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ドキュメント内 成立期日本信用機構の論理と構造(完) (ページ 59-62)

89成立期日本信用機櫛の論理と概造(完)

第54表明治後期日銀信用の織成

(期末残高千円)

寵馴貸|…|…麟鰡|綱

所有内国侭

9,2961

蝋纈秤&月

鋼&

90

すことはあっても、貸出構成の主流をかたちづくっていること。しかしその残高は明治一一一一一年に達した九千万円の 水準からはほど遠く五千万円を凌駕するのもむずかしく、四一一・一一一年にはついに一千万円の水準を切る事態も生れ ている。この欠を埋めるものとして、第二の新しい流れすなわち政府短期証券割引が登場する。一一一五年上期に大蔵 省証券割引があらわれ、四五年上期には鉄道証券割引が加わり、手形割引に迫りあるいは凌駕する割引量を示す・ この政府短期証券割引はその後大戦期に数度行われる以外全く承られなくなるから、まさにここで問われている一一一 四年金融恐慌から第一次大戦勃発に至る日銀信用の変貌を色どるきわだった特徴のひとつとして評価されねばなら ない。第一一一の流れは、肌治二二年以降逓墹をつづけてきた外国手形割引であるが、一一一○年代初頭の日銀信用の大幅 な収縮によっても何らの影響をうけることなく、第一次大戦直前までほぼ一千万から二千万円の周辺を極めて安定 的に推移している。明治四四年七月これまでの貸出限度枠をもった横浜正金銀行に対する外国為替手形再割引制度 瀞限度枠をもたない外国為替貸付金制度に切りかえられてから、この第三の流れは拡大の萌しをみせ、大戦期に一 躍主流となるが、この時期では日銀信用のなかでも最も安定した流れをかたちづくっている。かつて手形割引をこ える比重をもった第四の流れの定期貸感明治三○年の四千万円をピークに以後つるべ落しに急減し、ついに百万 円台にまで下げたが、一一一七年下期を転機に四一年上期までの間突然一千万円の大台を上下し、その後再び漸減傾向 を辿り、第一次大戦期にはほとんど戦略的な意義を失う。股後の流れは当座貸越であるが、このルートは常に僅か な比重を占めるにとどまり、おまけに長期的な漸減傾向のうちにあった。それは、成立期日本信用機構が未だに当 座預金を軸とする預金銀行体系たりえなかったことのひとつのあらわれに他ならない。 以上の簡単な検討によって、日銀信用の底部に外国手形割引が安定的な流れをなし、その最上層に政府短期一証券 割引が新たに加わったことを確認することができるが、中央部に位侭する手形割引、定期貸、当座賛については、

91成立期日木信用機構の論理と構造(完)

明治二○年代から三○年代初頭にかけての日銀信用において戦略的な意義を与えられたのは、外国為替手形割引と二三年恐慌救済を出発点とする担保付手形割引であった。とくに後者の有価証券担保を軸とする再割引は、株式の流動化をたすけ日本産業資本勃興のための産業資金供給の戦略的ルートとして作動しつづけたが、三四年金融恐慌を画期とする預金銀行主義への転換のなかでどのような変貌をとげたであろうか。第五五表によって見返品付手形割引の推移を一望するならば、次の諸事実を指摘しうる。第一に、見返耐担保の割引金額は三四年に一一一分の一の水準に激減したあと停滞をつづけたがへ四○年頃より再び拡大の動きが始まり大正初年には一一一二・三年の水準に復帰していること。手形割Ⅲ全体に占める比軍は一一一○年代初頭の六割台から次第に上昇し、三九年には八割、四四年には九割台を記録する。第二に、各種担保をくゑあわせた連帯担保をのぞいた割引金額における担保構成をゑてみると、三四年以前においては、株式担保が六割にせまる比重をもちながらも国債、地方債、諸証券、諸商品に分散する多元的様相をもっていたが、三四年に諸商品が、一一一九年諸証券、四二年にはついに株券までがほぼ姿を消し、ひたすら国債に一元化してゆく。第三に、国便一元化とともに、各種担保をくふあわせた連帯担保によるものは見返品担保再割引全体のなかで次第に比重をさげ、四二年以降はほとんど皆無となる。ここでは掲げなかったが連帯担保を含んだ券面金額での担保別構成を参照するならば、三五年末頃までは国債担保のうち四割が連帯であったが、その後一一、三年のうちに激減し、一一一九年以降連帯による割引はほぼ消失し、国債は担保として一人だらする。この

ことは日銀信用における国債優先への転換を示唆するものであろう。第四に、担保構成の変貌の焦点をなす株券と とはできない。[析を必要とする。 担保信用の色彩を色濃くもっているから担保構成ぬきの勘定科目の推移からはあまり意味のある特徴をひきだすこ

とはできない。日銀信用の底流に萌す変貌をとらえるには一歩すすんで担保別構成を示す譜表のよりたちいった分

創③

第55表明治後期日銀保証品付手形割弓

(年末残高千円)

A B

保証品付 手形割引

連帯除<

保証品付手形割引

ち国債|ザ

D ̄ ̄

うち株券

--

'零

うち うち

B/A

C/B

手形割弓

諸証券 諸商品 明治32年 91.667 59,321

54.219

64.7 49,388 83.3 5.818 9.8 8.4

33.253 56.1 3,360 6,957

調弘弱珊獅鍋醐如虹型蛆蝿妬畔 柾

80,242 67.6 44.029 81.2 4,539 31.124 57.4 1,926 6,440 31.627 18 722 59.2 14.656 78.3 2.695 14.4 7.934 42.4 4,027

24,934 15.580 62.5 13,618 87.4 2,352 15.1 8.866 56.9 2,365 35 26,812 20,150 75.2 17,699 87.8 2,252 11.2 10.988 54.5

42.4

4,459 36.907 26.850 72.8 23,226 86-5 8,677 3564499999 2258059334 0●●●●O■■甲●3706081640

n.387 3,162

28.152 21.140 75.1 19,107

川川肌剛Ⅲ川棚

磯;’

4,925 23.3 3.040

33.883 28.305 83.5 25,861 42.594

7,3231

,6001

(1):曇)I

25.9 150

23,W’

58,385 47,542 8888988 1319063 ①●●●●①。4814093 34.9 17 2,850 3,000 300

始鯛盟加肥蛆253097 F?』PB9159869 412466

34.554 28,826 13,807

12,エェ7 25,978 40,491 54,281 54,663

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13705 闘塑〃Ⅲ返

り3JJJ26388 12455

エ2,651 26,206 43,070 57,869 57,816

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