1
Q O
一1
2000
∫
1
0
50
τ
100
2100
D=0.01
り 0
2 1 熟0
−1 −2
一1
2000
1
0
50
τ
100
2100
D=α1
曳)0
2 1 AO
−1 −2
一1
2000
1
0
50
τ
100
2100
D=1.0
L)0
4 2 眺0
−2 −4
一1
2000
1
0
50
τ
100
2100
㌦)0
一10
50
τ
100
図3.12 各ノイズ強度に対するニューロン挙動とその時間自己相関(α=0.612,
一様乱数ノイズの場合)
1
10
0 10
_4
10
110
α=α611
0 10
_4
10
110
_2
10
D
0
10
α=α612
1呼σ4
一2
10
D
0
10
0=0.613
_2
10
D
0 10
図3.13 固有相関量のノイズ強度依存性(α=0.6付近,一様乱数ノイズの場合)
3.2 自己想起型最小サイズ(N=3)ネットワークの
場合
3.2.1 モデルの構成とパラメータ設定
3ニューロン(N=3)の場合,パターン状態(23=8状態)空間は図3.14の
ようになる.記銘パターンとしての局所安定状態に{ξ」}=(一1,1,一1),{ξ2};
(1,一1,1)の2つのパターン(互いに反転関係)を埋め込むことにする.
(一1,1,1) (1,1,1)
局所安定状態{ξi喚}
(一1,1,一1)
(1,10)
バ
i (1,1,
…
(一1,デt1)
1)
アスパターン{σi}
局所安定状態{ξi2}
(t−1,1)
(一1,一1,一1) (1,一1,一1)
図3.14 パターン状態空間(N=3)
結合荷重{ω2ゴ}は,2つの記銘パターン状態{ξ〜}=(一1,1,一1),{ξ多}=(1,一1,1)
がホヅプフィールド記憶の局所安定状態に一致するよう,逐次的学習則[7】[16]を 用いて決定した.3ニューロンの場合,結合荷重の関係は図3.15のようになる.逐 次的学習則のアルゴリズムの具体的フローについては付録Dを参照のこと.その 結果,結合荷重は
偶}一州二鋤
となった.
W21
2
W12 1
脚ろ3
鵬1 W13
協2
3
図3.15 ニューロン問の結合荷重(N=3)
のエネルギー値は,(2.20)式より
E(ξμ)一一1シ・鰐 (36)
となり,{ξ」},{ξ多}のエネルギー値はともに一2である.また,その他の6パター ン状態のエネルギー値は全て2/3である.なお,2ニューロンの場合には自由度 が低すぎて複数の局所安定状態を構成できないので,3ニューロンの場合が本研 究で提案する2.2節のモデルスキームにおける最小サイズモデルとなっている.
以上のようにモデル化したネットワークにバイアス入力項とノイズ項を考慮す る.バイアス入力項としては,2つの記銘パターンの中間状態の1つである{σ¢}=
(1,1,0)をバイアスパターンとし,
86=8{σ葛}=8(1,1,0) (3.7)
と設定する.ただし,8はバイアス強度である.また,バイアスパターン{σ¢}の エネルギー値は2/3である.ネットワークの発展方程式(2.17)は
瓦(オ十1)一!(窺(オ+1)+窃(孟+1)+島+卿+1)) (3・8)
に拡張される[171.瓦はノイズ項であり,(2.21)式を満たす.ノイズ存在下での 今の場合の自己想起型ニューラルネットワークを図示すると図3.16のように表さ
れる.
ネヅトワークの状態を評価するための尺度量として,重なり度,時間自己相関お
W13 W23
レレ12
W21
W32 W31
1
F1
/
∫
2
F
!
3
F3
図3.16 ノイズ存在下での自己想起型ニューラルネットモデル(N=3)
3.1節での単一ニューロンのところで導入したものと同様であるが,それらを求める ためのネットワーク状態の時系列データについては外部状態ベクトル(X1,X2,X3)
自体ではなく,重なり度と呼ばれるスカラー量を用いることにする.重なり度と は,一般に,時刻オにおけるネットワーク状態{X誰)}と記銘パターン{ξ狩との 内積量
m・(の一癖&(孟)翻 (39)
琶=1
で与えられる.ネットワーク状態{蕩}が記銘パターン{ξf}と一致({瓦}={ξ狩)
しているときにはmμ=1,反転の関係({X¢}=一{鍔})にあるときにはmμ=一1と なる.ここでの3ニューロンの場合には{ξ丹との重なり度m1(のを用いることと
し,以降その添字1を省略してm(Z)と記す.
そこで,時間自己相関については重なり度に対して
〈挽(孟)挽(舌十丁)>
o(丁)一
(3.10)
〈而2>
で与えられる.ただし,齢(孟) =m(オ) 一 くm(孟)〉であり,〈 〉は時間平均を意味す る.固有相関量は単一ニューロンの場合と同様に,この0(γ)に対して
レ
ら一Σ02(γ) (3.11)
である.
3.2.2 ネットワーク状態の時系列変化とそのノイズ依存性
コンピュータ実験を具体的に進めるうえでのネットワークに対する基本的なパ ラメータを次のように設定する.履歴性パラメータ梅=0.5,ん.=0.8,不応性 項のスケーリングパラメータα=0.46,全ニューロンのしきい値θ6=0(すなわ
ち,α=0),シグモイド関数の傾きパラメータε=0.015,バイアス強度パラメー タ8=0.59である[18}.
図3.17の上図はノイズを印加する前(すなわち,D=0)のネットワーク状態 の時系列変化である.ネヅトワークの挙動は,一方の二二パターン状態にしばら
く停留した後に他方の記銘パターン状態に(m蟹1の{ξ }状態とm望一1の{ξ舞 状態の間を)切り替わり,そしてまたそこにしばらく停留した後に切り替わると いうことを繰り返している.一方の記銘パターン状態から他方の記銘パターン状 態への切り替わりの時間間隔は一定せず非周期である.また,複数回の切り替わ りに渡る長い時間間隔で見ても周期的な繰り返しは見られず,記銘パターン状態 に停留中の小さな(△m蟹0.1程度の)非周期的ゆらぎの存在も考慮すると,かな
り秩序性の低いものになっている.図3.17の下図は,このネットワーク挙動に対 する(3.10)式による時間自己相関のグラフであるが,時間差丁の増加にともなっ て速やかに相関が失われていくのがわかる.
次に,ネットワークにノイズを印加し,その影響を見たのが図3.18である.上か ら順にノイズ強度Dが0.001,0.01,0.1,1.0のときのネヅトワーク挙動とそれぞ れに対する時間自己相関のグラフを示している.D=0.001のときはネットワーク の状態はノイズ無し(D=0)のときとほとんど変らない.D=0.01のときは,記 銘パターン状態間の切り替わりの頻度が増えており,一方の記銘パターン状態での 停留時間が短くなっている.時間自己相関はそれを反映し,時間差丁に対してやや 短い間隔(△7一:Σ50)でピークを形成し,その値もやや高くなっている.D=0.1
においては,時間自己相関のピークはさらに高くなり,それが丁の大きい側でかな
り繰り返し持続している.ネットワークの時系列挙動を見ても,かなり整った切 り替わりであることがわかる.切り替わりの周期としては約338加p時間と見受け られ,時間自己相関グラフでのピーク聞隔(△τ鐸33)に対応している.ただし,
ネットワーク挙動が完全な周期性を持つというわけではないので,時間差τが大 きくなれば相関は減衰していく.D=LOになるとノイズが強すぎて,ネヅトワー ク挙動はノイズに支配されてしまっており,時間自己相関が時間差丁に対して急 激に失われている.
さらに時間自己相関0(T)を用いて(3.11)式から固有相関量らを求めることに する・先の図3.18のD=0.001,0.01,0.1,1.0の4つの場合には,ら値はそれ ぞれ13.5,18.1,40.1,4.1となり,時間自己相関の関する図3.18の結果が反映さ れている.ノイズ強度Dの値に対してさらに細かくら値を求め,その結果をグラ
フにしたのが図3.19である.ノイズ強度Dが大きくなるにつれて固有相関量(㌃
が上昇し,Dがある一定値を越えると再びらが下がっていく.すなわち,3.1節 での単一ニューロンの場合と同様,適度なノイズ(今の場合,D=0.1程度の白色
ノイズ)の存在によりネットワーク挙動に秩序性が大きく誘起されることが確認
できた.
1