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1day‐E(kN/mm2)

ドキュメント内 学修番号 16885407 多田 真人 (ページ 57-62)

最高温度(℃)

N BB FC E EBB EFC

図 4.5 最高温度と静弾性係数

材齢 1 日

0 5 10 15 20 25

前 養 生

前 養

前 養 生

前 養 静弾 性係 数 ( kN /m m 2

図 4.6 結合材の CaO/SiO 2 比と静弾性係数

10 15 20 25

1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 1d ay E (k N /mm 2 )

CaO/SiO 2 比 75℃

65℃

55℃

材齢 1 日

4.6.3 細孔径分布

前養生を凝結始発まで行い,その後,温度履歴養生を行った場合の,材齢 1 日のモルタルの細孔径分布測定の結果を図 4.8 に示す。既往の研究により,50nm 以上の細孔量が圧縮強度に影響を及ぼすとされていることから,50nm 以上の細 孔量を用いて細孔径分布測定の結果を整理した。

温度履歴の最高温度が高いと,50nm 以上の細孔量は減少しており,温度履歴 養生直後の組織構造は緻密化する傾向にある。

結合材の CaO/SiO 2 比と 50nm 以上の細孔量の関係を図 4.9 に示す。CaO/SiO 2

が低い場合,最高温度が 50nm 以上の細孔量へ及ぼす影響は大きくなる傾向にあ

る。この場合,最高温度を低く設定することが有効となる傾向にある。

0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08

55 65 75 55 65 75 55 65 75 55 65 75 55 65 75 55 65 75

N BB FC E EBB EFC

細孔容量(ml /g)

最高温度(℃)

50nm 以上の細孔量

0.050 0.055 0.060 0.065 0.070 0.075 0.080

50n m 以上の細孔容積( ml /g ) 75 ℃

65 ℃

55 ℃

図 4.8 最高温度と細孔容積

4.7 まとめ

本章では結合材の CaO/SiO 2 比、温度履歴養生時の最高温度とその保持時間が,

モルタルの圧縮強度および静弾性係数に及ぼす影響について基礎的に検討した。

この結果,次のことが明らかとなった。

(1)結合材の CaO/SiO 2 比の増加に伴い,温度履歴養生直後の圧縮強度は直線的 に増加する。

(2)温度履歴養生直後では、温度履歴養生時の最高温度が高いとモルタルの圧 縮強度が高くなる傾向にある。また,結合材の CaO/SiO 2 比が低いと,最高温度 による影響は大きくなる傾向にある。これは静弾性係数や組織構造においても 同様である。

(3)温度履歴養生直後に材齢 14 日まで気中保管した場合,温度履歴養生の最 高温度が高いと,圧縮強度が低下する傾向にある。この原因は不明であるが,

CaO/SiO 2 比が 1.5〜2.0 程度以下の場合,最高温度を低く設定することが有効と なる。

(4)温度履歴養生時の最高温度が高い場合,凝結始発程度までの十分な前養生

が圧縮強度を維持する面で非常に重要である。

第 5 章

結合材の化学組成および降温速度が モルタルの特性に及ぼす影響

5.1 本章での検討概要

本章では,温度履歴養生時の降温速度が硬化特性の異なる結合材を用いたモ ルタルの特性に及ぼす影響を,結合材の CaO/SiO 2 比を指標として検討した。前 養生を凝結始発時間行うことを前提に,徐々に温度を下げる降温過程を行うも の(徐冷)と行わないもの(急冷)の影響を,圧縮強度,静弾性係数,および 細孔径分布によって検討した。

5.2 使用材料およびモルタルの配合

本実験の使用材料および蛍光 X 線によって測定された化学組成を表 5.1 に示

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