特定機器に関するSSI(Special Scheme Inspection)制度について
一方、マレーシアにおいてはリスクベースで特定機器の管理を実施する事業者に対し、
行政検査の期間を大きく延長するスキームを導入している
要件
監査・
検査 実務
申請内容に基づき、DOSH本部による 監査を実施
機器の実地検査、RBI
担当チームへ のインタビュー等
問題がなければ、主席検査官(DOSHの局長)が、承認
対象特定機器について、プラント単位 で各種申請要件を満たす必要あり API*が定める手法に準拠した3期間
(15か月間×3)以上のRBI*結果
RBI
実施担当チームの設置
政府に特定機器に関する経験・資 格等を登録した5
名以上の担当者で 構成
機器ごとの登録・審査料の支払 SSI
認定期間は、最大150
か月であるものの、75
か月以内に1
回の本部 による監査と特定機器への法定検査の実施が義務付けられている DOSH
本部による監査への対応準備
現行のCOF資格監査(Certificate Audit) RBI
の執行状況監査(Enforcement Audit
) COF更新申請監査(Renew Audit)
法定検査時のRBI結果報告レポート準備
対象特定機器の残存耐久期間をAPIの計算手法で算出•
残存期間の半分が75
か月以上あることを証明
その他
今後の状況を踏まえて、SSI適用を途中で破棄することも可能 DOSH本部が上記3つの監査実施後、地方支部が機器の法定検査を
実施
通常、5人程度(機器の数に応じて変動)で、1週間かけて監査を実施
監査後、地方支部が操業を止めての実地検査を実施
法定検査は、通常のCOF
更新時と同様のプロセスで実施申請
稼働期間(最大75か月)
法定検査稼働期間(最大75か月)
DOSH
本部管轄 DOSH
本部DOSH地方支部
申請承認・
SSI
適用開始特定機器*
SSI運用 プロセス
M2
© 2018. For information, contact Deloitte Tohmatsu Consulting LLC.
• 工場がバンコク市内であれば、工場局の担当者が検査を実施する。それ以外の場合は、地方ごとの行政職 員が実施する
• 検査時に事業者から提出されるレポートの内容に問題がなければ、検査は1日程度で完了する
• 慣例的に行われている年1回の行政の操業を止めずに行う立入検査に関しては、工場法第35条では行政の 工場への立入権利のみが定められているだけで、それ以上法令には何も書かれていない
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タイ・マレーシアの法令運用におけるコメント集
タイでは自主保安を補完する形式で、行政が慣例的に検査を実施している一方で、
マレーシアでは行政による管理を弱め、将来的には自主保安化を推進していく意図
*FMA = Factory and Machinery Act OSHA = Occupational Safety and Health Act 出所:インタビュー
• すべての州にDOSH地方支部が存在しており、定期検査の実務のほとんどは、地方支部に任されている
• 近々、法令の見直しにより、FMA*(工場機械法)とOSHA*(労働安全衛生法)が統合されることが決まっている。
内容に大きな変更は加えられず、要件や罰則などの重複を無くし、簡潔にすることが目的
• ただし、自主保安は、最も望ましい保安手段として新法令内に位置付けられる予定で、今後はアメリカのよう な保安制度になっていくと想定している
タイ 事業者
マレーシア 事業者
検査 実務
検査 実務 法令 動向 法令
(1). タイ・マレーシアにおける産業保安の実態 - 産業保安法制度と検査実態
- 産業保安を取巻くプレイヤー実態 - 産業保安の課題
- スマート保安機器・システム購買方式及び意欲
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タイ・マレーシアの保安関連活動実態まとめ
メンテ ナンス
マレーシア タイ
定期検査 ( タ ーン ア ラ ウ ン ド )
その他
コンサルティングサービス会社が、プロセス改善等のプロジェクト単位で関与 TÜV Rheinland等の認証機関が、安全計装等を認証
保険
ブローカ(仲立人)が代理人として、事業者と保険会社の間に立って条件交渉から代理契約を実施
事業者の保安状態により、ディスカウントプレミアムが発生するインセンティブ制度あり教育
タイ工業連盟が業界セミナーを提供する他、機器・シ ステムメーカーは自社製品の使用方法等の研修会を 実施
DOSH
傘下の教育事業体によるフィールドワーカー向 けトレーニングの他、Petronas設立の大学によるプロ セス工学関連等の専門教育が存在両国とも、ボイラー等の機器はメーカーがメンテナンスを実施し、定期検査(ターンアラ ウンド)時には、契約社員を大量に雇用する。その他、保険制度も類似している
人員 規模
契約社員を含め、数千人から1
万人規模で実施
社員4000人と契約社員6000人が従事(事業者A)
契約社員を含め、プラント全体で3,000
人(事業者B
)
ターンアラウンド時は、契約社員を大量に雇用
全体で300人体制。半分が契約社員(事業者A)
契約社員を含め合計で数千人(事業者B
)
契約社員を含め合計で1
万人(事業者C
)期間
検査期間自体は、35~45日程度が一般的
通常45
日程度(事業者A
)
通常35日程度。増設を伴うと45日程度(事業者B)
プラントの規模により、期間が変動 1か月(事業者A)
3か月(事業者B)
頻度
事業者ごとに、2
年~8
年と頻度にレンジがある 2.5年毎(事業者A)
5
年毎(事業者B
) 8年毎(事業者C)
3
年毎に法定検査のタイミングで実施
一部の事業者のプラントを除き、全ての事業者は、法定検査期間の延長を毎期申請
ボイラー等の機器メーカーやメンテナンス子会社など のサードパーティーが担当ボイラ ー等 一般
機器
一般機器は社内のメンテナンス課が実施
ボイラー等の機器メーカーが担当
事業者ごとの方針に違いあり
契約社員が実施(事業者A)
社内のメンテナンス課が実施(事業者B)(参考)
プラント保安関連ビジネスの VC 全体像 ー タイ・マレーシア
保安設備生産設備 機器システム
点検 整備 保全
設計
(リスク アセス)
危機対応
事故防止 事故対応 通常保全 定期的修理(設備停止)
機器/
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