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使用方法
1)④を外して乾電池2本を本体に入れる。(マイナス側が④と接触するようにする。)
2)②の吐出口にサンプリングバッグを接続する。(ジョイントとしてシリコンチュー
ブ8×11Φを用いると便利である。)
3)③の赤いボタンを押すとサンプリングが開始する。サンプリング状況を写真1及 び写真2に示す。
試料(大気)は、①の吸入口より採取され、②の吐出口から採取袋(サンプリン グバッグ)に採取される。指を赤いボタンから離しても、継続してポンプは作動し ており大気採取される。
4)もう一度③の赤いボタンを押すと停止する。
※ホースを接続する場合は、テフロン製またはシリコン製(有機溶媒に強いもの)
のものを使用すること。(径が合っていない場合、性能を発揮することが出来ない場 合があるので注意すること)
注意事項
・高温のガスをそのまま採取するとプラスチック製のカセットが溶ける可能性がある。
(使用限界温度80℃)
・マイナス圧のガス採取には使用できない。
フレックスポンプDC1−NA型 シリコン製チューブ
採取袋(サンプリングバッグ)
赤いボタン (スイッチ)
写真Ⅱ−9 サンプリング開始前(フレックスポンプ及び採取袋取付状況)
写真Ⅱ−10 サンプリング中(採集袋に大気が採取されている)
吸入口
吐出口
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(2)採気袋
採気袋には、テドラーバッグ、フレックサンプラー(ポリエステル(化合物名ポリ エチレンテレフタレート)製の樹脂サンプリングバッグ)といったものがある。
テドラーバッグには、口の種類が1つ口コックや2つ口コック、更には1L、2L 等容量が異なる採気袋等様々あるが、1つ口コック、2つ口コックのどちらを使用して も現場での大気の採取に特段の支障はない。しかし、後日一度使用した採気袋を再使用 する予定があって洗浄する際等のことを考慮すると2つ口コックの方が水を中に流し て洗浄できるので洗浄等の面からは使い勝手は良い。
容量についても簡易的な試料採取であるため、1L程度あれば良いと思料される。た だし、大気を簡易的に採取する場合でも、分析の専門機関に分析に必要な容量、材質等 を相談の上、採取を行う事が望ましい。
(3)ゴム球
簡易携帯用ポンプとしては、他にゴム球でも大気の簡易採取は可能である。写真Ⅱ−
11に採気袋とゴム球の装着を示す。
使用方法
ゴム球と採気袋を装着した後、
ゴム球を繰り返し握る。
写真Ⅱ−11 採気袋とゴム球の装着 ゴム球
採気袋
吸入口
吐出口
写
真Ⅱ−12ゴム球と採気袋でのサンプリング
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5.2 北川式活性炭捕集管及び北川式ガス検知器(トルエンなどの有機溶剤蒸気)
活性炭捕集管は、北川式ガス検知器により大気中の有機溶剤蒸気等を捕集して分析す る場合に使用され、有機性の蒸気であれば、ほとんどの場合、この活性炭捕集管で採取 可能である。(メタノール、アセトン等の極性溶剤蒸気については後述の3.シリカゲ ル捕集管及びサンプラーの項を参照のこと。)有機溶剤蒸気は捕集管を通過する時に活 性炭層に吸着捕集される。吸着された有機溶剤蒸気は溶媒で回収し、ガスクロマトグラ フにより分析される。活性炭捕集管を写真Ⅱ−13に示す。
使用方法
・北川式ガス検知器を用いて採取する場合 両端の先を割りガス検知器に付け一定量
の大気を採取後、両端にキャップをはめて 保管する。写真Ⅱ−14にガス検知器と 活性炭捕集管を示す。
・吸引ポンプを用いて採取する場合 安定した流速の吸引ポンプを使用する。
吸引流速は0.1〜0.5L/minが適当である。
吸引ポンプを作動させて試料空気を活性炭 捕集管に通気し、流速(L/min)×時間
(min)で採取量(L)を求める。一定量の大気を採取後、両端にキャップをはめて保 管する。
※トルエン1ppmは1Lの採取量で十分検出される。
分析方法
ガラス管を割り、活性炭を小さなガラスビンに取り出し、一定量の二硫化炭素(抽出 液)を加えて密栓し、目的の有害物質を溶かしだして、それをガスクロマトグラフやG CMS(ガスクロマトグラフ質量分析計)等で分析する。
写真Ⅱ−13 活性炭捕集管
写真Ⅱ−14 ガス検知器と活性炭捕集管
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5.3 シリカゲル捕集管及び吸引ポンプ(メタノール、アセトンなどの水溶性蒸気)
このシリカゲル捕集管は、特に活性炭捕集管では十分に捕集・回収が出来ない極性溶 剤蒸気、例えばメタノール、アセトン等の捕集、分析に有効である。
有機溶剤蒸気は捕集管を通過する時にシリカゲル層に吸着捕集される。吸着された有 機溶剤蒸気は溶媒で回収し、ガスクロマトグラフで分析する。シリカゲル捕集管を写真Ⅱ
−15に示す。
ガスクロマトグラフにかけるため、決められた時間で定流量でなければならず、ガス検 知器による吸引方法は好ましくない。そのため、ガス検知器を使用した吸引方法ではなく、
エアーサンプラー(安定した流量が得られる吸引ポンプ)を使用した吸引方法を用いるこ と。
使用方法
両端の先を割り、サンプラーに接続する。サンプラーを作動させ試料大気をシリカゲル 捕集管に通気する。吸引流量は、50〜200mLが適当である。採取量(L)は、流量(mL/min)
×時間(min)÷100で求める。シリカゲル捕集管とサンプラーの装着状況を写真Ⅱ−1 6に示す。
※試料採取時には捕集管を垂直に保持すること。(捕集管を横にした場合、シリカゲル 層上部に空隙が生じ、そこを試料が通過することがあり、飽和に達したのと同じ状態とな る。)採取後、両端にキャップをはめて保管する。
写真Ⅱ−15 シリカゲル捕集管
写真Ⅱ−16 サンプラーとシリカゲル捕集管の装着 シリカゲル捕集管
サンプラー(吸引ポンプ)
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5.4 パッシブ・ドジチューブ
パッシブ・ドジチューブは、個人暴露の簡単な測定法である。検知管タイプでポンプ の必要はない。これは、ガスの拡散を利用し、1〜10時間の平均ガス濃度(ppm)を測定 する長時間用の検知管である。
使用方法
パッシブ・ドジチューブの一方をカットし、ドジチューブホルダ(クリップ)にセッ トする。それを作業者の呼吸域(襟等)に装着する。ガスの濃度測定は検知管に印刷され た目盛による直読式で、変色層の先端を読みとるものである。
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