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2.1-9 に示す。

ドキュメント内 Microsoft Word 人触れ_【終了】.docx (ページ 184-193)

図 12.2.1-9

⾵⼒発電事業の分布状況

このページに記載した内容は計画段階環境配慮書のものである。

(2)計画段階配慮事項の検討結果

計画段階配慮事項として選定した「騒音及び超低周波音」、「風車の影」、「動物」、「植 物」、「生態系」、「景観」及び「人と自然との触れ合いの活動の場」についての評価結果、

及び今後の事業計画検討の際の配慮事項の概要を表 12.2.1-4~表 12.2.1-6 に示す。

環境影響に関する詳細な調査及び予測を行った上で風力発電機の配置計画等について配 慮を行うことにより、重大な環境影響は回避又は低減されるものと評価する。

表 12.2.1-4 評価結果と今後の配慮事項( 1/3 )

環境要素 評価結果 今後の配慮事項

騒音及び 超低周波音

事業実施想定区域から最も近い施設とし て鰺ヶ沢中学校が約 0.6km に存在するほ か、約 2km の範囲内には小学校、高等学 校、保育所、病院及び社会福祉施設が存在 する。また、住宅等建物も存在している。

これらの施設や住宅等建物については、

騒音及び超低周波音による影響を受ける可 能性があるが、今後、事業計画の検討に当 たっては、主に右欄に示す点に留意するこ とにより、重大な環境影響は回避又は低減 されるものと評価する。

・配慮が特に必要な施設及び住宅からの距離 に留意して風力発電機の配置、機種及び基

数等を決定する。

・超低周波音を含めた音環境を把握し、風力 発電機の選定状況に応じたパワーレベルを 設定した上で、予測を行うとともに、騒音 及び超低周波音の影響の程度について風力 発電機の影響による増加分を把握し、必要 に応じて環境保全措置を検討する。

風車の影 事業実施想定区域から最も近い施設とし て鰺ヶ沢中学校が約 0.6km に存在するほ か、約 2km の範囲内には小学校、高等学 校、保育所、病院及び社会福祉施設が存在 する。また、住宅等建物も存在している。

これらの施設及び住宅等建物について は、風車の影による影響を受ける可能性が あるが、今後、事業計画の検討に当たって は、主に右欄に示す点に留意することによ り、重大な環境影響は回避又は低減される ものと評価する。

・配慮が特に必要な施設及び住宅からの距離 に留意して風力発電機の配置、機種及び基

数等を決定する。

・風車の影の影響範囲及び時間を数値シミュ レーションにより定量的に把握し、必要に 応じて環境保全措置を検討する。

このページに記載した内容は計画段階環境配慮書の一部を修正(ゴシック)したものである。

表 12.2.1-5 評価結果と今後の配慮事項( 2/3 )

環境要素 評価結果 今後の配慮事項

動物 予測の結果、樹林地以外を主な生息環境 とする重要な動物については、直接改変に よる生息環境の変化により影響を受ける可 能性はほとんどないと予測された。

樹林地を主な生息環境とする重要な動物 については、直接改変による生息環境の変 化により影響を受ける可能性が予測され た。

また、コウモリ類、鳥類については風力 発電機の稼働による衝突の可能性が予測さ れた。

生息環境の変化はほとんどないと予測さ れる種であっても、渡り鳥等については、

風力発電機の稼働に伴う移動経路の分断に より生息環境が変化する可能性がある。ま た、生息環境不明な種については、事業実 施想定区域に生息環境が存在する可能性が あるため、直接改変による影響を受ける可 能性がある。

以上のことから影響を受ける可能性があ るが、今後、事業計画の検討に当たって は、主に右欄に示す点に留意することによ り、重大な環境影響は回避又は低減される ものと評価する。

・現地調査により、事業実施想定区域及びそ の周囲における重要な種の生息状況を把握 するとともに、今後の事業計画の検討を行 うに際して、改変面積の最小化や重要な種 の生息状況等に配慮した風力発電機の設置 計画等を検討する。

・特に希少猛禽類は繁殖・生息状況を「猛禽 類保護の進め方(改訂版)」(平成 24 年 1 2 月 環境省)に準拠した調査を実施し、

予測を行う。また、春と秋の渡り鳥の移動 ルートにも留意し、移動状況を把握できる ような調査を実施し、予測を行う。さらに コウモリ類の生息状況を把握できるよう調 査を実施し、予測を行う。

植物 予測の結果、樹林を主な生育環境とする 重要な植物については、直接改変による生 育環境の変化の可能性があると予測され た。

重要な植物群落及び巨樹・巨木林は、事 業実施想定区域には分布していないことか ら、直接改変による影響はないものと予測 された。

以上のことから影響を受ける可能性があ るが、今後、事業計画の検討に当たって は、主に右欄に示す点に留意することによ り、重大な環境影響は回避又は低減される ものと評価する。

・現地調査により、事業実施想定区域及びそ の周囲における重要な種の生育状況や、重 要な植物群落の分布状況を把握するととも に、今後の事業計画の検討を行うに際し て、改変面積の最小化や重要な種の生育状 況等に配慮した風力発電機の設置計画等を 検討する。

生態系 事業実施想定区域内には重要な自然環境 のまとまりの場が位置し、これらを直接改 変する可能性があると予測されたが、今 後、事業計画の検討に当たっては、主に右 欄に示す点に留意することにより、重大な 環境影響は回避又は低減されるものと評価 する。

・風力発電機の配置、機種及び基数等を検討 する際には、重要な自然環境のまとまりの 場である「大高山県緑地保全地域」及び保 安林の直接改変を回避するほか、他の重要 な自然環境のまとまりの場からの距離に留 意する。

・風力発電機の配置等の検討において土地の 改変に伴う樹木伐採を可能な限り最小化す る。

このページに記載した内容は計画段階環境配慮書の一部を修正(ゴシック)したものである。

表 12.2.1-6 評価結果と今後の配慮事項( 3/3 )

環境要素 評価結果 今後の配慮事項

景観 (a) 主要な眺望点及び景観資源への影響 予測の結果、主要な眺望点の「大高山 県緑地保全地域」及び景観資源の「鰺ヶ 沢段丘」については事業実施想定区域内 に位置することから、直接的な改変が生 じる可能性がある。

(b) 主要な眺望点からの風力発電機の視 認可能性

予測の結果、主要な眺望点において、

風力発電機を視認できる可能性が高い地 点が認められた。

(c) 主要な眺望点からの眺望景観への影響 予測の結果、主要な眺望点全てからの 眺望景観について、視覚的な変化が生じ るものと予測された。

以上のことから、主要な眺望点及び景 観資源への影響、主要な眺望点からの眺 望景観への影響等を受ける可能性がある が、今後、事業計画の検討に当たって は、主に右欄に示す点に留意することに より、重大な環境影響は回避又は低減さ れるものと評価する。

・風力発電機の配置、機種及び基数等を検討す る際には、主要な眺望点からの距離に留意 し、可能な限り距離の確保等に努める。

・直接的な改変の可能性のある主要な眺望点の 利用環境及び利用状況について、詳細な調査 を実施し、今後の事業計画を検討する際には その結果を踏まえるとともに、必要に応じて 環境保全措置を検討する。

・主要な眺望点から撮影した写真に発電所完成 図を合成する方法(フォトモンタージュ法)

によって、主要な眺望景観への影響について 予測し、必要に応じて風力発電機の配置計画 等を検討する。

・主要な眺望点の利用状況や眺望景観の状況等 の調査・予測を行った上で主要な眺望点から の眺望景観に配慮し、風力発電機の配置計画 等を検討する。

・青森県景観条例に留意し、風力発電機等の色 彩などの配慮事項を検討する。

人と自然と の触れ合い の活動の場

主要な人と自然との触れ合いの活動の 場のうち、「東北自然歩道」、「大高山 県緑地保全地域」については直接的な改 変が生じる可能性があるが、今後、事業 計画の検討に当たっては、主に右欄に示 す点に留意することにより、重大な環境 影響は回避又は低減されるものと評価す る。

・直接的な改変の可能性のある主要な人と自然

との触れ合いの活動の場の利用環境及び利用 状況について、詳細な調査を実施し、今後の 事業計画を検討する際にはその結果を踏まえ るとともに、必要に応じて環境保全措置を検 討する。

・その他の地点について、風力発電機の配置、

機種及び基数等を検討する際には、主要な人 と自然との触れ合いの活動の場からの距離に 留意する。

このページに記載した内容は計画段階環境配慮書の一部を修正(ゴシック)したものである。

ドキュメント内 Microsoft Word 人触れ_【終了】.docx (ページ 184-193)