なりたい現
怐ヲ3
うまくいっている
度認識※4
密着している 度認識※5
Aさん(2年) 60 2 2 4 2
Bさん(1年) 81 2 2 5 3
Cさん(2年) 89 4 4 5 5
Dさん(1年) 97 4 4 4 5
瓦さん(2年) 65 2 3 4 3
Fさん(3年〉 64 2 3 4 4
Gさん(1年) 66 2 3 4 4
Hさん(1年) 62 1 3 3 4
※1密着尺度得点… 15項目7件法による、日常の母親との密着程度について測る尺度。
満点は105点3、点数が高い程母親との距離が近いことを示す。
※2母親像・・… 「1.指導、教育に厳しい母親」、「2.子どもの考えを尊重する母親」、
「3.子育て以外のこと(趣味、仕事など)に活動的な母親」、「4子どもの ことを一番に考える母親」、r5.その他(自由記述式)」から最も該当す るものを回答させた。
※3なりたい現像・・「1.指導、教育に厳しい親」、「2.子どもの考えを尊重する親」、「3.子育 てとそれ以外のこと(趣味、仕事など)を両立する親」、山子どものこ とを一番に考える親」、「5.その他(自由記述式)」から該当するものを 回答させた。
※4密着している程度認識・・周りと比較して、母親とどの程度密着していると感じるかに ついてギ1.全く密着していない」、r2.あまり密着していない」、r3.ど ちらともいえないj、「全やや密着している」、「5.非常に密着している」
から最も該当しているものを回答させた。
※5うまくいっている程度認識・・母親とどの程度うまくいっていると感じているかについ てr1.全くうまくいっていない」、r2.あまりうまくいっていない」、r3.
どちらともいえない」、「4ややうまくいっている」、「5.非常にうまく いっている」から最も該当しているものを回答させた。
(2)インタヴユー調査の詳細
各インタヴユーの逐語録を元に、大学生女子の母親、母娘関係の認識についてまとめた。
インタビュ㎞の中で語られた順番どおりではなく、個々人の特徴とともに考えられるよう に、①家庭背景、②現在の母親との関係③過去の母親との関係、④なりたい母親像の順に まとめた。
なお、今回はインタヴユー内で語られた内容のみを扱い、インタヴユー内で回答者から 触れられなかった質問紙の内容については扱わないこととする。
以下、個々人の語りの概略を示す。協力者本人の言葉をそのまま使う場合は「 」を 用いる。密着尺度得点、母親像、なりたい現像については表23の付記に準ずる。
副2年) 密着尺度偽点60、母親像=2、なりたい現像二2
家庭背景:父、母、Aさん、弟二人(高1、中1)の5人家族。同居。家族皆伸が良い。
父はサラリーマン、母は現在は飲食業でパート勤務だが、Aさんが小学校3〜4年頃まで OLとしてフルタイム勤務。
現在の母娘関係:日常的な片付けなどはやるように言われるが、将来や進路のことなどは 子どもに委ねており、「ちょっと放置っていうか(冗談気味に)」。奨学金などもAさんが一人 で手続き。だが、実際は言わずとも解ってくれていることがあり、敢えて引いて見守るス タンスで、決定を左右するようなことは言わずにいてくれる様子。具体的なアドバイスを するというよりも、気持ちの面でのフォローに徹してくれている。
現在は日常的に一緒に買い物に出かけたりするし、伸も良い。だが、あまり密着してい るとは思わない。 密着 というと依存している印象で、そこまで頼りきっているとは感じ
ない。
小さい頃の母との思い出:高校受験の時にも、積極的に関わってこない母に「もう少レ己・
配してくれても・リと思いをぶつけてケンカ。母から「心配してないと思ってるの!?」
と言われ、母の気持ちが聞けてほっとした。その後、大学受験時も同じような不安を感じ たが、高校受験当時のことを振り返って、「口には出さないけど、心配してくれている。」
と、改めて母の思いに気がついて、安心した。
母は音は父親並みにバリバリ働いていて、その分カリカリしていた。甘えられる雰囲気 ではなかった。Aさん自身も小さい頃は学童や祖父母宅に預けられ、時には土目出勤をした り、夏休みも無く働く忙しそうな母親を見ていた。だが、今は伸も良く、友達のような感 じで日常的に話をするようになった。峠の方が甘えてるかな一って思います。」昔はあま り印象になかったが、今は家事を母親が引き受けてくれているし、母親が基本的に家にい るという安心感のようなものも感じる。
なりたい母親像:具体的な指示を与えたりせず、気持ちのフォローをしていくようなスタ
シス。だが、進路選択のための情報は提示するなど、必要なことはしていきたい。自分と 母親の関係を良いかなと感じており、それを基準にして補ったような形が理想の現像。(自 身の母はあまり進路選択の際に情報収集などをしてくれなかった)
(二
国司(1年) 密着尺度偽点81、母親像=2、なりたい現像=2
家庭背景:父、母、Bさん、弟(中3)、4人家族同居。母はパソコン事務作業のパートタイ ム勤務。子どもの手が空いたため3〜4年前から、平目の朝から夕方までは勤務している。
母は熱くて元気だし、よく喋る、少しおっちょこちょいな人。Bさんの方が大人と言われる こともあり、母のことをお姉さん的に見守ることもある。
現在の母娘関係:基本的に放任で、子どもの自由にさせてくれる。進路についても「自分 でやっといてって感じで(冗談気味に)」Bさんが迷った時には母に相談すると、きちんと聞 いてくれるが、母の意見を強く主張してくることはない。志望理由がきちんとあるならぱ 良いのでは、というスタンス。門限なども厳しくなく、最低限のこと(どこに誰と出かける かなと)さえ伝えていれば基本的にダメということがない。毎日お互いにあったことを喋っ ており、家事も手が空いているとBさんも手伝ったりと作業分担もできており、つかず離 れずで良い距離感を保っており、関係はうまくいっている方だと思う。 密着 と言うと、
マザコンっぽい、いつもお母さんと一緒にいる、などの印象があり、自身は該当しないよ うに感じている。
小さい頃の母との思い出:「(Bさん自身が)割と冷めた性格なので、母をいつも熱いな一っ て(冗談交じりに)」中学受験の際にも、実際に受験をしたBさんよ りも合格発表の時には喜 んでおり、「温度差があるなって(冗談交じりに)」と母と自身を対照的に眺めていた。今は 互いに同じ位話すが、昔は母親側が話し手であることが圧倒的に多かった。
小学校の3〜5年の反抗期には、普段は話をしていたが、怒られたりケンカをした時には 完全に無視していた。だが、中学に入る前には反抗期は落ち着いていた。中学受験もあっ たし、中学生になった頃から、母が働き始めて疲れて帰ってくる姿を見ていた。長女だっ たこと、弟の反抗期が始まったこともあり、自分がしっかりしなくてはと感じたこで、少
し変わっていったのかもしれない。
なりたい母親像:子どもの考えや主張を受け入れ、自由にさせであげたい。だが、闇雲な 自由ではなく、悪い事を.したらきちんと注意したり、どこかへ行くにも最低限の情報だけ は伝えて欲しい。母自身がそのように接してくれており、それを理想だと考えている。母 と自分のように、常にコミュニケーションが取りやすい関係でいたいので、着かず離れず の関係を保っていたい。
匡茎刃(2年) 密着尺度儒点89、母親像=4、なりたい現像二4
家庭背景:父、母、Cさん、弟(高3)、4人家族。現在は大学に通うためCさんのみ一人暮 らし。父が白衛官で出張や演習で家を空けることがあったり、昔は転勤が多かった。中学 生の時は父だけ単身赴任をしていた時期も。昔は父は厳しく、まだ物事の良い悪いの区別 ができない頃はお尻を叩かれたりげんこつされたこともあったが、今は電話で話しをした
りと仲は悪くない。父に怒られた時は母がフォロー役をしてくれた。
現在の母親との関係:母とはほぼ毎日電話やメールでやりとりをする。特に用事はなく、
時々愚痴を言ったりしながら近況報告をするという形で、日課になっているため苦になら ない。単純に一人暮らしがさみしい気持ちもあるし、半分愚痴のような話しを聞いてもら ってストレスを解消している時もある。基本的にCさんから連絡をするが、あまり連絡が ないと心配した母親側から連絡が来ることもある。
小さい頃から習い事をさせてくれたり、その送迎もしてくれ、金銭的にも時間的にも子 どもを優先してくれた。今も子どもが薦めても、自分の服はほとんど買わず子どものもの を買うことを優先しようとし、20歳を超えた今でも外食すると子どもにおかずを分けよう とする。悪く言えば子ども扱いだが、良く言えば自分より他人の幸せを喜ぶタイプの人。
大人になった娘としては「もっと自分の好きなようにしていいのに・・」と申し訳ないよ うな、複雑な心境になることもある。
だが、いわゆるモンスターペアレントのように子どもに甘いだけの人ではなく、厳しい 面もあった。父親が不在の時には母親が叱り役を担っていたり、怒る時にはしっかり怒る。
普段はあまり怒らないが、怒ると怖い。自分が悪いことをしたのだと解らせてくれるよう な怒り方で、子どものことを考えるがゆえ、とも取れるかもしれない。また、片付け、最 低限のマナーなどは厳しく言われた。だが、進路などは子どもの好きなようにさせてくれ た。子どもの人生なので子どもが自主的に考えなければ意味がないと思っている様子。
日課の電話など、周りと比べて密着しているのかも、と思う。互いに話し手にも聞き手 にもなるが、母親は聞き上手だし受容されている感覚がある。母親だったら裏切らないだ ろうという安心感、精神的なつながりがあるように思う。信頼関係が築けているし、言葉 に出さずとも相手のことが解り、それが年々強くなっているように感じる。互いのことが わかるために気を使い合うことができ、コミュニケーションは上手くいっている様に思う
し、順風満帆、不満は一切ない。この母の元に生まれてきて良かったなと思う。
小さい頃の母親との思い出:10歳頃まで反発心が強く、親にすぐ言い返していた。幼稚園 の頃に、ピアノの練習をしなくて母に平手打ちをされたことが一番印象に残っている。父 が不在の時は確かに母が叱り役だったが、手を上げられたのは、後にも先にもその時だけ。
その当時の部屋の光景などもやたら鮮明に覚えている。その後はびっくりして泣かずに唖 然としていた。一回きりだからこそ強烈な思い出。今でもその話題が二人の間に出ること があるが、冗談っぽく言い合うだけで、気まずくなったりはしない。
なりたい母親像:子どものことを一番に考えるような母親になりたい。美味しいものを食