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2. 1. 4 最小回復領域(MRZ)
(1) 境界条件
境界条件は, 以下の様になる.
dX
dT, /x=o -
>JT/x=oこえ
T
/
x→∞二九(2. 48)
(2. 49) (2. 50)
ここに, 式(2.49)の低温端温度乙は, 以下の等面積の条件より求めたもので ある.
f K(T)じ(T) - Q(T)初=。
(2. 51)ここで, 式(2.6)から式(2.14)を用いて無次元化を行うと, 以下のようにな る.
d/
x=Odx 凶
(2. 52)
t
/
x=o二tc (2. 53)t
/
x→∞=t (2. 54)(2) 数値計算
(a)離散化
孔(2. 15)の離散化方法は, 2.4.2における方法と同様であるが, 境界条件 の 部分は以下のようにする.
格子点の番号は, x
=
0 より m = 1.2.3・・・と決める.=
kel (t EI一/pl)= (q -g) \ -� (Xe-e xw ) 2
ここに, 1 PI二Icなので, 直ちにIE1が求められる.
1名子点m=2においては,
(2. 55)
ke(tE2 -Ip2) kW(tP2 - wI , )
& - L- w - =(q-g)(Xe一九) (2. 56)
m = 1の結果より, P'2 = 1 EIおよびIW'2二IpJ=IJとして既知であるので1E'2が求1
められる.
同様にしてm=3以降のm二Nの場合も次のようになる.
九(tEN -1 PN)人(1PN - 1附)
〉
m =(q-g)(Xe一川 (2. 57)m =N-1の結果より, 1 Pn二IE(Nー1)およびIWn= Ip(Nー1)として既知であるので tEnが求められる. したがって, ここに各点の混度はすべて計算出来ることにな る. ただし, IpNが, IpNさんとなる時点で計算を終了した.
(3) 結果および考察
(a) MRZ平衡を導く動作電流の範
図2. 12に, MRZ平衡における低温端の無次元温度tcおよび発熱(kg)と冷却 (kq)曲線(膜沸騰部分)との高温側交点温度ん(図2. 4 (b)参照)を, 無次元動 作電流iに対して特性発熱eをパラメータにして示す. ここに, 交点温度んは 同図においてStekly's cri t.erionと付記した点線より上側に分岐した部分であ り, 図2. 4に示すように, 式(2. 10)においてら=0 とした式と式(2. 19)の膜沸 騰部分の式との根として, 前に述べた式(2. 44)により得られる.
Stekly's cri lerion と付記した点線より下側に分岐した部分が, 式 (2. 25)を満たすMRZ平衡における低温端の無次元温度1cを示すことになる. この 川では, し\ずれの特性発熱eにおいても, 無次元動作電流lが小さくなるにし
動作電流においてに =んとなる. したがって, 動作電流が最小のこの点では,
Stcklyの基准が成り立っと同時にMRZ平衡が成立していることになる.
なお? 低nl�出の11民次元温度tcおよび交点温度んは, それぞれ, 特性発熱eが
小さくなるにしたがって, 大きな動作電流飢Ijに分布する傾向を示すが, これは 前節でMPZ'こ関して述べたように, 特性発熱eが冷却に相対的な発熱の大きさを 表すということであるから, 発熱が小さいほどMRZ平衡を許容する動作電流が 大きいという結果であり合理的である.
最後に, 図2. 12におけるe=lの結果を取り出し, これに前項のMPZ領域のl同 温端の無次元温度thおよび交点混度んを追加して, MPZ領域およびMRZ領域を含 む広い動作電流範囲においてん, fcおよび んを図示したのが図2. 13である.
MRZ領域においては, 低温側の交点温度tLを境に分 岐 していたtcおよびら が Steklyの線上で集約されることおよび, MPZ領域においては, thおよびfベが Maddockの線上で、集約されることが確認できる.
(b) MRZ平衡における温度分布
図2. 14に, 特性発熱e=lで, 動作電流j二0.5,0.55,0.6の場合のMRZ平衡におけ る温度分布の例を示す. この 図より, 動作電流が小さくなるほど低温端の温度 が高くなっているが, 逆に, 交点温度んは低くなる傾向を示している. つま りこれは, 動作電流に対応した固有の温度分布が存在し, しかも動作電流 が小 さいほど, Steklyの基準が成り立っと同時にMRZ平衡が成立する温度tc(=ら)
(この場合はtcこん= 1)に限りなく近づくことを表している. 図中の実線の直 線f。は温度分布の各曲線上で温度 が臨界温度となる点の軌跡、を示したものであ る.
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