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(5)ドイツ語学ドイツ文学コース

ドキュメント内 文学部文学部 (ページ 71-74)

沢学院大、金沢美術工芸大、金沢経済大、金沢工業大、熊本大、信州大、東京工業大など で教鞭をとっている。市役所・県庁の公務員のほか、民間では、特に外資系企業、書籍関 係、金融関係が目立った就職先となっている。

第31回〜第45回卒業生(1983〜1997年度) この時期も県立高校・中学校の教師とな るものが多い(66名)。大学教員では、大阪教育大、熊本大、信州大、北陸大などでの助 教授・講師職を挙げることができる。公務員関係への就職も増加し、市役所・県庁に加え て警察関係への就職も見られる。民間では、時代を反映してコンピュータ関連の企業が多 くを占めるようになっている。また、通信関係、保険関係、メディア関係など、職種は多 様化の一途をたどっている。

勝美

歴代の外国人教師名。*印は現在在職。

ハイデ・ツォルコッツィ、ヴォルフ・ディーター・ハール、シルヴィア・シュペヒト、

ウルリーケ・エンドレス、アルブレヒト・デッケ‐コルニル、ハイケ・シャーレク、ガ ブリエレ・フィードラー、ダグマー・オスヴァルト*

歴代教官の中でも、1964(昭和39)年以降の法文学部に比較的長期にわたって在職、

本コースの教育・研究に従事したのは、現在在職教官以外では、ドイツ語学、特に文章論 の研究に優れ、また大学院創設に多大な貢献をした小島伊三男、さらにヘッベルを中心に 19世紀ドイツ文学に関して独自の視点から研究業績をまとめている結城謙治、トラークル 研究者としての優れた研究業績と翻訳のある吉田清、ゲーテやハイネ、さらにはリルケの 研究者・翻訳者としても有名であり、自身詩人としての卓越した手腕によって文学賞を受 賞した『季節の詩』(北国出版社:1970年)などの多数の著作のある満足卓、ヨーロッパ 文学全体を俯瞰しながら鋭い文学的洞察力によって、リルケやゲーテに関する研究業績を 残した金子直一である。またコンピュータを駆使した言語学分野での研究で学生の関心を 掘り起こした松村保寿がいる。さらに1972年の大学院創設以降、大学院担当として、近 代詩を中心に講義した最上宏信、及びドイツ語学の諸問題を語彙論を軸にして、あわせて ドイツ音楽を基盤に幅広いドイツ文化論を加味させて講じた田中宏幸がいる。

歴代の非常勤講師については、毎週及び集中講義形式を含め非常に多数のためその教官 名をすべて列挙することは割愛せざるを得ないが、とりわけ長期間にわたって本コースの ために教育を施された非常勤講師には、歴代の富山大学外国人教師の諸氏、及び伊東泰治 とエバーハルト・シャイフェレがいる。

教育体制と現在のスタッフ

現在本コースの教官構成は、教授2名と助教授2名と外国人教師1名から成っているが、

さらに毎週の非常勤外国人講師1名、及び年2回の集中講義担当の講師として他大学から 研究教育の業績の際立った方の参加を得ており、ドイツ語学ドイツ文学の多方面にわたる 授業を提供できる体制を整えている。文学については、広くドイツ語圏の文学を対象とし、

個別作品や作家・詩人に関する講義、文学理論や研究方法の紹介、モチーフ史や受容史を 含む文学史を開講、ドイツ語・言語学分野では、認知心理学や認知科学を基礎にして、理 論的考察と応用言語学の両面から言語を総合的に考察する授業を行っている。とりわけテ レビや各種のビデオソフトのみならず、研究室に設置された数多くのコンピュータなど情 報機器を利用した広範囲の言語領域の研究や異文化理解のための学際的国際的研究を行っ ている。これにより学生にドイツの言語文化を含む広範囲の文化事象に対する関心を引き 起こせるような教育体制を整えている。日独文化比較やコンピュータ・ネットワークを経 由したドイツの学生とのメール交換による教育などはその一例である。

また実用的なドイツ語運用能力の向上も本コースの大きな教育目標の一つであり、その

ための複数の外国人の教師による創意と工夫に満ちたコミュニカティブな授業は実効を挙 げている。様々なドイツ語教授法の実験授業も行っている「ドイツ語教科教育法」を開講 しているほか、卒論指導は授業の一環としても行っており、あわせて卒業論文作成のため のマニュアルを配布して年間を通して指導を行っている。文献研究のための環境も整って おり、共同研究室には本研究室の長い伝統によってこれまで蓄積された豊富な書籍が所蔵 され、中央図書館に管理上移管した旧制四高図書を含め、貴重な資料に恵まれている。

現在のスタッフの専門研究領域

久保田功 専門研究領域は、詩人アイヒェンドルフ研究、複合的文学現象としてのロマン 主義文学研究、文学の社会史的研究、受容史的研究など。

志村恵 専門研究領域は、ゴットヘルフ研究、ドイツ文学における「双子」のモチーフの 研究、キリスト教倫理学からみた「生命倫理」研究など。

大瀧敏夫 専門研究領域は、テクスト言語学、テクスト理論、日独言語行動比較、記号論、

異文化コミュニケーション、経験的文学科学など。

竹内義晴 研究領域は、認知言語学、認知意味論、時間空間意味論、言語構造と知識構造 の関連性、言語使用の知識構造研究など。

ダグマール・オスヴァルト 専門研究領域は中世演劇論及びドイツ語教授法など。

研究室及びコースとしての活動

共同研究室には7台のパソコンを設置し、随時Eメールによる語学練習が可能である。

ネイティブによる授業のほか、課外の自由な談話時間があり、またドイツ料理など多彩な 企画を介して楽しくドイツ語を学べる環境がある。さらに年2回(1回は北陸地域の諸大 学と合同)ドイツ語合宿が行われ、集中的にドイツ語を学習できる。1980(昭和55)年 以来本大学院修了者を中心に『独文研究室報』を発行し、研究成果や研究情報の交換を行っ ている。これまでに13号が発行された。

留学及び卒業生の進路

当初しばらくの間レーゲンスブルク大学との交流関係により、その後1993(平成5)

年のジーゲン総合大学との大学間協定に基づく交流関係により、これまで本コースから計 12名を留学生として派遣している。またDAADによる留学は3名。語学研修のための私費 留学はこの10年急増している。

卒業後の進路と卒業者の活躍分野(大学院修了者を含む) 国公私立大学及び高等学校の ドイツ語教員、ドイツ銀行、海外貿易会社、ドイツと取引のある企業、海外進出企業、高 等学校及び中学校の英語教員・国語教員、旅行会社、国家公務員、地方公務員、図書館、

コンピュータ・ソフト会社など。

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