移植後 3 年間、年 2 回とする。
4. 調査方法
10.4.2 検討結果の整理
(1)工事の実施に係る事後調査 1)大気環境
影響要因 環境要素 事後調査時期 事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 工事用資材
等の搬出入
窒素酸化物 実施しない 予測手法は、「道路環境影響評価の技術手法(平 成 24 年度版)」(平成 25 年 国土交通省国土技術 政策総合研究所・独立行政法人土木研究所)に基づ く大気の拡散式(プルーム・パフ式)を用いた数値 計算であり、予測の不確実性は小さいものと考えら れる。また、工事関係車両台数の平準化等の実効性 のある環境保全措置を講じることから、事後調査は 実施しない。
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粉じん等 実施しない 予測手法は、「道路環境影響評価の技術手法(平 成 24 年度版)」(平成 25 年 国土交通省国土技術 政策総合研究所・独立行政法人土木研究所)に基づ く数値計算であり、予測の不確実性は小さいものと 考えられる。また、工事関係車両台数の平準化や散 水による飛散防止措置等の実効性のある環境保全措 置を講じることから、事後調査は実施しない。
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騒音 実施しない 予測手法は科学的知見に基づく「ASJ RTN-
Model 2013」による数値計算であり、予測の不確実 性は小さいものと考えられる。また、工事関係車両 台数の平準化等の実効性のある環境保全措置を講じ ることから、事後調査は実施しない。
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振動 実施しない 予測手法は、「道路環境影響評価の技術手法(平 成 24 年度版)」(平成 25 年 国土交通省国土技術 政策総合研究所・独立行政法人土木研究所)に基づ く数値計算であり、予測の不確実性は小さいものと 考えられる。また、工事関係車両台数の平準化等の 実効性のある環境保全措置を講じることから、事後 調査は実施しない。
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1)大気環境
影響要因 環境要素 事後調査 時期
事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 建設機械の
稼働
窒素酸化物 実施しない 予測手法は、「道路環境影響評価の技術手法(平 成 24 年度版)」(平成 25 年 国土交通省国土技術 政策総合研究所・独立行政法人土木研究所)に基づ く大気の拡散式(プルーム・パフ式)を用いた数値 計算であり、予測の不確実性は小さいものと考えら れる。また、工事作業の平準化、建設機械の適正配 置、排出ガス対策型の建設機械の使用等の実効性の ある環境保全措置を講じることから、事後調査は実 施しない。
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粉じん等 実施しない 予測手法は、「道路環境影響評価の技術手法(平 成 24 年度版)」(平成 25 年 国土交通省国土技術 政策総合研究所・独立行政法人土木研究所)に基づ く数値計算であり、予測の不確実性は小さいものと 考えられる。また、建設機械の適正配置、必要に応 じ、整地、転圧、散水等の実効性のある環境保全措 置を講じることから、事後調査は実施しない。
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騒音 実施しない 予測手法は科学的知見に基づく「ASJ CN-
Model 2007」による数値計算であり、予測の不確実 性は小さいものと考えられる。また、工事作業の平 準化、建設機械の適正配置、低騒音型の建設機械の 使用等の実効性のある環境保全措置を講じることか ら、事後調査は実施しない。
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振動 実施しない 予測手法は、「道路環境影響評価の技術手法(平 成 24 年度版)」(平成 25 年 国土交通省国土技術 政策総合研究所・独立行政法人土木研究所)に基づ く数値計算であり、予測の不確実性は小さいものと 考えられる。また、工事作業の平準化、建設機械の 適正配置、低振動型の建設機械の使用等の実効性の ある環境保全措置を講じることから、事後調査は実 施しない。
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2)水質
影響要因 環境要素 事後調査時期 事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 造成等の施
工による一 時的な影響
水質(水の 濁り)
実施しない 予測は、土砂の沈降特性、雨量、流路の傾斜や距 離から求めた理論値であり、予測の不確実性は小さ いと考えられる。また、改変面積の最小化、沈砂池 の設置等の実効性のある環境保全措置を講じること から、事後調査は実施しない。
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3)その他の環境
影響要因 環境要素 事後調査時期 事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 造成等の施
工による一 時的な影響
土地の安定 性
実施しない 地形改変面積を最小限にとどめる、土地の安定性 の詳細な検討を行った上で必要に応じて対策工等の 検討を行う、必要な地盤支持力が得られる基礎を施 工する等の実効性のある環境保全措置を講じること から、事後調査は実施しない。
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4)動物
影響要因 環境要素 事後調査 時期
事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 造成等の施
工による一 時的な影響
重要な種及 び注目すべ き生息地
(海域に生 息するもの を除く。)
工事中 環境保全措置を講じることにより、工事の実施に よる動物への影響は、実行可能な範囲内で回避又は 低減が図られていると評価するが、対象事業実施区 域近傍に営巣地が存在し、対象事業実施区域内に多 くの飛翔が確認されたハチクマ、クマタカについて は、繁殖の有無及び繁殖状況への影響に対する予測 に不確実性が伴うことから、事後調査を実施する。
表 10.4.1-1 参照
5)植物
影響要因 環境要素 事後調査 時期
事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 造成等の施
工による一 時的な影響
重要な種及 び重要な群 落(海域に 生育するも のを除 く。)
工事中 改変区域内に生育する重要な植物(ヒヨドリジョ ウゴ、サルメンエビネ)を生育適地に移植すること により、個体の消失は防げるが、移植後の定着状況 や生育状況については不確実性を伴うことから事後 調査を実施する。
表 10.4.1-2 参照
6)生態系
影響要因 環境要素 事後調査 時期
事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 造成等の施
工による一 時的な影響
地域を特徴 づける生態 系
実施しない 樹木の伐採は最小限にとどめ、植生の早期回復に 努める、建設機械は低騒音型を使用する、工事区域 外への不要な立ち入りの禁止、通行時の十分な減速 を周知徹底し、踏み荒らしや動物の轢死事故を防止 する等の実効性のある環境保全措置を講じることか ら、事後調査は実施しない。
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7)人と自然との触れ合いの活動の場
影響要因 環境要素 事後調査時期 事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 工事用資材
等の搬出入
主要な人と 自然との触 れ合いの活 動の場
実施しない 工程調整により工事関係車両台数の平準化を図 る、工事関係者の通勤においては、乗り合い輸送の 促進により車両台数の低減を図る、東北自然歩道の 利用者に配慮し、歩行者の動線は確保する等の実効 性のある環境保全措置を講じることから、事後調査 は実施しない。
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8)廃棄物等
影響要因 環境要素 事後調査時期 事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 造成等の施
工による一
産業廃棄物 及び残土
実施しない 産業廃棄物については有効利用による発生量の削
減や適正処理の実施、発生土については土地改変面
(2)土地又は工作物の存在及び供用に係る事後調査 1)大気環境
影響要因 環境要素 事後調査時期 事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 施設の稼働 騒音
低周波音
(超低周波 音を含む )
実施しない 予測は、科学的知見に基づく音の伝搬理論式によ る数値計算であり、予測の不確実性は小さいものと 考えられる。また、適切な点検・整備を実施するな ど、実効性のある環境保全措置を講じることから、
事後調査を実施しない。
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2)その他の環境
影響要因 環境要素 事後調査時期 事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 地形改変及
び施設の存 在
重要な地形 及び地質
実施しない 予測は、重要な地形及び地質の分布や土地利用の 状況、成立環境の状況を踏まえた上で、対象事業の 事業計画と重ね合わせたものであり、予測の不確実 性は小さいものと考えられる。また、地形改変面積 を最小限にとどめる等の実効性のある環境保全措置 を講じることから、事後調査は実施しない。
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施設の稼働 風車の影 実施しない 予測は、太陽高度や施設の位置、形状等を考慮し た理論値であり、予測の不確実性は小さいものと考 えられる。また、住宅等から可能な限り離隔をと る、苦情等が発生した場合は、必要に応じて遮光カ ーテンやブラインドの設置、弾力的な稼働制限等の 実効性のある環境保全措置を講じることから、事後 調査は実施しない。
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電波障害 実施しない フレネルゾーンの一部に風力発電機のブレード回 転範囲が重なる無線通信施設については関係機関と 協議し、影響を回避することとしている。また、施 設の稼働後、本事業の実施により何らかの重大な障 害が発生した場合には専門家等にヒアリングを行 い、状況に応じた適切な受信対策を検討することか ら、事後調査は実施しない。
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3)動物
影響要因 環境要素 事後調査時期 事後調査を実施することとした理由 若しくは実施しないこととした理由
事後調査の 内容 地形改変及
び施設の存 在、施設の 稼働
重要な種及 び注目すべ き生息地
(海域に生 息するもの を除く。)
稼働後 環境保全措置を講じることにより、地形改変及び 施設の存在、施設の稼働による重要な種への影響は 事業者の実行可能な範囲内で回避又は低減が図られ ていると評価するが、ハチクマ、クマタカの繁殖の 有無については不確実性を伴うこと、ガン類を中心 とした渡り鳥やコウモリ類のブレード・タワー等へ の接触については、予測の不確実性を伴うことか ら、事後調査を実施する。
表 10.4.1-1
参照
ドキュメント内
Microsoft Word 人触れ_【終了】.docx
(ページ 64-69)