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主要産業保安事業者のIoT化への取組(事例)
Siemens は、自国企業を中心に、規格標準化を企図したコンソーシアム形成に取組 ABB は、社内 VC* を通じて、外部の AI 等の Start Up に積極的に投資
2013年、国家プロジェクトの一部として開始さ
れた「Industrie 4.0 Platform
」に参画
ドイツ政府主導のもと、産官学が連携
主にドイツ企業のBosch
、SAP
、Siemens
が 中心となって推進•
その他フォルクスワーゲンやドイツテレコム、ABB
やIBM
等の他国の企業も参加
ドイツ製造業(スマートファクトリー)を世界標 準にするべく、規格策定に取組•
製品・サービスの開発段階から他社と連携 し、団体の枠を超えて、競争力を強化 ABB
社のCVC
(コーポレートベンチャーキャピ タル)として位置付けられる
これまで、累計200億円程度の投資実績あり
現在はAI技術を開発するスタートアップ企業 を中心にポートフォリオを構成※ABB Technology Ventures投資先例
*VC = Venture Capital 出所:各種公開資料より作成
取組概要 企業
ドイツ国家プロジェクト「Industire4.0
」の主要メンバーとして牽引※ドイツ出身団体例
社内ベンチャーキャピタルを通じたスタートアップ企業への投資主要産業保安事業者のIoT化への取組(事例)
Emerson は、デジタルプラットフォームを開発し、機器・システム、クラウド等を統合 Schneider は、 AVEVA 買収により、プラント設計から保守までのシステム管理を実現
各プラント統合するデジタルプラットフォームの開発
他のプラントとの統合を実現する「PLANTWEB(デジタルプラットフォーム)」を開発
プロセス制御だけでなく、設備全体の最適化、他プラントや他システムとの統合機能を実現
収集・解析したデータを活用し、予防保全ネッ トワークを構築可能•
プロセスや設備の問題を発生前に検出可能 AVEVA社を買収し、3Dプラント設計システムを
既存のシステムと機能統合
顧客の石油・石化プラント等の、設計段階から 運用までをシステム管理可能
各ステップごとに発生する様々な顧客の要求 に対応することが可能
買収による、ソフトウェアの機能統合・強化運用
&
保全管理プラント設計 保守 プロセス設計
運用フェーズ
~50 years
プロジェクトフェーズ2-6 years
システムの補完・統合
取組概要
企業
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プロセス産業におけるIoT時代の変化に対するコメント抜粋
プロセス産業にとっては、 IoT 化技術の発展によって可能になることの範囲や、
そもそもの導入効果の有無の見極めが今後より一層重要になると推察
• IoTとは、以前よりも機器数が増え、機器同士でのワイヤレス通信が可能となり、DCSへインプットされる情 報量が以前より膨大となっただけであり、DCS自体が新しいものに生まれ変わる訳ではない
• IoT時代において、データ量は増えるものの、そもそも正確なデータでなければ機器診断などを行うことがで きないため、データの量よりも質が重要であると考える
• IoT時代に向けて、DCSに関しては、データの高度処理(APC:Advanced Process Control)、ニューロネッ トワーク、機器診断が重要となる。データの高度処理によって、機器診断によるオペレーション改善効果を 高め、経済合理性を高めることができる
• 通信機能を持つプラント現場の機器が増えることでハッキングのリスクが高まり、サイバーセキュリティの強 化が必要となる
• 業務プロセスの自動化については想定しているほど効果は高くないと感じる。また、プラントには莫大な投 資がされている上、事故の危険性がある環境であるため、自動化によってプラントが無人で稼働されること は想像できない
出所:インタビュー
元大手欧米系メーカー Process Management 部門
Product Manager
IoT時代
の変化IoT化の
懸念点IoT化の
効果
IoT
化の 限界オペレーターニーズとファイナンスソリューション
不確実性が上がり、オペレーターの新設が限られる中で、大手メーカーは機器・
システムのソリューションに加えて、ファイナンス面のサポートも実施
オペレーター側 ニーズ変化
原油価格の変動等により、収益・投資回収期間を予測することが難しく、発生コストを平準化する等の 経営面にフォーカスした付加サービスへのニーズが高まる
新設・増設において、建設時のコストや納期を管理し、投資回収早期化や資産価値向上化
既存設備の長寿化・高稼働化や運営コストの管理精緻化
ファイナンス ソリューション
米Emersonは、EPC (増設時)に入り込み、
納期やコストを管理し、設備投資効果の最大 化を図り、プラントの資産価値向上を図る サービスを提供
納期の早期化や段階的な稼働開始により、
投資回収期間の短縮化と設備の資産価値 向上が可能
• 資産価値を向上させることにより、減価償 却費の増加(節税効果)に貢献
(ABB Oil, Gas and Chemical Care)
瑞ABBはO&M領域を強化し、プラントの高稼 働かつ長寿化を実現しつつ、事業運営費用 の発生を平準化するサービスを提供
年度ごとの損益計算書に発生する運営 費用を平準化することが可能
• 日常的なO&M、定期検査時に発生する コストを一定期間(20年程度)で見積もり、
平準化し、期間中の定額支払いが可能
• O&Mにより、生産性向上にも貢献
CAPEX(資本的支出)最大化ソリューション例 OPEX(事業運営費用)抑制ソリューション例
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製造業における自動化技術と購買意思決定者の変遷(仮説)
IoT ・ AI 技術の発展により、自動化技術の導入には全社的な最適化が不可欠になり、
意思決定の観点の複雑さから、購買決定者はマネジメントへと変化すると推察される
~1980年代
1990年代 2000年代 Industry 4.0~
時代
マネジメント エンジニア エンジニア マネジメント
意思決定者
IT
・自動化 関連技術 勃興時期出所:インタビューを基にDTC作成
意思決定の 要件
既存の延長線上にある技術が登場 するのみで、経営上のインパクトの 見極めは不要導入目的 製造・業務プロセスの最適化 プラント全体の最適化あああああああ 全社的な最適化
Robotics Logical Controller
Remote I/O ERP
Internet Fieldbus Protocol
MES
ドキュメント内
平成 29 年度石油精製等に係る保安対策調査等事業産業保安に関する新興国におけるマーケット調査 納品資料デロイトトーマツコンサルティング合同会社 2018 年 3 月 9 日
(ページ 120-125)