1250 システム・ボードおよびベース・カ
システム・ボードを取り扱う場合の重要な注意:
セキュリティー・チップ a は図のようにシステム・ボー ドの底側にはんだ付けされています。
a
ハードディスク・アクティブプロテクション・システム用 の加速度計チップ b も、システム・ボードの上側にはん だ付けされています。
b
重要
システム・ボードを取り扱う際には、次のことに留 意してください。
v システム・ボードには加速度計が備わっており、
数千 G の重力加速度が加わるとこの加速度計が 壊れることがあります。
注: システム・ボードを 15 cm ほどの低い高さ から固い作業台に平らに落とした場合でも、
加速度計には 6,000 G もの衝撃が加わること があります。
v 金属、木、複合材など、固い表面をもつ作業台の 上にシステム・ボードを落とさないように注意し てください。
v システム・ボードを落とした場合は、PC-Doctor
for DOS を使用してシステム・ボードをテスト
し、ハードディスク・アクティブプロテクショ ン・システムが引き続き機能することを確認する 必要があります (下記を参照)。
注: テストによりハードディスク・アクティブプ ロテクション・システムが機能していないこ とが判明した場合は、不具合レポートに必ず 落下の件を記載し、システム・ボードを交換 してください。
v いかなる場合にも乱暴な取り扱いはしないでくだ さい。
v 手順中のどの時点でも、システム・ボードを落と したり積み重ねたりしないでください。
v システム・ボードを下に置くときは、ESDマット や導電性の波板のようなクッション性のある面に 必ず置いてください。
システム・ボードの交換後、PC-Doctor for DOS を 実行して、ハードディスク・アクティブプロテクシ ョン・システムが引き続き機能することを確認しま す。手順は次のとおりです。
1. ThinkPad を水平面に置く。
2. 問題の診断→Other Devices (その他の装置)→
HDD Active Protection Test (ハードディスク・
アクティブプロテクション・システム・テスト) を実行する。
重要: テストの実行中に、ThinkPad に物理的な 衝撃を与えないでください。
システム・ボードを取り外す前に、支持構造物 (a) およ びケーブル・ガイド (b) を取り外します。
2
2
1
3 b
a
取り付け時の注意: コネクター2 がシステム・ボードに しっかりと接続されていることを確認 してください。
5
4
ステ ップ
ねじ(数量) 色 トルク
4 M2 × 10 mm、平頭、ナイロン被
覆 (1)
黒 0.245 Nm
(2.5 kgfcm)
5 M2.5 × 4 mm、バインド頭、ナイ
ロン被覆(1)
黒 0.392 Nm
(4 kgfcm)
6 7
c d
8
ステ ップ
ねじ(数量) 色 トルク
6 M2 × 3 mm、小頭、ナイロン被
覆 (1)
銀 0.245 Nm
(2.5 kgfcm)
7 M2 × 10 mm、平頭、ナイロン被
覆 (1)
黒 0.245 Nm
(2.5 kgfcm)
ステップ 8 で、入出力プレート・ブラケット (c) と システム・ボード (d) を一緒に取り外します。
(続く)
10 9
11
ステ ップ
ねじ(数量) 色 トルク
9 六角スタッド(2) 銀 0.392 Nm (4 kgfcm)
10 M2.5 × 3 mm、バインド頭、ナイ
ロン被覆(1)
ゴール ド
0.392 Nm (4 kgfcm)
取り付け時の注意: ベース・カバーの 2 つの小さい突起が 穴にはまるようにシステム・ボードを 取り付けて、ねじでシステム・ボード を固定します。
ラベル・キットを貼り付ける際の注意事項 新しいベース・カバー FRU には数種のラベル・キ ットが一緒に出荷されています。ベース・カバーを 交換するときには、古いベース・カバー (欠陥のあ る FRU) 上のラベルと同じ部品番号の承認ラベル a を使って新しいベース・カバーに貼る必要があ ります。
一部のモデルでは、1 枚か 2 枚の FCC ラベルb も貼る必要があります。古いベース・カバーを調べ て、 1 枚か 2 枚の FCC ラベルが貼られていれ ば、ラベル・キットから同じものを探して新しいベ ース・カバーに貼ります。
図に示すように新しいベース・カバーにラベルを貼 ってください。
b a
b