ポイント
在宅勤務における運用ルールの明確化と体系化 セキュリティ意識の向上
情報資産の棚卸と情報資産管理の周知徹底
社会保険労務士のアドバイスを元に
■在宅勤務規程と申請書の作成
在宅勤務規程を策定し、在宅勤務開始にあたっては申請書を提出させ、要件を満たす場合の み在宅勤務を許可する様に、在宅勤務規程と申請書を策定し、就業規則へ反映。
■在宅勤務者との合意と周知
在宅勤務を実施するにあたり、時間管理は本人の自己管理に期待する点が大きいことと、メー ルやグループウェア等で定期的な連絡、報告が重要であることを周知。
■みなし労働時間制の導入と深夜労働及び休日労働の禁止
みなし労働時間制を導入する場合であっても、労働基準法上、深夜労働及び休日労働に対す る割増賃金等の支払いを要する。また、深夜労働及び休日労働を許容すると長時間間労働が 慢性化する可能性もある。そのため原則として、深夜労働及び休日労働を行うことを禁止する ことについてアドバイスを行った。しかし、Webデザイナーなどは、深夜まで作業が及ぶことが 通例であり、本件については先方での検討課題となった。
労務管理に関する取り組み
3 取組の
ポイント
具体的な取り組みと対応
Phase3:システム提案及び導入検討
■セキュアな情報共有システム(NASの導入)
無料で30GBまで利用できるオンラインストレージサービス「Nドライブ」というサービスを検討し たが、これでも容量が足りないのと、データ保護、バックアップの面で不安があり、大容量スト レージ( 4TBのNAS:BUFFLOリンクステーション)を導入し、Raido1のミラーリングにてデータの 2重化を行い、在宅勤務者のインターネット環境からアクセス可能な権限設定を施し、セキュア な情報共有システムを構築することに。
■メール、スケジュール管理
無料のクラウド上のコラボレーションサービス「サイボウズLive」を検討したが、現在使用してい るGoogleのGメール、Googleスケジュールの検索機能が優れており重宝している。よって、他の サービスを新たに導入するメリットは感じられず、現状のままが良いとの判断。
■通話、コミュニケーションシステム
有償のWeb会議システムも色々あるが、現状Skypeを使用して特に、問題、不便は感じておら ず、新たに予算をかけて新規に導入するメリットは感じられず、現状維持の判断。
取組の ポイント
Web制作ではデータ容量が大きくなるため、無料のオンラインストレージでは容量不足となり、また、セキュリ ティ面においても不安がある。もっと大容量のストレージもしくはサービスを利用して、よりセキュアな環境下で の情報共有システムを構築したい。
Raido1(ミラーリング)
データの2重化
4TB
のNASBUFFLO
リンクステーション¥57,855(税込)
取組の
ポイント
■目的に対する効果
■在宅勤務における運用ルールの明確化と体系化
●在宅勤務者の使用環境把握シートを作成することにより、室内環境、パスワード管理、使用アプリケーション、バージョン等のバラつきが 把握でき、今後の在宅勤務における作業効率化、生産性の向上に役立てていきたい。
●在宅勤務規程を作成し明文化したことにより、在宅勤務の目的が明確となり、労使間の合意も強化された。
「在宅勤務規程作成の手引き」「テレワーク導入・運用ガイドブック」がとても参考になった。
■セキュリティ意識の向上と情報資産管理の周知徹底
●「テレワークセキュリティガイドライン」他、テレワークに有用な情報を社内のネットワーク共有フォルダ上に置き、いつでも見れる 様にしたことにより自己啓発が推進され、セキュリティ意識が向上した。
■情報資産の棚卸と情報資産管理の周知徹底
●絶対流出してはいけない個人・顧客情報や、その他情報資産の区分けを行い、アクセス権限を強化することにより、情報資産管理の周知設定が 図られた。
■大容量 NAS を利用したセキュアな情報共有システム
●低価格で4TBの大容量NASが導入でき、
・ミラーリングによりデータの2重化/保護。
・在宅勤務者のインターネット環境からのリモートアクセス。
・フォルダに対するアクセス権限設定。
を実現した大容量NASを利用したセキュアな情報共有システムが実現でき、今後の当社のWeb製作事業の業務効率化、
生産性の向上に期待大。
Phase4:導入実施/評価
<参考情報>
4TBのNAS:BAFFALO CS-WV4.0/R1 ¥57,855(税込)
http://buffalo.jp/product/hdd/network/cs-wv̲r1/#feature
5
テレワーク導入に関して(経営者のコメント)
ITコーディネータ 草野 仁 今回の株式会社テスコ様のテレワーク導入支援に携わり、導入にあたり重視したこと、苦労した点、
感じたことについて述べたいと思います。
■ITコーディネータ 草野 仁
●小規模企業におけるセキュリティとリスクのバランス
テスコ殿は今回の支援を行う以前よりテレワークを実践しており、運用は社員との信頼関係と暗黙のルールにて 成り立っていました。 この様な状況下において、経営者である米野社長は、現状でも日常業務には支障が無い が、万が一何か起きた時の対応につき常々不安を感じており、今回のプロジェクトに応募したとのことでした。大 企業であれば、見えないリスクに対してそれなりにお金も人もかけられますが、社員が10人以下の小規模企業 はその様なわけには中々いきません。
IT化が進めば進むほど、セキュリティとリスクのバランスが重要となり、限られた予算の中で、そのバランスを取 る事が非常に難しくなってきます。
今回のプロジェクトに参加させて頂き、本事例が小規模・中小企業の皆様の、少しでもお役に立てたら幸いです。
■社会保険労務士 髙橋 真輔
テスコ様は、設立当初より就業規則を整備するなど、「社内ルールの必要性」については、非常に 高い意識をお持ちであったようです。しかし、従来、テレワークについては明確な社内規程はなく、
労働条件や労務管理について、やや曖昧な状況で在宅勤務が行われていたようです。
在宅型のテレワークは、様々なメリットがある反面、通常出社型の労務管理よりも高度な労務管理 が要請されます。また、法令遵守という観点だけでなく、メンタル面やコミュニケーション面といった
「人間的な配慮」も重要です。比較的簡単な方法としては、始業・終業時には連絡を入れる、週報等で 作業報告に加えて抱えている問題なども報告させる、定期的な出社を義務付けるなどが有効です。
今回の株式会社テスコ様のテレワーク導入支援に携わり、導入にあたり重視したこと、苦労した点、
感じたことについて述べたいと思います。
■ITコーディネータ 草野 仁
●小規模企業におけるセキュリティとリスクのバランス
テスコ殿は今回の支援を行う以前よりテレワークを実践しており、運用は社員との信頼関係と暗黙のルールにて 成り立っていました。 この様な状況下において、経営者である米野社長は、現状でも日常業務には支障が無い が、万が一何か起きた時の対応につき常々不安を感じており、今回のプロジェクトに応募したとのことでした。大 企業であれば、見えないリスクに対してそれなりにお金も人もかけられますが、社員が10人以下の小規模企業 はその様なわけには中々いきません。
IT化が進めば進むほど、セキュリティとリスクのバランスが重要となり、限られた予算の中で、そのバランスを取 る事が非常に難しくなってきます。
今回のプロジェクトに参加させて頂き、本事例が小規模・中小企業の皆様の、少しでもお役に立てたら幸いです。
■社会保険労務士 髙橋 真輔
テスコ様は、設立当初より就業規則を整備するなど、「社内ルールの必要性」については、非常に 高い意識をお持ちであったようです。しかし、従来、テレワークについては明確な社内規程はなく、
労働条件や労務管理について、やや曖昧な状況で在宅勤務が行われていたようです。
在宅型のテレワークは、様々なメリットがある反面、通常出社型の労務管理よりも高度な労務管理 が要請されます。また、法令遵守という観点だけでなく、メンタル面やコミュニケーション面といった
「人間的な配慮」も重要です。比較的簡単な方法としては、始業・終業時には連絡を入れる、週報等で 作業報告に加えて抱えている問題なども報告させる、定期的な出社を義務付けるなどが有効です。
株式会社テスコ 代表取締役社長 米野健三
テレワーク導入に関して(専門家のコメント)
たかはし社会保険労務士事務所 テレワーク制度の導入で、業務の効率化などいろんなメリットを実感できた反面、セキュリティーリスクが課題
となっていた。今回、プロジェクト関係者の皆様にサポートしていただき、あらたにテレワーク業務規定を策定し た。今後、テレワーク業務規定を周知徹底することでセキュリティリスクを低減できると思われる。
テレワーカーとの日常的な会話はスカイプを利用している。音声に加え画像も共有でき、簡単にテレビ会議 的にコミュニケーションできる。特に、当社のショッピングサイト「とびっきりギフト」の運営で活躍している。社員 間の頻繁なスカイプでの会話は、社員のモチベーション維持にも効果があった。
ホームページ制作やWEBサイトの運営サポートをクライアントに提案する中で、テレワーク導入で得たノウハ ウが今後活用できると感じている。特にNASやオンラインストレージで実現した社員間の情報共有は当社のクラ イアントにも積極的に提案したい。
テレワーク制度の導入で、業務の効率化などいろんなメリットを実感できた反面、セキュリティーリスクが課題 となっていた。今回、プロジェクト関係者の皆様にサポートしていただき、あらたにテレワーク業務規定を策定し た。今後、テレワーク業務規定を周知徹底することでセキュリティリスクを低減できると思われる。
テレワーカーとの日常的な会話はスカイプを利用している。音声に加え画像も共有でき、簡単にテレビ会議 的にコミュニケーションできる。特に、当社のショッピングサイト「とびっきりギフト」の運営で活躍している。社員 間の頻繁なスカイプでの会話は、社員のモチベーション維持にも効果があった。
ホームページ制作やWEBサイトの運営サポートをクライアントに提案する中で、テレワーク導入で得たノウハ ウが今後活用できると感じている。特にNASやオンラインストレージで実現した社員間の情報共有は当社のクラ イアントにも積極的に提案したい。