5117 245 4541 268 220 4058 470 192 1211 1696 6884 1152 828 210 2704 651 12590 3405 142 12649 14453 12935 3342 2932 1241 34106 1591 727 322 3884 1240 1949 12012 23486 616 3257 523978
175405 699383
687224 223154 910378 736297 225139 961436
注)作成方法は本文及び注8, 10を参照。
表10‑3 :二酸化炭素排出量の部門別構成比
1995 0.6%
1.3%
27.9%
0.1%
0.0%
1.1%
0.1%
0.0%
4.8%
3.1%
0.2%
0.1%
6.9%
0.2%
0.4%
9.8%
O.4%
2.0%
0.4%
0.0%
0.4%
0.0%
0.0%
0.4%
0.1%
0.2%
0.1%
0.1%
1.5%
0.1%
0.1%
0.0%
0.4%
0.1%
1.1%
0.3%
0.0%
2.7%
1.6%
1.4%
0.1%
4.3%
0.1%
6.2%
0.1%
0.1%
0.3%
1.0%
1.0%
0.6%
1.7%
2.1%
0.0%
0.5%
88.0%
12.0%
100.0%
1.3%
O.3%
38.5%
0.1%
0.0%
1.4%
0.1%
0.1%
3.0%
1.8%
0.2%
0.1%
2.5%
0.2%
0.5%
4.6%
0.4%
0.9%
0.6%
0.0%
0.5%
0.0%
0.0%
0.4%
0.1%
0.0%
0.1%
0.2%
0.8%
0.1%
0.1%
0.0%
0.3%
0.1%
1.4%
0.4%
0.0%
1.4%
1.6%
1.4%
0.4%
0.3%
0.1%3.7%
0.2%
0.1%
0.0%
0.4%
0.1%
0.2%
1.3%
2.6%
0.1%
0.4%
1.1%
0.4%
35.7%
0.1%
0.0%
1.3%
0.1%
0.1%
2.9%
3.1%
0.2%
0.2%
3.0%
0.2%
0.8%
8.1%
0.5%
1.3%
0.7%
0.0%
0.7%
0.0%
0.0%
0.5%
0.1%
0.0%
0.2%
0.2%
0.7%
0.2%
0.1%
0.0%
0.5%
0.1%
1.8%
0.5%
0.0%
1.1%
1.2%
1.2%
0.4%
0.4%
0.1%
2.3%
0.1%
0.1%
0.0%
0.4%
0.1%
0.2%
0.5%
2.6%
0.1%
0.3%
1.2%
0.3%
35.8%
0.0%
0.0%
1.0%
0.1%
0.2%
3.2%
2.0%
0.2%
0.2%
2.6%
0.2%
0.8%
7.2%
0.5%
1.1%
0.6%
0.0%
0.7%
0.0%
0.0%
O.5%
0.1%
0.0%
0.2%
0.2%
0.8%
0.2%
0.1%
0.0%
0.4%
0.1%
1.6%
0.4%
0.0%
1.1%
1.4%
1.3%
0.4%
0.4%
0.1%
2.6%
0.1%
0.1%
0.0%
0.4%
0.2%
0.2%
0.7%
2.8%
0.1%
0.3%
1.1%
0.3%
36.3%
0.1%
0.0%
0.9%
0.1%
0.2%
3.1%
1.9%
0.2%
0.1%
2.4%
0.2%
0.6%
6.7%
0.4%
1.0%
0.6%
0.0%
0.6%
0.0%
0.0%
0.5%
0.1%
0.0%
0.2%
0.2%
0.9%
0.2%
0.1%
0.0%
0.4%
0.1%
1.5%
0.4%
0.0%
1.1%
1.5%
1.4%
0.3%
0.4%
0.2%
3.6%
0.1%
0.1%
0.0%
0.4%
0.2%
0.2%
1.0%
2.6%
0.1%
0.3%
1.3%
0.3%
39.9%
0.3%
0.0%
1.4%
0.1%
0.1%
3.0%
1.8%
0.2%
0.2%
2.3%
0.2%
0.5%
5.1%
0.4%
1.0%
0.8%
0.0%
0.6%
0.0%
0.0%
0.5%
0.0%
0.0%
0.1%
0.2%
0.8%
0.1%
0.1%
0.0%
0.4%
0.1%
1.5%
0.4%
0.0%
1.4%
1.4%
1.2%
0.5%
0.3%
0.1%
3.1%
0.2%
0.1%
0.0%
0.5%
0.1%
0.2%
1.0%
2.5%
0.1%
0.3%
‑308‑
日本で2番目に排出量が多いのは鉄鋼であり、製鉄がいかに多くのCO2の発生を伴うかがわ かる。 ドイツでも鉄鋼はやはり3番目に排出量が多いが、日本よりは1桁少なく、逆に日本の 多さが目立っている。なお鉄鋼のCO2発生は、 ドイツでは著しい減少を示しているが、日本で
は変動している。
ドイツで4番目、日本でも4番目に排出量が多いのが、陸上や航空運輸を中心としたその他 の運輸部門である,3)。両国とも減少することなく増加が続いており、特に日本は1985〜1990年 に著しく増加し、 1990年にはドイツの倍以上の排出量である。海上運輸についても、日本は島 国であることから排出量が多く、 ドイツの10倍以上排出している。逆に鉄道運輸に関しては、
日独ともに減少傾向がみられるが、 ドイツの排出量の方が多くなっている'4)。
その他日独ともに排出量の多い部門として、化学製品、土石製品、石油製品、建設、食料品、
公務などが挙げられる。このうち日本では特に、土石製品のCO2排出量が多く、構成比は低下 傾向とはいえ80年には全体の実に9.3%も占めていた。これは主に、セメントの製造がエネル ギーを大量に消費するためである。その土石製品を多用する建設業の排出では、 ドイツが減少 傾向であるのに対して、日本では顕著な増加傾向を示している。化学製品や食料品においても、
日本はドイツとは逆にCO2の排出が増加している。他方で、小売業やその他の営利サービスの ように、日本の減少傾向とは逆に、ドイツでは増加傾向がみられる珍しい部門も存在している。
3.民間最終消費のエネルギー使用
前節では、民間最終消費で発生するCO2の量は、ドイツの方がはるかに多いことがわかった。
CO2は、エネルギー使用ばかりではなく、廃棄物等の焼却や動植物の呼吸、喫煙等によっても発 生するが、ここでは最も大きな要因の,つである民間最終消費におけるエネルギー使用につい て考察してみよう。
表,0−4は、民間最終消費における主要なエネルギーの使用量を、産業連関表の付帯表であ る物量表から計算したものである,5) 。家計ばかりでなく、非営利民間団体のエネルギー使用も 含んでいる点に要注意である。
13)日本の場合、その他の運輸の中では、自家用旅客自動車輸送のCO2排出量が最も多く、航空輸送 の約2倍の排出量である。森口他(2000)参照。
14) これは電化の程度にも依存している。また、鉄道による人員輸送距離(人キロ)は日本の方が多い が、貨物輸送距離(トンキロ)はドイツの方が多いことも関係している。運輸省運輸政策局情報管 理部編: 『海外運輸統計』等を参照されたい。
15) 日本とドイツで比較可能な主要なもののみを取り上げている。
表10−4 :民間最終消費におけるエネルギー使用
q■■■■■■■■■■■■■■■■■
日 本
380 1985 1990 1995
17325 134969 139941 179063
76 859 1288 10878
4767 7198 8496 9288
273 62 30 9
7187 18062 24263 28866
175 45, 590 257E
−
吻的単位)
9577 8938 7121 9554 14189
5289 3860 3360 5057 6371
一
エネルギー使用(Teraioule)
段LFPLF4gFL﹄rub4349U6554U5406p3■J︑﹄7︼訂︒
IlttllllUOOOOOO042459703d7941297b3324361且グロnaFp﹃■ケロ内司一四︑四四
1800160188288520054382494651 3215715
用(Terajoule)
J1 4U14 4Uノ6 bl34
1 7 10 87
32 2091 2181 234フ
57 12 6 1
93 6497 8547 1001C
64 159 183 87フ
61 2512 3301 4825
77 1274 1877 2328
85 16567 20181 25609
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
出所)日独ともに各年産業連関表の付帯表(物量表)より計算。
まず表10−4の上段をみると、人口の違いもあって、電力使用量は各年とも日本の方が多い ことがまず目につく。ガソリンについても、1980年のみは例外的にドイツの方が若干多いが、
その他の年は日本の方が多い。しかしその他のエネルギーに関しては、驚くべきことにドイツ の方が多くなっている。熱供給やガス、暖房用の灯油においても然りである。特に日本の家計 では、最近では石炭はほとんど用いなくなっているが、 ドイツでは依然かなり多くの量を用い ているために、大きな格差となっている。ディーゼル燃料においてもドイツの方が多くなって いるが、これは家計の保有するデイーゼル燃料の乗用車数が、 ドイツの方が多いことにもよっ ている'6)。また、暖房用灯油もドイツの方が多いが、これは年間を通しての平均気温や気候の 差にも依存している。
傾向をみると、ほとんどのエネルギー使用について、両国ともに増加傾向であったことがわ 16)たとえば1995年には、日本がディーゼル燃料の乗用車が4,864,928台(全乗用車の10.7%)だっ たのに対し、 ドイツでは5,544,551台(全乗用車の13.7%)であった。 トラックについてはさらに 大きな格差がある。詳しくは、運輸省運輸政策局情報管理部編: 「海外運輸統計』等を参照された い。
−310−
単位
ドイツ(91年以 峰は統一ドイツ)
1975 1980 1985 1990 1991 1993
100万kWh Terajoule 100万m3 1000t lOOOt lOOOt lOOOt lOOOt
エネルギー使用(各 70333 88474 100016 102362 125112 129432 37200 64399 75645 81307 166246 170600 6807 13202 16905 17827 22510 25195 9204 6514 4986 2453 12766 7132 14742 17808 18061 21776 25503 25698 766 1095 1957 3174 3246 3793 22691 24305 22761 17301 20141 20522
362 540 596 521 614 885
eeeeeeeelIIlllliuuuuuuuu◎00000.○
●向・画・画・画・向・向・画・同eeeeeeeeTTTTTTTT
Terajoule 241520028920443020146292136637340193786598
eeeeeeeelllllllluuuuuuuu◎00000.0
.呵・向・画・画・画・側・画・同eeeeeeeeTTTTTTTT 1人当たりエネルギー使
4095 5166 5901 5783 5611 5729
602 1044 1240 1276 2071 2097
3872 7530 9743 8878 8899 9830
3631 2577 1976 931 3309 1875
10382 12576 12888 14879 13833 13757
529 758 1370 2127 1727 1991
15672 16834 15929 11594 10715 10775
280 419 448 375 351 499
Teraioule 39063 46905 49494 45843 46516 46554
かる・他方、暖房用灯油の使用は変動しており、石炭・褐炭は両国で減少している。 ドイツで は1991年に、再統一の影響で石炭・褐炭の使用が急増したが、 93年には大きく減少している。
さて、各エネルギー単位で比較しているだけでは、エネルギー使用の多少を相互に比較でき ないので、熱量単位(Joule)に変換して比較したものが表10‑4の中段である。これをみると、
日本では民間最終消費については、75年当初より一貫してガソリンの使用が熱量的には最も多 かったことがわかる。一方ドイツは、85年までは暖房用灯油の方が多かったが、90年以降は日 本と同様に、やはりガソリン使用が最も多くなっている。 2番目に多いのが、ドイツでは90年 以降は暖房用灯油であるが、日本では80年以降は電力となっている。
最後に、人口数で割ることによって、 1人当たりのエネルギー使用を計算したものが表10‑
4の最下段である。液体ガスを除くいずれのエネルギーにおいても、 ドイツの方が圧倒的に多 いことがわかる。特にガソリンや暖房用灯油使用の格差は大きい。熱供給や石炭の使用量も大 きく異なっているが、そもそも埋蔵資源量などの資源状況や歴史が異なっているというべきか もしれない。
表10−4の中段をみてもわかるように、ここで挙げられている主要なエネルギー使用の総計 としては、終始一貫ドイツが日本を上回っており、これが民間最終消費における日独のCO2排 出量格差につながっていることは確かである'7)。ただし電力や熱供給は、民間最終消費レベル ではCO2を排出しないクリーンなエネルギーであり、民間最終消費による直接的なCO2発生の 考察からは除外しなくてはならない。しかしその生産段階においては、各種のエネルギーが使 われているので、間接的にはCO2の発生を誘発している'8)。節を改めてこの点を考察してみよ
O
アフ
4.最終需要の二酸化炭素排出誘発構造
まず図10‑4と図10‑5を比較すると、日本とドイツでは、電力を発電するに当たり使用す るエネルギーが大きく異なっていることがわかる。 ドイツでは、原子力の利用が増大している 分、その他のエネルギー使用の割合は低下しているが、相変わらず圧倒的に石炭・褐炭に依存
17) もちろん本来はこのようなエネルギー統計が先に存在して、それをもとに二酸化炭素排出量の推計 がなされているが、推計の元となったエネルギー使用自体が比較可能な形で公表されていないため に、ここでは逆にその推計を試みているわけである。
18)家計の使用する電力の生産のために発生するCO2も、家計の発生するCO2の一部であるとして分 析したものに、Stahmer (1996)がある。
した構造となっている。
1 9 9 5
年においても、全体の5 7
%は石炭・褐炭によって発電している。それに比べれば、石油や天然ガスによる発電はわずかである。一方日本は、ドイツと同様に原 子力の使用割合が増え、
9 5
年には3
割を占めるに至り、これが最も高い割合である。7 0
年代に は圧倒的に依存していた石油による発電割合も低下し、9 5
年には2 3
%にすぎず、天然ガスにも2 0
%程度依存するようになっている。発電に当たってのこのようなエネルギー使用の相違は、
CO2
の発生にも大きく影響するはず である。たとえば、家計における電力使用量が日本とドイツで同ーであるとしても、石炭・褐図
10‑4:電力発電のエネルギー構成(ドイツ)
100%,. 90ll9こ
8q
、
Jびら
5
構成比 60覧
≪
1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995
図
10‑5:電力発電のエネルギー構成(日本)
構成比
°
"
1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995
‑312‑
炭の使用が多い分、 ドイツはCO2の発生が多くなるはずである。まずこの点をシミユレーシヨ ン分析してみよう。
表10−5の左側は、最終需要として10,000単位の電力需要が生じた場合に誘発される国内 生産額、及びCO2発生量を日独で比較したものである。各産業に誘発される生産額の合計もド イツの方が多いが、CO2の排出についてはさらにドイツの方が多く、日本の1.5倍に達してい る。部門別では、使用エネルギーの相違を反映して、電力生産におけるCO2発生がやはり1.5倍 程度異なっているが、さらにその使用エネルギーを生産するために、CO2が排出される。たとえ ば石炭生産のために、ドイツでは日本の4倍のCO2が排出されるが、他方石油製品の生産のため には、逆に日本がドイツの4倍もCO2を排出している。
表10−5の右側は、左側とは異なり、民間最終消費における実際の電力需要が誘発している 生産額とCO2を計算したものである。1990年の民間最終消費における実際の電力需要は、ドイ ツが253億5,400万マルクであるのに対して、日本が394億2,600万マルクとドイツよりも約 1.5倍多かった。表10‑5の左側のシミュレーションからも想像できるように、 ドイツの方が 約1.5倍CO2の排出量が多いために、この実際の電力需要からは、全体としてはほぼ同量の CO2が発生していることが、表10‑5右側の最下段からわかる。
このように、民間最終消費段階ではクリーンな電力も、その生産段階では多大なCO2を排出 しており、そのエネルギー構成の相違にも影響され、 ドイツは日本よりも排出率が高いことが わかった。
次に電力だけではなく、さまざまな最終需要のための生産が直接.間接に誘発しているCO2排 出量を計算し、比較してみよう。表10‑6は、各最終需要がそれを満たすための生産を通して 直接.間接に誘発しているCO2を計算した結果である。また表10‑7は表10‑6から構成比を 計算し、各部門の排出しているCO2は、どの最終需要にどの程度依存して誘発されているか(依 存度)を示したものである。
まず経済全体としては、日独ともに民間最終消費によって最も多くのCO2が誘発されてお り、それは表10‑7から45%前後に上ることもわかる。第3節で述べたように、民間最終消費 として直接使用するエネルギーカヌ発生するCO2をも含めるならば、さらに高い割合となるであ ろう。家計の経済活動が、生産や流通を通していかに環境と深く関わっているかがわかる。な かでも、電力生産から発生するCO2が、他の産業からの排出に比べ桁違いに多くなっている。
これはさまざまな部門での生産にも、電力が使用されるからである。この誘発量にはもちろん、