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に該 当す る。 また、名古屋地判平 成20年 1月31日や東京地判平成18 年 7月28日は後者 の事例 に該 当す

る。

これ らの判決 の中 には「

000

おそれが あ ると行政機関の長 が認 めるにつき相当の理由がある・・・」

との規定の され方 が、最終 的 には 行政機関 (実施機 関

)の

第一次 的 な判断を尊重 した

(=判

断 の合理 性 を肯定 した

)判

決 へ と導 いて い る5写例が見 られる一方、「 おそれ」

の判断 に深 く踏 み込 んで い る判決 も見 られ、特 に後者 の実施機関の

「 第 一 次 的 な判 断」 に言 及 して い る判例 においてその傾 向がみ られ る。

(2)次に、「 情報公 開法要 綱案 の 考 え方」 にお いて言 及 され たex̲

clusionと の比 較 で公共 安 全 情 報

の審査 のあ り方 を考 え ると、我 が 国 で は、 exclusionの 対 象 に な る 情報 のみ な らず、

FOIAに

お いて はexemption該当性 が 問題 にな る 事例 において も、我 が国 にお いて は公共安全情報 と して扱 われて い る事例があ り、比較法的 に見 るな らば、初審的審査事項 を も我が国 で は広 い要件裁量 を認 めてい ると い うことになる。但 し、法執行 に 関 す るexemption7に 関 して は、

国家 の安 全 保 障 に関 す るexemp―

tionl同 様 に裁判 所 が行 政 側 の判 断 を尊重 す るケースが多 い とされ て お り関、 規定 の あ り方 は異 な っ て も、実際 は同 じよ うな運用 がな されて い るとも考 え られ うる。

(3いずれ にせ よ、現行 法 (及び 条例

)の

規定 のあ り方 は司法審査 を著 しく狭 め る もの とな って お り 、 現在、 内閣府 特 命 担 当大 臣

54藤原・ 前掲注2η55頁は、「「 おそれがある」か否かの審査 (おそれ審査)はせず、

「相 当の理 由がある」 か否かの審査 (相当性審査)のみな し、将来予測 における推 論の可能性の程度 も高度 な ものを求 めないのが最高裁 の判 旨・・・ であ」 ると平成 21年最判を分析 している。

55 BREYER et al.,supra note32,at 686.

56藤原・前掲注

"は

、平成21年最判 につ き、結果的に最小限の審査 にな っていると指 摘す る。

公共安全情報該 当性 に関す る司法審査 のあ り方 につ いて

(行政刷新

)を

座 長 と した「行政 透 明化検討 チ ー ム」57に よって検 討 されて い る改正案 も踏 まえ、司 法審査 のあ り方 について再度検討

してみ る。

 

公共 安全情報 の現在・ 未来

1、

「 お それ審査 」・ 「 本目当理 由 審査」

(1)内閣府特命担 当大 臣 (行政刷 新

)を

座長 と した「 行政透 明化検 討 チーム」 によ る「 論点整理」 に 記 されて い るとお り、現在 の公共 安全情報 の規定 は司法審査基準 と して ほ とん ど機能 していない∬。

現行 の規定 であ る「 おそれが あ る と行政機関 の長 が認 め ることに つ き相 当の理 由の あるり情報」 につ き、 Ⅱで触 れた二つ の最高裁判決 が どのよ うに触 れて いるか確認 し てみよ う (既述 の よ うに、両事例

とも

4号

情幸畏と同 じ規定 が な され て い る条例 の事案 であ る)。

平 成 19年 最判 は、「 これ らの事 実 を前提 とす ると、仮 に、本件条 例 に基 づ き本件領収書 の記載 が公 にされ ることになれば、情報提供 者 に対 して 自己が情報提供者等 で あ ることが事件関係者 に明 らか に な るので はないか との危 ぐを抱か せ、 その結果、滋賀県警 において 情報提供者等か ら捜査協力 を受 け ることが困難 にな る可能性 を否定 す る ことはで きない。

また、事件関係者 にお いて本件 領収書 の記載 の内容 やその筆跡等 を手掛 りと して、 内情等 を捜査機 関 に提供 し得 る立場 にあ る者 に関 す る知識 や犯罪捜査等 に関 して知 りうる情報等 を総合す ることによ り、本件領収書 の作成者 を特定す ることが容易 にな る可能性 も否定 す ることがで きない。そ うす ると、

本件領収書 の記載 が公 に され た場 57平22年 8月24日に情報公開法改正 に向けての「行政透明化検討チームとりまとめ」

がなされている。「 とりまとめ」 については、<http://wwW CaO.go.ip/Sasshin/sh okuin/1oho―kOkai/pdf/fin/finttdOcu̲04‑01.pdf>よ,入ご手可育跳

58行政透明化検討 チーム「『情報公開制度の改正の方向性』 に関す る論点整理 (三訂 版)」 7頁参照。

‑121(390)―

合、犯罪 の捜査、予 防等 に支障を 及 ぼすおそれが あ ると認 めた上告 人 の判断が合理性 を欠 くとい うこ とはで きないか ら、本件領収書 に は本件条例6条 3号の非開示情報 が記載 されてい るとい うべ きであ

る。」 と述べている。

また、 平成 21年 最判 は、「犯罪 を企 てて いる出所者が、 自己が出 所情報 フ ァイルの記録情報 とな っ て い ることな どを確実 に知 った場 合 は、上記 の入所者等 の情報 が広 く送付 されていることを も知 るこ ととな って、 よ り周到 にう巳罪を計 画 し、 よ り細心 の注意 を払 ってそ れを実行 しよ うとす る可能性 を否 定 す る ことはで きな い。 また、犯 罪 を企 てて い る出所者 が、 その出 所情報 を活用 した捜査 の方法 をそ の一端 で も知 った ときは、 その方 法 の裏 をか くよ うな対抗策 に出 る 可 能 性 が あ る こ と も否 め な い。

[原文 改行]そ うす ると、本件情報 を公 にす ることによ り犯罪 の捜査 等 に支障 を及 ぼす おそれが あ ると

59この点 については、藤原・ 前掲注0155頁

認 めた新潟県警本部長 の判断が合 理性 を持つ もの として許容 され る 限度 を超 え た もの とい うことはで きず、 この判断 には相当の理 由が あ るか ら、本件情報 は本件条例7 条4号の非開示情報 に該 当す るも の とい うべ きで あ る。」 と述 べて い る。

Ⅱで指摘 した とお り、両判決 と も (抽象 的 な

)お

それを追認す る

判断 とな ってお り、「 おそれ審査」

自体 につ いて十分 な されないまま (追 認 して

)、

財目当理 由審査」 ヘ と移行 している (合理性判断)59。

(2)一方 、 両 判 決 の原 審 同様 に

「 お それ審 査」 に深 く踏 み込 ん で い る名古屋地判平成20年 1月 31日 は、同趣 旨の規定が なされた条例 に関 して、「 実施機 関 の第一次 的 な判断を尊重 した もの」 との前提 に立 ちつつ次のよ うに述べている。

「 甲の死亡 の調 査 に関 った見分官 を含 む警察官 は、 いずれ も甲の落 下 の原因 を 自殺 と判 断 してお り、

稲葉・前掲注2079頁の指摘を参照。

公共安全情報該当性に関する司法審査のあり方 について 現 時点 で、 甲の死亡 につ いて将来

犯罪捜査が開始 され る具体 的な可 能性 は認 め られないか ら (仮に、

本件各文書 に犯罪性 を うかがわせ る情報 が記載 されているのであれ ば、警察署 と して は捜査 を尽 くす べ きで あ った、 自殺 と判断すべ き もの で は な い こ と は明 らか で あ る。

)、

別 紙 の不 開示 部 分C及び

E

を開示 す ることによ り、 甲の死亡 に関す る将来 の捜査等 に具体 的な 支 障が生 ず るおそれが あ る もの と はいえず、愛知県警察本部長 が こ の よ うな支障が生ず るおそれが あ ると認 めた と して も、 その判断が 合理性 あ る もの と して許容 され る 限度 内の もので あ る とは直 ちに認 め られず、愛知県警察本部長 の当 該判断 につ いて相 当 な理 由が ある もの とい うことはで きない。」(な お、判例時報2011号 で は「一郎」

と して あ るが、 ここで は、最高裁

HPに

従 って「 甲」 に統一 して い る

)

「本件死 体見分調書 の記載項 目が 死体 を司法検視 した場合 に作成 さ れ る検視調書・・ ・ のそれ と同様

で あ ると して も、 そ もそ も、検視 調書 自体 は、捜査機関が内部文書 と して用 い るもので はな く、刑事 事件 になれ ば証拠 と して提 出す る ことを予定 しているものであるし、

上記 の着眼点 も刑事裁判 において 主張立証の対象 とされるものであっ て、 そ う した捜査上 の一般的な着 眼点 自体 を開示す ることによ り、

将来 の捜査等 に具体 的 な支 障が生 ず るお それが あ る もの とは容易 に 認 め る ことがで きない。

 

・ ・ 。し

たが って、 別紙 の不 開示部分C及 びEを開示 す る ことによ り、 将 来 の捜査等 に支障が生ず るおそれが あ る と愛知県警察本部長 が認 めた と して も、 その判断が合理性 のあ る もの と して許容 され る限度 内の ものであるとは直ちに認 め られず、

愛知 県警察本部長 の当該判断 につ いて相 当の理 由が あ るもの とい う ことはで きない。」

同様 の判 断 は、前述 の東京地判 平成 18年 7月 28日 に も見 られ ると

ころであ る。

(3)これ らの半」決文 を上ヒ較す ると、

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