25
26
表
3.7 2011
年のジャワ・バリ系統における発電所の設備容量30No 発電所種類 PLN IPP 合計
MW %
1 水力発電所 2.392 150 2.542 10%
2 火力発電所 107 3.012 137 51%
3 ガス発電所 2.035 300 2.335 9%
4 ガス火力発電所 6.916 0 6.916 26%
5 地熱発電所 375 685 1.060 4%
5 ディーゼル発電所 105 0 105 0%
合計 22.517 4.147 26.664 100%
3.3
送電系統の状況3.3.1
インドネシア西部・東部運営地域の送電系統インドネシア西部、東部の運営地域における送電系統は、この
5
年間で大きな進展をみせ た。特にスマトラ、カリマンタン、スラウェシの各系統では、いくつかの送電プロジェク トが完工した。一方、その他の東ヌサトゥンガラやマルク、パプア系統では送電網がまだ 整備されていない。変電所の建設は、
2007-2011
年の間に年平均6.5
%の割合で増加しており、変電所の設備能 力は2007
年の7,916MVA
から、2011
年には10,502MVA
に増加した。表
3.8
は、インドネシア西部・東部地域における、過去5
年間の変電所の変圧器容量の発展 状況を示している。表
3.8
インドネシア西部・東部運営地域における変電所変圧器容量の推移(MVA
)31地域 2007 2008 2009 2010 2011
スマトラ
275 kV 160 160 160 160 410
150 kV 4.474 4.804 5.170 5.920 6215
70 kV 360 360 350 335 395
カリマンタン
150 kV 1.174 1.174 1.383 1.453 1.553
70 kV 157 157 153 187 148
スラウェシ
150 kV 1.045 1.074 1.064 1.064 1.267
30 出所:
PT PLN
統計2011
年31 出所:
PLN
の発電容量については、PT PLT
統計2011
年より。27
70 kV 546 606 546 560 514
合計
275 kV 160 160 160 160 410
150 kV 6.693 7.052 7.617 8.437 9.035
70 kV 1.063 1.123 1.049 1.082 1.057
表
3.9
インドネシア西部・東部運営地域における送電線の推移(Kms
)32地域 2007 2008 2009 2010 2011
スマトラ
275 kV 781 781 1.011 1.011 1.028
150 kV 7.739 8.423 8.221 8.224 8.439
70 kV 334 334 334 331 332
カリマンタン
150 kV 1.305 1.429 1.429 1.567 1.680
70 kV 123 123 123 123 123
スラウェシ
150 kV 1.839 1.957 1.957 2.304 2.988
70 kV 505 505 519 528 528
合計
275 kV 781 781 1.011 1.011 1.028
150 kV 1.0883 1.1809 11.607 12.095 13.107
70 kV 962 962 976 982 983
表
3.9
は、送電設備が2007- 2011
年の間に、年平均3.9
%の割合で増加していることを示 している。送電線の全長は2007
年の12,626
キロメートルから、2011
年には15,118
キロ メートルに伸長した。3.3.2
ジャワ・バリの送電系統ジャワ・バリにおける変電所の変圧器容量と送電設備の過去
5
年間の推移を、表3.10
と3.11
に示す。表
3.10
ジャワ・バリの変電所変圧器能力の推移33電圧レベル 単位 2007 2008 2009 2010 2011
150/20 kV MVA 26.070 26.150 27.080 28.440 33.720
70/20 kV MVA 2.800 2.750 2.740 2.750 2.727
合計 MVA 28.870 28.900 29.820 31.190 36.447
32 出所:
PLN
の発電容量については、PT PLT
統計2011
年より。33 出所:
PLN
の発電容量については、PT PLT
統計2011
年より。28
最大需要 MW 16.260 16.310 17.210 18.100 19.739
表
3.11
ジャワ・バリの送電線の推移34電圧レベル 単位 2007 2008 2009 2010 2011
500 kV kms 5.050 5.090 5.110 5.050 5.052
150 kV kms 11.610 11.850 11.970 12.370 12.906
70 kV kms 3.580 3.610 3.610 3.610 3.474
表
3.11
からは、70kV
の送電線が伸びておらず、わずかながら減少していることがわかる。これは、大容量化や信頼性の向上、消費者向けサービスの向上のために
150kV
に引き上げ たことによる。発電容量と
IBT
変圧器および変電所変圧器の過去5
年間の容量の推移を、500kV
、150kV
、70kV
の各電圧レベル別に、表3.12
に示した。表
3.12
発電容量とIBT
変圧器の容量35電圧レベル 単位 2007 2008 2009 2010 2011
発電系統 500 kV MW 12.970 12.970 12.970 12.970 14.221
変圧器 500/150 kV MVA 17.000 17.000 17.500 19.500 24.000
発電系統150 kV MW 8.990 9.010 10.110 10.410 11.480
変圧器150/70 kV MVA 3.580 3.580 3.820 3.820 3.820
発電系統70 kV MW 270 270 270 270 270
変圧器150/20 kV MVA 26.070 26.150 26.330 28.440 29.660
変圧器70/20 kV MVA 2.800 2.750 2.740 2.750 2.750
3.4
配電系統の状況次に、ここ
5
年間で配電損失の改善と配電系統の信頼性が向上したことを示す。3.4.1
配電損失PLN
の配電網における損失率は、損失を抑える数々の取り組みに伴い、表3.13
にみられる34 出所:
PLN
の発電容量については、PT PLT
統計2011
年より。35 出所: