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ドキュメント内 イシダイの養殖生物学的研究 (ページ 36-41)

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Fig. 24 Daily changes in the number of eggs spawned by  10 females in laboratory tank in relation to water  temperature. 

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以上からイシダイの産卵水温は, 20~280C であり,産卵盛期は 21 ~240C である。このことは第

2章,第2 1項の生殖腺指数の季節的変化と良く合致するO

完熟時刻:産卵前の卵巣卯の性状とその経時変化を追跡することにおり,イシダイの完熟時刻 を明らかにしたo 1967年7116時に,飼育3才魚、の中から経験的にその日の夕刻産卵すると 思われる雌2 (No.1:フォーク長28.0cm,体重635gNO.2:フォーク長26.1cm,体重535g) 抽出し,小生賛に分離したO それぞれの卵巣から 830分から14日寺30分までは2時間々隔,それ 以後 18日寺30 分まで 1 時間々隔に 8 同にわたり,内径 1.5mmの注射童十を用い 1 回当たり約200~300 mgの卵団を採取し, 10%ホルマリンに固定したO 注射針の挿入は内臓を傷っけないように体側か ら行し¥毎回なるべく同じ場所の卵を採取するために同じ穴から同じ深度としたO 固定した卵団 は水中で良くほぐし,実体顕微鏡計測装置を用いて,卵径O.lmm以上の卵を ,0.05mmの単位で読み とり,それぞれ500個を無作為に抽出して卵径組成を調べた。また卵の発生過程をみるために,そ の組織切片を作製し検鏡したO 卵採取中の水温は24.6~25.

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であったO ここで、はNo.1の卵径組 成の経時変化について述べるO

830分の卵径組成は2峰型で,最大卵径は0.6mmで、ある (Fig.25‑1 ) 0 1030分には2峰型 から 3峰型ヘ移りつつあり,最大卵径は0.65mmで、ある (Fig.25‑2) 0 1230分には完全な 3 型となり,それぞれのモードは0.25mm0.45mm及び0.6mmで、ある (Fig.25‑3 ) 0 1430分には3

つのモードのうち第 1,第2のモードは前回とほとんど差はないが,第3のモードは右方(卵径 の大きい方)ヘ移動する (Fig.25‑4)0  15日寺30分には第lのモードはやや低くなり,第2のモ ードが高く,第3のモードはさらに右側に寄り,第2と第3のモードの間隔が広くなる (Fig.25

‑5 ) 0 1630分以降は第3のモードは完全に分離するO

一方卵の形状は830分には外観から不透明に見えるが,大部分は中心に胞肢をもち,卵黄球 期に相当する (Fig.26‑1)0  1230分の卵は半透明のものもあり,胞腔移動期となり,卵黄球 の融合が拡大され,大型油球の形成が大部分の卵に認められる (Fig.26‑2)0 1530分には卵 径0.7mm以上の1]~はほぼ透明となり,胞目玉が消失して卵黄塊の大型化がみられる (Fig.26‑3)0

なお前回半透明で、あった卵径0.7~0.75mmの卵団は, 1時間後にはほとんど透明化するという興味 ある現象が観察されたo 1730分には卯径0.7mm以上の卵はすべて完熟状態となり, 1830分には 腹部を軽く圧することにより生殖孔から卵が流出し,その卵は精子を配することにより受精する。

以上のように 830分 に 卵 黄 球 期 の 卯 が7時間後には成熟するようになり, 9 ~1O時間後に は産卵が行われる。また半透明卵が出現して僅か 3~4 時間で完熟することが明らかになった O

産卵時刻:イシダイの産卵時刻をljらかにするために, 1972 年 5~7 月の間,飼育 4 才魚の中 から雌 1 尾,推 2~3 尾のグループを適宜っくり,その都度 8~9 時に 0.5 トンパンライト水槽に

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Fig. 25  Hourly changes in frequency distribution of diameter of  ovarian eggs obtained from a single female. Dotted line circ1e,  premature eggs; solid line circle, matured eggs. 

こ の 結 果 (Fig.27)

有 効 卵 を 産 ん だ100例 に つ い て 産 卵 時 刻 を 記 録 し た 収容して自然産卵させ,

な お 夜 半O時から 1 218寺まで、手売いたO

大部分は 16~20時の間で,

時 ま で の 間 に も 3例 認 め ら れ たO 早いもの;ま138寺に産卵したが,

Fig. 26  Three stages of development of ovarian eggs.  1, yolk‑vesicle stage; 2, migratory nucleus stage;  3, 

mature stage. Right, cross‑section. 

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Fig. 27  Hourly changes in the number of  females spawned. 

以上の実験から完熟卵がみられる時刻と自然産卵が行われる時刻はほ詔一致し,イシダイの産 卵は, ヨ没前後の 16~20 日寺の聞に最も多く行われることが明らかで Jうる O 福所他 (1975) は養成 子シダイで,水戸 (1956)は天照千シダイでそれぞれ発生段階から滞って産卵時刻を推定してわ

り,筆者の結果もこれらと一致するG

産 卵 行 動 :1シダイの産邦行動を明らかにするため,直径3m,水深1mの円形F.R.P.水増に 産卵期のi雄40尾(平均フォーク長34.8cm, 平 均 体 重930g),雄20尾(平均フォーク長35.8cm,平均体 重980g)を収容し,産卵行動の観察を行ったG その結果 B中は下層で;まとんど静止またはゆる やかに旋回するが, 17時頃になると群は統一行動をとり,中層及び下層を一方向に旋回するO や がて l尾の雄が群から離れてその上部を速力を早めて進み, 2 ~ 5尾の雄がその後を追うO 雌 が 群に戻るともとの平静さに戻るC この行動を数百繰り返すうちに 1罵の離が群から急に全速力 で、水歪ヘ向って上昇すると,誰が 3~4 罵全速で追尾し,水面で跳ねて水しぶきをあげる O この 時表署をネットで抄うと鼎が多量に採集できるので,この行動が産卵行動であることを確認した。

同様な産卵行動;久生費網養殖場でもしばしば観察されたO

ドキュメント内 イシダイの養殖生物学的研究 (ページ 36-41)

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