 機 関 は 図 11こ示す単シリンダ空冷ガソリン 4 サイクノレ機関 ( E‑ 125) であり,その諸元 は次の通りである。

シ リ ン ダ 径 × 行 程 6 0 mmゆx 4 4 mm 圧 縮 比 10:   1 

行 程 体 積 125  cc  吸 気 弁 径2 7 mm 個 数2

行 程 内 径 比 1:   1.36  排 気 弁 径3 2 mm 個 数1 実 験 装 置 は 図‑ 2,図‑ 3 に 示 す よ う に , 供 試 機 関 ① を 電 気 動 力 計 ⑧ ( 三 相 交 流 分 巻 整 流 子

図 1 供 試 機 関 図 2  実 験 装 置 全 景

( 120)  

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