Chronology
(Oct.2004−Sep.2005)
研究科日誌
(2004年10月〜2005年9月)Chronology(Oct.2004-Sep.2005)
●院生会定例研究発表会………Faculty Seminars for Graduate Students 第18回 院生会定例研究発表会 2004年10月9日(土)11:15〜
八戸市:弘前大学八戸サテライト
・「ライフコースパターンに見る学びの反映 ―福祉系高校卒業生インタビュー調査―」
地域政策研究講座 田 中 泰 恵 福祉系高等学校で学んだ卒業生32人のインタビュー調査を行い、高校での学びをどのように捉え ているか、現在の生活課題などを明らかにし、そこから高校福祉科の今日的課題を明らかにしよう とするものである。
インタビューからライフコースパターンは4つに区分された。
全体として、ノーマライゼーションの考えは高校時代に培ったと述べられ、また、印象深いことと して全てのものが施設実習をあげ、実体験を通して学ぶことの大切さを語っていた。施設実習体験 から福祉職は向いていないと考え一般就職にしたものもおり、実習体験の成否がその後の国家試験 や進路に大きく影響していることが見出された。課題として、学校・施設双方の協働による実習教 育指導の充実があげられた。
・「フィリピンにおける識字教育」
地域文化研究講座 富 岡 義 勝
・「プレイピア白浜 調査報告から」
地域政策研究講座 渡 部 高 明
地域の歯科医師・医師・カトリック教会関係者と地域文化研究講座(地域歴史論)所属院生との
「津軽の歴史・文化」研究・懇談会
・2004年11月17日(水)18:00〜 人文学部棟1階111講義室
テキスト 五野井隆史『日本キリスト教史』(吉川弘文館 1990年)輪読・研究 報 告 土谷 紘子「維新期の日本とキリスト教」
地域の歯科医師・医師・カトリック教会関係者と地域文化研究講座(地域歴史論)所属院生との
「津軽の歴史・文化」研究・懇談会
・2005年2月9日(水)18:00〜 人文学部棟1階111講義室
テキスト 五野井隆史『日本キリスト教史』(吉川弘文館 1990年)輪読・研究 報 告 市毛 幹幸「明治初期日本とキリスト教」
第19回 院生会定例研究発表会 2005年2月26日(土)13:00〜 地域社会研究科演習室
・「学力低下問題における「総合的な学習」の考え方 ―総合的な学習事例を通して―」
地域政策研究講座 外 崎 健 最近言われている「学力低下」について、総合的な学習による影響がないことを立証してみた。
研究科日誌(2004年10月〜2005年9月)
まず、実際に見た全国の小中学校12校の総合的な学習の授業について説明し、問題点を挙げた。学 力低下が示された国際的なテストTIMSSとPISAについて、テストの内容、結果について詳細なデ ータを用いて報告した。
TIMSSでは小学4年生の問題で約70%、中学2年生の問題で約80%が日本の学校ではまだ履修し ていない範囲であること、問題にアタックする態度は総合的な学習によって出来ることなどの結論 を発表した。
PISAではテストの意味として思考プロセスの習得、概念の理解、及び様々な状況でそれらを生 かす力を見るものであるが、知識詰込式を進めている日本の教育において、なかなか養うことが難 しいという結果を発表した。
以上のようにこの発表では、マスコミ等の情報により、学力が低下している、総合的な学習は必 要ない等の間違いを立証したことになると考える。
第20回 院生会定例研究発表会 2005年5月14日(土)17:40〜 地域社会研究科演習室
・教官と院生との懇談会
第21回 院生会定例研究発表会 2005年6月11日(土)17:40〜 地域社会研究科演習室
・「学校教育における道徳性育成のためのシステムの開発
―家庭・地域社会の連動を視点として―」
地域政策研究講座 毛 内 嘉 威 日本社会は倫理観の低下及び社会的使命感の喪失などにより、危機に直面している。学校教育を 見ると、道徳教育の充実が叫ばれ、道徳の時間を中心にして学校全体で道徳教育が取り組まれてい るが十分機能していない。伝統的な価値観の継承が困難になり、求められた行動に大きな差異が生 じてきている。
これらの課題を解決するためには、学校教育における道徳教育という言葉に対し、社会一般で使 われている心の教育についての概念の整理と、それに基づく課題を明らかにする必要がある。さら に生涯学習の観点から家庭・地域社会の連動を視点とした学校教育における道徳性育成のためのシ ステムを構築し、道徳の時間における道徳教育プログラムを開発することである。
地域の歯科医師・医師・カトリック教会関係者と地域文化研究講座(地域歴史論)所属院生との
「津軽の歴史・文化」研究・懇談会
・2005年6月29日(水)18:00〜 人文学部棟1階111講義室
問題提起 市毛 幹幸「近世初期、ヨーロッパに伝えられた津軽・蝦夷島・アイヌ情報と蝦夷 島でのキリスト教の布教」
幕藩制国家は成立期にキリシタン禁制政策を採用するが、16世紀後半段階で津軽・蝦夷島・アイ ヌの布教について関心を抱いたキリスト教宣教師によってヨーロッパにその情報が伝えられてい た。これらの情報は日本人からの聴取・収集情報であり、当時の日本人が津軽・蝦夷島・アイヌに ついて抱いていた認識を反映したものであった。そして、17世紀初期、幕府のキリスト教禁制が本 格化するなか、1618年にイエズス会宣教師がはじめて蝦夷島に渡海するが、この段階では蝦夷島に キリスト教禁制は及んでおらず、蝦夷島への最初の布教がなされた。宣教師たちは見聞、実地踏査 を通して得た蝦夷島・アイヌ情報をヨーロッパにもたらすが、そのことによってヨーロッパの蝦夷 島・アイヌ知識はより詳細なものとなった。一方、松前藩は1618年から翌年にかけてキリスト教禁 制を布告したがアイヌ社会には適用されず、松前でもイエズス会宣教師や日本人による布教が行わ れていた。やがて、幕府の禁制強化に伴い1639年になって松前における弾圧が本格化した。
以上の内容を史料を提示して紹介・説明し、参加者との意見交換を行い、多くの知見が得られた。
第22回 院生会定例研究発表会 2005年8月19日(土)18:30〜 地域社会研究科演習室
・OB、OGと院生との意見交換会
●大学院地域社会研究科行事………Academic Activities
2004年11月6日(土)10:00〜 平成17年度社会人特別選抜試験
総合教育棟1階共用会議室及び総合教育棟2階大会議室
2005年1月25日(火)『弘前大学大学院地域社会研究科年報』第1号発行
2005年2月14日(月)10:00〜 平成17年度一般選抜試験 弘前大学五十周年記念会館 2005年2月18日(金)13:00〜 学位論文公開審査会 総合教育棟4階405講義室
・「「ナーシング・リスクマネジメント」の現状分析を通した
「看護理論」の役割に関する研究 ―精神科看護の現場に焦点を当てて―」
地域政策研究講座 石 智 子
・「看護者の倫理的感受性育成に関する研究」
地域政策研究講座 工 藤 せい子
・「農業地域における自然環境管理の研究―岩木川下流部のオオセッカ繁殖地を事例として―」
地域文化研究講座 竹 内 健 悟
2005年2月26日(土)16:00〜 遠藤正彦学長と院生との懇談会・食事会
地域社会研究科演習室・City弘前ホテル トップレストラン「ラ・コントレオ」
2005年3月23日(水)11:00〜 大学院地域社会研究科学位伝達式
弘前大学五十周年記念会館
2005年4月5日(火)13:00〜 平成17年度入学式 弘前大学五十周年記念会館 2005年8月1日(月)13:00〜 学位論文公開審査会 総合教育棟3階304講義室
・「少子高齢化社会のホスピスに関する研究―中国ホスピスへの伝統文化の導入を焦点に―」
地域政策研究講座 張 長 安
2005年9月30日(金)11:00〜 大学院地域社会研究科学位伝達式 事務局大会議室
(文責:地域文化研究講座 市 毛 幹 幸、地域政策研究講座 外 崎 健)
研究科日誌(2004年10月〜2005年9月)
論 文
[修了生]
石 智子:弘前大学医学部保健学科看護学専攻(平成17年3月、博士(学術)取得)
竹内 健悟:弘前市立浪岡北小学校 (平成17年3月、博士(学術)取得)
[在学者等]
清 剛治:弘前大学大学院地域社会研究科(後期博士課程)地域産業研究講座 在学中 高畑美代子:弘前大学大学院地域社会研究科(後期博士課程)地域文化研究講座 在学中 土谷 紘子:弘前大学大学院地域社会研究科(後期博士課程)地域文化研究講座 在学中 櫛引 素夫:弘前大学大学院地域社会研究科(後期博士課程)地域政策研究講座
(平成17年3月、単位取得退学)
[教員]
北原 啓司:弘前大学大学院地域社会研究科(後期博士課程)地域政策研究講座 研究ノート
[在学者]
彭 惠敏:弘前大学大学院地域社会研究科(後期博士課程)地域政策研究講座 在学中
編集委員会 鎌 田 耕太郎 佐々木 純一郎 長谷川 成 一 堀 内 弘 之 牧 田 肇
星 野 英 興(委員長)
弘前大学大学院 地域社会研究科
年 報 第2号
2006年1月 平成18年1月20日印刷 平成18年1月25日発行
編集兼発行者
弘前大学大学院 地域社会研究科
弘 前 市 文 京 町 1 番 地 電話0172−36−2111±
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