熊本県
ↁ KPI
以下の項目を就業規則で全て規定している企業の割合
①育児休業、②育児時間、③育児短時間(または④始業時刻の変更等)、⑤子の看護休暇、⑥所定外労働等の 制限、⑦産前産後休業
H27 年度 H28 年度 H29 年度 H30 年度 H31 年度 目標 - 55.0% 56.5% 58.0% 60.0%
実績 52.7% 54.2% - - -
セミナー受講後、子育てに配慮ある新たな取組を導入した、または新たな取組の計画に着手した企業の割合 H31 年度 50%
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成果(H27)☩
実態調査によって、育児休業制度等をはじめとした制度の規定状況や利用実績、企業独自の子育て支援 の取組が明らかになり、調査結果に基づく施策展開のための資料が得られた。☩
認定・表彰により市内企業の子育て支援の取組を周知したことにより、子育てしやすい雇用環境の整備成果及び課題
企業における雇用環境整備は各企業の自主的な取組が基本。その促進のために、代表者、管理職、人事担 当者を対象にしたセミナー等を実施。
H27 基礎セミナー「ワーク・ライフ・バランスとは何か」 47 社 50 名参加
実践セミナー「就業規則の重要性」導入事例紹介、ワークショップ 31 社 34 名参加 H28 企業の子育て環境整備応援セミナー実施 48 社 49 名参加
認定企業代表や学生等による、取組事例発表を交えた企業における働く環境整備についての意見交換
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に取組む企業のインセンティブに寄与した。また、市民・学生等求職者、市内他企業にも周知できたこ とで、企業や市民の意識醸成、求職者への情報提供が図れた。
☩
セミナー参加者からはワーク・ライフ・バランスや雇用環境に関する意識の変化がみられ、雇用環境整 備への機運醸成ができた。(満足度:基礎編 62%、実践編 92%)ↁ
課題と展望☩
雇用環境整備に対する理解や取組度合いに企業格差がみられた。特に中小企業において遅れが目立つ。☩
認定の案内をしても辞退する企業が3割(H28)ほどあり、制度の認知度、メリットが不足していると 考えられる。☩
雇用環境の改善は一朝一夕にできるものではなく、本事業を継続的に実施し、企業の意識を啓発し底上 げを図ることで、社会全体の機運醸成につなげていくことが必要である。151 優秀企業として表彰された株式会社前田環境クリーン
参考資料① 子育て支援優良企業事例 出典:子育て支援優良企業事例集(熊本市)
参考資料② 認定式の様子(H27)
152 地域の
特徴 熊本県
【人口】 179 万人 (H27) ※1
【世帯数】 71 万世帯 (H27) ※2
【年齢区分別人口構成比】年少人口(0˜ 14 歳):生産年齢人口(15˜ 64 歳):老年人口(65 歳以上)
= 13.6:57.6:28.8 (全国 12.6:60.7:26.6) (H27) ※3 荒尾玉名地域
【人口】 16 万人 (H27) 【世帯数】6 万世帯(H27) ※4 少子化
の実態 (熊本 県)
【年次別婚姻件数】8,249 件(人口千対 4.6、全国 25 位)(H27) ※5
【平均初婚年齢】 男性 30.3 歳(全国昇順 8 位) 女性 29.0 歳(同 14 位)(H27) ※6
【生涯未婚率】 男性 21.70%(全国昇順 13 位) 女性 14.42%(同 37 位)(H27) ※7
【出生数】 15,577 人(H27) ※8
【合計特殊出生率】1.68(H27、全国 5 位) 1.64(H26)/全国 1.45(H27) 1.42(H26) ※9
※1˜ 4 総務省「国勢調査」 ※5˜ 6,8˜ 9 厚生労働省「人口動態統計」 ※7 国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」
未婚者対策の強化
熊本県の有明管内では、昭和 40 年代から未婚化、晩婚化が進行し、平成になってからは更に加速化傾向 にあった。そこで2市4町(荒尾市、玉名市、玉東町、南関町、長洲町、和水町)の広域行政機構である有 明広域行政事務組合では、平成 22 年 6 月に「荒尾・玉名地域結婚サポートセンター」を開設し、結婚支援 を開始した。
結婚支援事業では、有明管内外の未婚者の会員を集めて、各種のマッチング活動を行ってきたが、登録会 員数は 1,167 人(うち有明管内 962 人)と伸び悩んでおり、成婚数は 25 組である。20〜44 歳に限ってみ ると、管内の未婚者数約 13,000 人なのに対し、会員数は僅か 654 人(約5%)にとどまっており、会員数 の増加が必要だと考えていた。
人口・世帯・少子化実態
取組の経緯
しあわせ応援プロジェクト
荒尾・玉名地域結婚サポートセンターの様子
【センター入口】 【センター内風景】
【キッズルーム】 【お見合い室】
熊本県
有明広域行政
事務組合
153 未婚者の意識把握と課題の整理
有明管内で未婚者が増加している背景として、いずれは結婚したいと思ってはいるものの、出会う機会が 減少していることに加え、自分に自信が持てず、異性との接し方に戸惑いがあることがあげられる。
また、登録会員の同センターの利用状況をみると、センターに近い荒尾市、玉名市、長洲町の利用件数が 多く、遠方は少ない、更に有明管内での婚活に抵抗感が特に女性において強いといった地域や性別による温 度差がみられた。
これらの課題を整理し、広域連携により、結婚を希望する方に様々な手段を通じて出会いから結婚に関わ る支援を行い、結婚に対する意識醸成を図る取組が必要であると考え、平成 28 年度に「しあわせ応援プロ ジェクト」を開始した。
平成 28 年度:「しあわせ応援プロジェクト」実施(地域少子化対策強化交付金(平成 27 年度補正)活用)
(1)結婚サポートセンターホームページの整備
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事業目的: 結婚希望者の入会のきっかけは、1 番目が「友人の紹介」(45%)、2 番目が「ホー ムページ」(26%)となっている。ホームページを拡充させることにより、会員数 の増加や情報提供を図るↁ
実施内容: 地域特性を加味した情報を、更に幅広い世代に情報提供できるホームページの制作 スマートフォン対応化新規会員の仮登録、イベントの申込み機能の導入、事業の反響を掲載 広域連携による最新情報の掲載
(2)会員データの電子化及び出張サポートセンターの開設
ↁ
事業目的: 利用件数の少ないサポートセンターから遠方地域の利用増を図るↁ
実施内容:①会員データの電子化
これまでの紙による会員カルテ管理を電子化し、会員に利用しやすくわかりやすい情報を提供 会員の第一印象の見せ方を写真から動画にすることで、会員の魅力を引き出す
②出張サポートセンターの開設
各市町に出張サポートセンターを開設し、遠方及び圏域外未婚者も利用しやすくなるよう配慮
事業の概要
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(3)専門講師による自己啓発講座の開設
ↁ
事業目的: 結婚を希望しているものの消極的な人が、「恋愛」や「結婚」に対して前向きに取組む ことができるよう支援を図るↁ
実施内容:①専門講師による会員研修
消極的未婚者(30〜55 歳)に対して、コミュニケーション力、マナー、自分を高める講座「あ らたまモテ塾」を実施
年 1 回(受講者はそれぞれ5回参加)実施し、最終日にマッチングを実施
講座開催後、講座内容、受講者感想をホームページに掲載し、受講者だけでなく閲覧者等の意識 啓発を行う
②イベント時の研修実施
「荒玉魅力体感婚活」において、コミュニケーション力アップ等のスキルアップ研修を実施
③その他
協賛団体(企業サポーター)、住民サポーターのスキルアップ研修会を開催
(4)メディアを活用し、県外に向けて荒尾玉名地域の総括的な婚活展開
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事業目的: 地元から離れた県外(具体的には福岡市)において婚活事業を展開し、管内未婚者に 躊躇なく婚活に参加してもらう。ↁ
実施内容:① 地域紹介ツアーの実施
新聞、フリーペーパー等で福岡県内の女性に荒尾玉名地域の魅力を紹介するツアーを告知。
福岡市中央区天神にて事前説明会を開催。併せて自己啓発講座を開催。
応募者から 25 名の女性を抽選で選び、1泊2日で荒尾玉名地域を訪れ、荒尾玉名地域を巡りつ つ、管内の男性と交流。女性に限定する理由は、福岡の女性に管内の魅力を伝え、サポートセン ターの利用を増やすとともに、交流から交際、成婚、定住への後押しを行い、管内人口はもとよ り県人口の増加につなげたいという狙いがある。
② 交流の機会の提供
新聞、フリーペーパー等で福岡県内の女性の参加者を募り、天神地区で実施し、荒尾玉名地域の 男性とのマッチング機会を提供。
③ 福岡での出張サポートセンター開設
出張サポートセンターを設け、新規会員登録・会員情報の閲覧を促す。
④ 荒尾玉名地域婚活事業のブランディング
結婚を希望しているが、「婚活」に抵抗感がある事実に対応すべく、荒尾玉名地域の婚活事業の ブランド構築、キャッチコピーを作成。
155
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事業執行額平成 28 年度 予算 9,727 千円
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主管有明広域行政事務組合
(平成28年度が初年度であり、また、熊本地震の影響で事業開始が遅れたため、途中段階での見込み)
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特長(成功の要点)☩
広域事務組合の特性を活かし、一つの市町にとどまらないより広範囲の未婚者交流の実現☩
荒尾玉名地域の強みを生かした立地(交通の便がよく自然に恵まれている)とブランド化によって、大 都市圏である福岡を含めた広域での活動展開☩
未婚者の意識・嗜好を把握した上で、それに合わせたセミナーやイベントを企画ↁ
KPI項 目 H28 年度設定KPI
来所者数 3,560 人
新規会員数 500 人
お見合い件数 264 件
成婚者数(組) 計 8 組
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成果☩
熊本地震の影響もあり、ホームページ刷新が平成 28 年 10 月、婚活ツアーは同 11 月に遅れたため、新 規会員数の獲得は遅れているものの、成婚組数は 6 組(平成 29 年 2 月 28 日現在)。☩
婚活サイトは、月 1,000 件程度のアクセスを予定していたが、実際にはそれ以上のアクセスがあった。☩
自己啓発講座である「あらたま婚活塾」は、5日間の参加を条件にしたことから、受講者同士の交流や マッチング機会にもつながった。☩
婚活事業や自己啓発講座が地元や福岡県のメディアに取上げられる機会が増えたことにより、参加者の 拡大につながっただけでなく、地元地域・住民の理解が進みつつある。☩
各市町村単独では取組が困難だったところ、自治体間で連携することで、一定数の未婚者を確保するこ とが可能となり、継続的な事業の実施が可能となる。また、様々な場所で開催することにより自治体へ の偏見や参加男性の偏りなどが解消されるとともに、各自治体が各々に婚活イベント等を開催する際に 生じていた、職員への時間的制約や事務的負担、予算措置などの様々な負担が、課題を共有することに より、少なからず解消につながっている。ↁ
課題と展望☩
「あらたまモテ塾」は5回参加を条件にしたことはメリットもあったが、反面、「5回すべては参加で きない」という声もあり、実施回数の見直しは必要と考えている。☩
現在のスタッフでは対応に限界があるため、地元企業や住民のサポートが必要。☩
婚活を強調しているため、参加者にとっては敷居が高い面がある。婚活を意識せずとも自然に参加でき るようなプランがあってもよい。