• 検索結果がありません。

担当者 藤坂

時間 14100〜15:30

きi

        …

題   i 1 2 3 4 5 6

7

8 9

10 11 12

動作模倣  1        き

バンザイ  i単独       1 +P +P

+P

ii

バンザイ  iランダ       i

+P +P

      『っぺ   iム      1 +P

一ξ3

音声指示   i        i

      ;たま   !単独      塗

+P +P 十 十 十 一 +P 十 十 十

il8

マッチング  1        }

おわん・つみき・スポンジ 十 十 十 噛 +P +P +P 十 十

⁝8§i⁝!翠§1⁝!き

(3)たくさんの課題の記録

 治療が進み、子どもが1目にたくさんの課題をこなすようになると、上記のような一試行ごと の記録では全体像がつかめなくなります。また復習課題が多くなり、一試行ごとの記録の必要性 も減ってきます。

 そうなったら、記録を二段階にしましょう。まず「目次」として現在進行中の課題を、名前だ け表にリストアップします。そしてその日、自分の担当時間にやった課題だけ、できてもできな くてもOをしていきます。その目の後の時間を担当した者は、その目まだOが付いていない課題 を行うようにします(次頁表参照)。

次に、各課題ごとのページを設けます。そこに、その課題のプログラムやこれまでのレパート リーを書き、また毎日の進行状況を日誌風に書いていきます。こうすれば、複数の治療チームで もお互いに何をやっているかがよく分かり、統一をとりやすくなります。

25

課題進行表

日付 3/5AM 3/5P

課題      担当 ママ パパ 複雑な音声指示

0

遅延動作模倣

O O

音声模倣(抑揚)

O

動作の名前(表出)

O

時制

O

物の名前(表出)

O

文章(S+V)

O

禁止(〜したらだめ)

O

形容・概念

O

一番〜

O

分配

自発的質問

O

はい・ちがう

O

連続カード

O

分類

O

同じ・違う

O

物の使途

O

順番(次は)

O

想起(何した?)

質問の弁別

26

 まだ言葉のない子どもを持つ親は、「言葉さえ出てくれれば、いろんなことができるようになる のでは」と思いがちです。また知的遅れを持っ子どもの親は、「知能さえ上がれば、身の回りのこ

とは自然とできるようになる」と思いがちです。

 しかしロヴァース博士が実際に多くの自閉症児を教えてみてわかったことは、一つの行動スキ ル(技能)を教えて、それが上手になっても、他の行動スキルがひとりでによくなることはない、

ということです。言葉が上手になったからといって友達との付き合いがうまくなるわけではない し、知能が増したからといって、身の回りのことができるようになるわけでもありませんでした。

すべてのことは別々に教えなければならなかったのです。

 ですから、私たちが自分の子供を健常者中心の今の社:会にできるだけ適応させよう、と思うな ら、言語や認知だけでなく、社会性から自助スキルまで、あらゆることを教えなければいけませ

ん。

 しかしロヴァース博士は、多くの行動スキルの中でも特に言語を非常に重視しています。全体 の半分以上の時間は、言語スキルの獲得と向上に充てられます。またその中でも特に音声模倣を 非常に重視します。音声模倣の訓練を始めたら、しばらくの間、全体のセラピー時間の約半分は、

音声模倣訓練に当てるのです。UC LAの研究では、早期集中介入の対象となった子どもたちの 中で最も改善したグループは、いずれも元々ある程度の音声模倣があったか、介入開始後数ヶ月 以内に音声模倣能力を獲得した子どもたちでした。介入の多少の(半年程度の)遅れやI Qの10 程度の違いは、あまり関係がなかったのです。

 ですから、プログラムを組み立てるときは、広い意味での言語スキルを中心にして、しかしそ の他の課題もバランスよく取り入れるようにしてください。

 課題の主なジャンルは以下の通りです。

  ①学習基礎スキル   ②言語・概念スキル   ③社会性スキル   ④遊び・余暇スキル   ⑤自助スキル

(1)学習基礎スキル

 ここには二種類のスキルが含まれます。

 まず第一は、効率的な学習環境を作るために必要なスキルです。着席、注目、姿勢の維持など

があります。

①着席:「すわって」という指示にしたがって椅子にすわることを教えます。椅子にすわらせ   ることによって、落ち着いた学習環境を作ることができます。

②注目:「こっちみて」という指示にしたがって、大人の顔の辺りを見ることを教えます。い   つもこの指示を出すのではなく、子どもがよそ見をしているときに使います。よく「目合   わせ」と言いますが、最初から目と目が合う必要はありません。とりあえず、呼んだら前   を向くようにできればいいのです。

 ③姿勢の維持:椅子にすわっても、おしりがずり落ちたり、後ろに反り返ったりしてじっと   していない子がいます。そういう子供には、「ちゃんとすわって」と言う指示で、姿勢正し   くすわることを教えます。またちゃんとすわってはいるが、始終手をひらひらさせたり、

  テーブルの教材をいじったりして、大人の指示に注目できない、という子がいます。そう   いう子供には「おててちゃんと」という指示で、両手をひざの上に置くことを訓練します。

27

これら三つの課題は当分継続します。

第二は、学習全般の基礎となるスキルです。

①動作模倣:「こうして」という指示に従って、大人の動作をまねすることを教えます。この  スキルが身につけば、いろんな課題を教えるときに、大人がモデルを見せることでプロン  プトできます。また、将来健常児の集団に入ったときに、教師や周りの子供たちのやって  いることを見て、それをまねするこ.とで、社会適応も容易になり、かつ大人の補助がなく  ても学んでいけるようになります。また動作模倣は音声模倣より簡単に教えることができ  ますから、先に教えることで、音声模倣の訓練に必要なrまねしようという気持ち」を育  てます。動作模倣は簡単な動作の模倣ができればそれでおわりではなく、指先の細かな動  作の模倣、口の形や表情の模倣、二つ以上の連続動作の模倣、モデル行動より少し遅れて  模倣する遅延模倣など、いろんな模倣を長い期間をかけて継続的に教えていきます。

②マッチング:「いっしょにして」という指示にしたがって、同じ物同士を一緒にすることを  教えます。このスキルも、後にいろんな課題を教えるときに役に立つ便利なものです。例   えば「大きい」「小さい」を教えるときは、予め大きいもの同士、小さいもの同士一緒にさ  せることで、大小の概念をこしらえておきます。また全く同じもの同士から、似たもの同  士のマッチング、分類のマッチングヘと発展させることで、外界の様々なものの類似点、

 相違点に着目できるようにします。

(2)言語・概念スキル

 ここには言語だけでなく、それに関連するいろんな概念やスキルを含みます。たとえば記憶や 想像もこのジャンルに含めています。

   ①音声指示:まず大人の言葉の指示を理解し、それに従うことを教えます。「バンザイ」

     「たたいて」などの単純な指示から始めて、「りんごをバケツの中に入れて」「バンザ     イしてからジャンプして」といった複雑な指示へと学習を進めていきます。

   ②音声模倣:大人の音声をまねすることを教えます。「あ」や「ん」のような単音の模倣     から始めて、「りんご」rちょうだい」のような単語の模倣、文単位での模倣、声の大     きさや速さ、抑揚の模倣などを時間をかけて教えて行きます。指示されたときだけで     なく、自発的に他人の言葉を模倣するようになることが、その後の進歩のために大変     重要です。

   ③物の名まえの理解(受容):「りんご」といえばリンゴを触り、「バナナ」といえばバナ     ナに触れるようにします。

   ④物の名まえ(表出):「これ何?」と聞かれて「りんご」と答えられるようにします。

   ⑤動作の名前付け:「何してる?」と聞かれて「ジャンプしてる」と自分や他人の動作を     表現することを教えます。

   ⑥要求表現:「だっこ」とか、「りんご」などと言葉で要求することを教えます。

   ⑦初期の応答とあいさっ:rOOちゃん」という呼びかけにrなあに」と答えたり、rお     名前は?」という質問に自分の名前を答えることを教えます。また「おはよう」とい     うあいさつに、振り向いて「おはよう」と返すことを教えます。

   ⑧物の属性:色や形、「大きい」「小さい」、rたくさん」「少し」などの物の属性の名前、

    っまり形容詞を教えます。

   ⑨文章:「赤い車」(形容詞+名詞)、「ご飯をたべてる」(目的語+動詞)、「ママが歩いて

28

 ら教えていきます。つまり二語以上の文章で指示を出したり、質問に文章で答えさせ  たりします。

⑩位置:「上」「下」「前」「後ろ」「中」などの位置の概念を受容、表出の両面から教えま  す。

⑪相手のところに行って要求を伝える:離れた相手に何かを言おうとするとき、その人  の近くまで行ってから話すことを教えます。

⑫時制:「〜してる」(現在進行形〉 と「〜した」(過去形)の使い分けを教えます。たと  えばバナナを食べているところを見せて、「バナナ食べてる」と言わせ、食べ終わった   ところを見せて、「バナナ食べた」と言わせます。上手になったら、食べる前の場面を  見せて、「バナナ食べる」という言い方(未来形)も教えます。

⑬分類:「動物」「果物」「乗り物」「食べる物」「食器」「楽器」「野菜」といった身近な分  類概念を教えます。

⑭想起:何かの動作をさせたあと、「何した?」と聞いて「〜した」と言わせます。だん  だん聞く時間を後にずらせて、長時間の記憶を要求していきます。

⑮目合わせ:学習のために単に大人の顔や教材を見させるだけでなく、さらに進んで相  手の目を見ることを要求します。最初は「こっち見て」という指示に応えて。次いで  質問に答えたり、自分から用件を伝えるときも、相手の目を見ることを要求します。

⑯質問の弁別:r何色?」とrどんな形?」、r誰?」とr何してる?」など、二つ以上の  質問の意味を区別させます。

⑰伝言:「パパに、ごはんだよ、と言って来て」と行った伝言を伝えることができるよう   にします。

⑱質問の自発:「これ何?」「どこ行くの?」といった質問の自発を促します。

⑲物に関する叙述:「ゾウさんはどんなもの?」という質間に対して「鼻が長い」と答え   たり、逆に「鼻が長い動物は?」と聞かれて「ぞうさん」と答えられるようにします。

  だんだん叙述を長く詳しく、かつ自発的なものにしていきます。物だけでなく、絵本   の絵や外の状景なども叙述させます。

⑳Y6s/No:rこれはバナナ?」という質問にrうん」あるいはrちがう」と答えたり、rバ   ナナいる?」という質問にrいる」あるいはrいらない」と答えることを教えます。

21社交的質問:「何歳?」「何が好き?」「何が嫌い?」「何人兄弟?」「お父さんはどんな   お仕事してるの?」と言った、子どもがよく聞かれる質問に答えることを教えます。

22数:「一つ」「二つ」といった数の概念を教えます。

23数字と文宇:数字やひらかな、カタカナの読み方・書き方を教えます。やがて、単語   や文章の読み書きに発展させていきます。

24 「何がない?」1テーブルの上のものを、子どもの見ていないうちに一つだけ隠して、

  「何がない?」と聞きます。あるいは絵の中で欠けている部分を当てさせます。環境   の変化に注目させる課題です。

25似てる・違う:一部だけ違う二枚の絵を見せて「どこが違う?」と聞きます。またた   くさんの絵の中から、「似てるのはどれ?」と聞いて、似たものを選び出させます。似   た物のマッチングの発展形です。

26感情1「わらってる」「ないてる」「怒ってる」などの感情を受容、表出の両面から教え

  ます。

27時間・順序:「はじめ」「次」「最後」「前」「あと」といった順序に関する概念や、「あ

関連したドキュメント