2018年3月期第2四半期累計期間の業績は、営業収益24,608百万円(前年同期比11.6%増)、金融費用控除後営業収益22,456 百万円(同11.7%増)、営業利益相当額3,100百万円(前年同期は営業利益相当額128百万円)、税引前四半期利益3,009 百万円(前年同期は税引前四半期利益109百万円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益2,014百万円(前年同期は親 会社の所有者に帰属する四半期損失102百万円)となった。
セグメント別の状況は以下の通りとなった。日本セグメントおよび米国セグメントが増収増益となった。
日本セグメント
営業収益は15,124百万円(前年同期比9.9%増)となった。内訳として、受入手数料は7,952百万円(同6.0%増)、トレー ディング損益は1,807百万円(同24.3%減)、金融収益は5,303百万円(同41.9%増)、金融費用は1,002百万円(同0.2%
増)となった。
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Coverage金融費用及び売上原価控除後営業収益は14,102百万円(同10.7%増)、営業利益相当額は2,933百万円(同402.2%増)、
税引前四半期利益は3,121百万円(同290.6%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は2,103百万円(同374.7%増)
となった。増収に加え、販売費及び一般管理費の減少によって大幅な増益となった。
2018年3月期第2四半期累計期間において、日本セグメントでは、資産形成を支援する各種サービスの投入、起業家支援 ファンドの組成を行った。また、基幹システム「GALAXY」について、社外取引先への提供が決定した。
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2016年9月から提供している個人向けラップサービス「MSV LIFE」に続き、2017年9月に個人型確定拠出年金(iDeCo)の受付け開始、2017年10月にロボアドバイザーサービス「マネックスアドバイザー」提供開始、2017年10月に「つみ たてNISA」の受付け開始など、資産形成を支援するサービスを投入した。
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2017年9月に日本国内のシードおよびアーリーステージのベンチャー企業へ投資をする「マネックスエジソン投資事 業有限責任組合」を組成した。◤
基幹システム「GALAXY」の総合証券会社へのライセンス供与によって、2018年3月期第3四半期に600百万円の営業利 益を計上する予定である。「マネックスアドバイザー」はブラックロック・ジャパン株式会社が提供する国内ETF「i シェアーズ®ETF 東証上場シリーズ」を利用し、金融工学 理論やマーケットの専門家によるサポートを受けながら世界中の多様な資産に分散投資ができる。運用プランは、マーケットの専門家が提供する情 報を参考にカスタマイズすることもできる。また、自動積立機能「スマート積立」を利用することで、目標ポートフォリオに近づくように自動的に 買付注文を行うことが可能である。さらに、サービス利用料は運用残高に対して年率0.3%であり、業界最安水準である。
受入手数料
日本セグメントにおいて、受入手数料は7,952百万円(前年同期期比6.0%増)となった。平均株式委託手数料率は低下し たが、市場における株式等の個人売買代金が増加し、個人売買代金に占めるマネックス証券のシェアが上昇したことから、
受入手数料が増加した。
東京、名古屋二市場の株式等の1営業日平均個人売買代金は1兆1,147億円(同4.2%増)となった。マネックス証券の株式 等の個人売買代金に占めるシェアは5.4%(同0.5ポイントの上昇)となり、1営業日平均委託売買代金は597億円(同13.9%
増)となった。一方、平均株式委託手数料率は0.087%(前年同期比で0.006ポイントの低下)となった。
トレーディング損益
トレーディング損益は1,807百万円(前年同期比24.3%減)となった。FX取引金額は13.7兆円(同17.0%減)となった。
FXの値動きが小幅にとどまったことから取引が手控えられえた。
金融収益
金融収益は5,303百万円(前年同期比41.9%増)となった。有価証券貸借取引収支が前年同期比で759百万円増加した。取 引管理手法の改善により、株券貸借取引の貸出量と利鞘が向上した。また、ベンチャー投資を行う子会社マネックスベン チャーズ株式会社が株式会社マネーフォワード(東証マザーズ 3994)の株式売却益659百万円を計上した。信用取引の 残高は163,300百万円(同14.3%増)、月末残高の平均(同社資料をもとにSR社算出)は164,400百万円(同9.0%増)と なった。
販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は11,168百万円(同8.2%減)となった。前年同期は新証券基幹システムへの移行過程で旧証券基 幹システムが並行で稼働していた。当第2四半期においては、旧証券基幹システムの事務委託契約を前期に終了したこと からシステム関連費用が減少した。
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Coverageその他の収益費用
その他の収益費用(純額)は71百万円の利益(同70.1%減)となった。これには、投資有価証券売却益85百万円、受取保 証金63百万円、本社移転費用131百万円を含む。
その他の収益費用:その他の金融収益+その他の収益+持分法による投資利益-その他の金融費用-その他の費用-持分法による投資損失
顧客動向
2017年7月末において、マネックス証券の総口座数は1,725,701口座(前年同月比3.7%増)、信用取引口座数は114,132 口座(同6.0%増)、預かり資産は40,988億円(同18.7%増)となった。
アクティブトレーダー向け日本株取引ツール「トレードステーション」経由の株式売買代金がマネックス証券の株式売買 代金に占める比率は約3.0%となった。
米国セグメント
営業収益は9,645百万円(前年同期比3.1%増)となった。内訳として、受入手数料は5,696百万円(同7.6%増)、金融収 益は3,390百万円(同30.0%増)となった。金融費用及び売上原価控除後営業収益は8,390百万円(同9.6%増)、営業利 益相当額は184百万円(前年同期は379百万円の営業損失相当額)、税引前四半期利益は179百万円(前年同期は596百万 円の税引前四半期損失)、親会社の所有者に帰属する四半期利益(セグメント利益)は212百万円(前年同期は471百万 円の親会社の所有者に帰属する四半期損失)となった。
手数料の引き下げ実施とVIXが低水準で推移したことから委託手数料は米ドルベースでは減少したが、円安によって増加 した。一方、手数料引き下げ実施による稼働口座数の増加、それに伴う預かり資産の増加などによって、金融収益が増加 した。また、その他受入手数料も増加し、増収となった。
利益面では、増収に加え販売費及び一般管理費が前年同期比で2.2%増にとどまったことから増益となった。第1四半期に おいて、情報料の算定方法見直しに伴う一時費用323百万円を計上したことから、実質的な利益水準はより高水準にあっ たといえよう。
米ドルベースでは、営業収益は86,693千米ドル(前年同期比2.1%減)となった。内訳として、受入手数料は51,199千米 ドル(同2.2%増)、金融収益は30,471千米ドル(同23.5%増)となった。金融費用及び売上原価控除後営業収益は75,417 千米ドル(同4.1%増)、営業利益相当額は1,652千米ドル(前年同期は3,587千米ドルの営業損失相当額)、税引前四半 期利益は1,610千米ドル(前年同期は5,637千米ドルの税引前四半期損失)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,902 千米ドル(前年同期は4,455千米ドルの親会社の所有者に帰属する四半期損失)となった。
四半期ベースのセグメント利益(税引前利益)は前期第3四半期以降、4四半期連続の黒字となった。円ベースと同様に 第1四半期に一時費用2,900千米ドルを計上したことを考慮すれば、実質的な利益水準はより高水準にあった。
米国セグメントは、主にTradeStation Group, Inc.の子会社であるTradeStation Securities, Inc.が主体である。米国セグ メントにおいてはアクティブトレーダー層を主要な顧客層としており、市場のボラティリティ(値動きの度合い)が上昇 すると取引量が増加し収益に貢献する傾向にある。
米ドルの対円レート(期中平均)は前年同期比で5.3%円安となったことから、米国セグメントの業績はその影響を受け た。
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Coverage受入手数料
受入手数料は、米ドルベースで51,199千米ドル(前年同期比2.2%増)、円換算後では5,696百万円(同7.6%増)となっ た。委託手数料は減少したが、その他の受入れ手数料が増加した。
委託手数料は、米ドルベースで33,646千米ドル(前年同期比4.0%減)、円換算後では3,743百万円(同1.1%増)となっ た。委託手数料の引き下げ実施によって稼働口座数が増加したが、VIXが低水準で推移したことからDARTs(Daily Average Revenue Tradesの略称で、1営業日当たりの収益を伴う約定もしくは取引の件数)が減少した。2017年9月における稼働 口座数は67,353口座(前年同月比9.0%増)となった。VIXが第1四半期は11.43(前年同期は15.68)、第2四半期は10.94
(同13.23)と低水準で推移し、米国セグメントにおけるDARTsは97,921件(前年同期比5.0%減)となった。
その他の受入手数料は、米ドルベースで17,553千米ドル(前年同期比16.6%増)、円換算後では1,953百万円(同22.7%
増)となった。ペイメント・フォー・オーダー・フローが増加した。
ペイメント・フォー・オーダー・フロー:取引所やマーケットメイカーに対して提供したオーダーフローに応じて得られる収益。
金融収益
金融収益は米ドルベースでは30,471千米ドル(前年同期比23.5%増)、円換算後では3,390百万円(同30.0%増)となっ た。預かり資産残高の増加、運用する商品の見直し、短期金利の上昇による受取利息の増加、有価証券貸借取引収益の増 加などが寄与した。預かり資産残高(第2四半期累計期間月末平均)は稼働口座数の増加に伴い4,562百万ドル(前年同期 比17.8%増)となった。
金融費用は米ドルベースでは11,102千米ドル(同14.1%増)、円換算後では1,235百万円(同20.1%増)となった。金融 収支は米ドルベースで19,369千米ドル(同29.6%増)、円換算後では2,155百万円(同36.4%増)となった。
販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、米ドルベースで73,765千米ドル(前年同期比2.9%減)、円換算後では8,206百万円(同2.2%
増)となった。上述の通り、情報料の一時的な増加があったが、株式取引減少による支払手数料の減少、前期に実施した 人員削減の効果による人件費の減少などにより、米ドルベースでは減少した。
人件費は、米ドルベースで27,504千米ドル(前年同期比4.5%減)、円換算後では3,060百万円(同0.6%増)となった。
顧客動向
2017年9月末において、TradeStation Securities, Inc.の稼働口座数は67,353口座(前年同月比9.0%増)、預かり資産は 4,747百万ドル(同21.2%増)となった。
2017年3月に株式、オプションの手数料を改定したことによって、口座開設数が増加し、口座解約率も低下した。
アジア・パシフィックセグメント
営業収益は470百万円(前年同期比38.2%増)となった。内訳として、受入手数料は270百万円(同68.8%増)、金融収益 は117百万円(同1.7%増)となった。金融費用控除後営業収益は466百万円(同37.9%増)、営業損失相当額は18百万円
(前年同期は1百万円の営業損失相当額)、税引前四半期損失(セグメント損失)は291百万円(前年同期は26百万円の税 引前四半期損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は299百万円(前年同期は27百万円の親会社の所有者に帰属す る四半期損失)となった。