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に食品に残留する量の限度(暫定基準)が定められているが、今般、残 留基準の見直しを行うことに伴い、暫定基準は削除される。

なお、本剤については、基準値を設定しない食品に関して、食品、添加物等の規格基 準(昭和 34 年厚生省告示第 370 号)第 1 食品の部 A 食品一般の成分規格の項 1 に示す

「食品は、抗生物質又は化学的合成品たる抗菌性物質を含有してはならない。 」が適用

される。

動物用医薬品名     チアムリン (別紙1)

食品名 基準値

注1 ppm

基準値 現行注1 ppm

承認 有無

国際 基準 ppm

残留試験成績等注1 ppm

豚の筋肉 0.1 0.04 0.1 EU (注2参照)

その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 0.1 0.1 0.1 EU 【<0.02(n=6)(投与後8時間)(EU)】

#N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

豚の脂肪 0.1 0.08 (注2参照)

その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0.1 0.1 【<0.02(n=6)(投与後8時間)(EU)】

#N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

豚の肝臓 0.6 0.04 0.6 米国 【0.175±0.059(n=8)(投与後24時

間)(米国)】

その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.5 0.5 0.5 EU 【0.283(n=6)(投与後8時間)(EU)】

#N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

豚の腎臓 0.1 0.04 (注2参照)

その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 0.1 0.5 【<0.02(n=6)(投与後8時間)(EU)】

#N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

豚の食用部分 0.1 0.04 (注2参照)

その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 0.1 0.5 (その他の陸棲哺乳類に属する動

物の腎臓参照)

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

鶏の筋肉 0.1 0.1 0.1 EU 【<0.05(n=6)(投与後6時間)(EU)】

その他の家きんの筋肉 0.1 0.1 0.1 EU 【<0.05(n=12)(投与後3日)(EU)】

#N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

鶏の脂肪 0.1 0.1 0.1 EU 【<0.05(n=6)(投与後6時間)(EU)】

その他の家きんの脂肪 0.1 0.1 0.1 EU 【<0.05(n=12)(投与後3日)(EU)】

#N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

鶏の肝臓 1 0.6 1 EU 【0.318±0.065(n=6)(投与後1

日)(EU)】

その他の家きんの肝臓 0.3 0.2 0.3 EU 【0.228(n=12)(投与後3日)(EU)】

#N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

鶏の腎臓 0.1 0.1 (鶏の筋肉及び脂肪の基準値参

照)

その他の家きんの腎臓 0.1 0.1 (その他の家きんの筋肉及び脂肪

の基準値参照)

#N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

鶏の食用部分 0.1 0.1 (鶏の筋肉及び脂肪の基準値参

照)

その他の家きんの食用部分 0.1 0.1 (その他の家きんの筋肉及び脂肪

の基準値参照)

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

#N/A

鶏の卵 0.2 1 【<0.1(n=12)(投与後0日)(EU)】

その他の家きんの卵 1

zzz #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

平成17年11月29日厚生労働省告示第499号において新しく設定した基準値については、網をつけて示した。

参考基準値注1 外国 基準値

ppm

注2)豚について、代謝試験の結果等から肝臓以外の組織におけるチアムリン及びその代謝物の残留性が低いことが示されているため、ほと んどの残留試験が肝臓を標的臓器として実施されている。このため、肝臓以外の組織について、代謝試験の結果や分析法の定量限界(0.05 mg/kg)、海外の基準値等を考慮して、残留基準として0.1 ppmを設定することとする。

注1)基準値案、参考基準値及び残留試験成績は8-α-ヒドロキシムチリンとしての濃度で、基準値現行はチアムリンとしての濃度でそれぞれ 示している。ただし、鶏の卵については、いずれもチアムリンとしての濃度で示している。

(別紙2)

食品名 基準値案

(ppm)

暴露評価に 用いた値

(ppm)

一般 (1歳以上)

TMDI

幼小児 (1~6歳)

TMDI

妊婦 TMDI

高齢者 (65歳以上)

TMDI

豚の筋肉 0.1 0.15

豚の脂肪 0.1 0.15

豚の肝臓 0.6 0.88

0.09 0.44 0.0 0.09

豚の腎臓 0.1 0.15

0.0 0.0 0.0 0.0

豚の食用部分 0.6 0.88

0.53 0.26 0.09 0.35

その他の陸棲哺乳類に

属する動物の筋肉 0.1 0.15 その他の陸棲哺乳類に

属する動物の脂肪 0.1 0.15 その他の陸棲哺乳類に

属する動物の肝臓 0.5 0.73 その他の陸棲哺乳類に

属する動物の腎臓 0.1 0.15 その他の陸棲哺乳類に

属する動物の食用部分 0.5 0.73

鶏の筋肉 0.1 0.15

鶏の脂肪 0.1 0.15

鶏の肝臓 1 1.47

1.0 0.7 0.0 1.2

鶏の腎臓 0.1 0.15

0.0 0.0 0.0 0.0

鶏の食用部分 0.1 0.15

0.3 0.2 0.4 0.2

その他の家きんの筋肉 0.1 0.15 その他の家きんの脂肪 0.1 0.15 その他の家きんの肝臓 0.3 0.44 その他の家きんの腎臓 0.1 0.15 その他の家きんの食用部分 0.1 0.15

鶏の卵 0.2 0.2

8.3 6.6 9.6 7.5

19.4

15.1 19.6 16.2

16.0

41.7 15.2 13.1

TMDI:理論最大1日摂取量(Theoretical Maximum Daily Intake)

TMDI試算法:基準値案×各食品の平均摂取量

*各部位のうち、最も高い基準値を用いた。

0.0

*

0.0

*

0.0

*

0.0

*

計 ADI 比(%)

0.3

*

0.07

*

0.3

*

0.3

*

2.7

*

2.0

*

2.9

*

2.0

*

※鶏の卵を除く食品については、チアムリンに対する8-α-ヒドロキシムチリンの分子量比

(1.47)を用いて、基準値案をチアムリン濃度に換算して暴露評価に用いた。

チアムリンの推定摂取量(単位:µg/人/day)

6.2

*

4.9

*

6.3

*

4.5

*

(参考)

これまでの経緯

平成17年11月29日 平成22年 2月16日 平成25年 6月17日

平成26年 3月11日 平成29年 7月13日

残留基準告示

厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに残留基準設定に 係る食品健康影響評価について要請

食品安全委員会委員長から厚生労働大臣あてに食品健康影響評 価について通知

薬事・食品衛生審議会へ諮問

薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会農薬・動物用医薬品部会

● 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会農薬・動物用医薬品部会 [委員]

○穐山 浩 国立医薬品食品衛生研究所食品部長 石井 里枝 埼玉県衛生研究所化学検査室長

井之上 浩一 立命館大学薬学部薬学科臨床分析化学研究室准教授 折戸 謙介 麻布大学獣医学部生理学教授

魏 民 大阪市立大学大学院医学研究科分子病理学准教授

佐々木 一昭 東京農工大学大学院農学研究院動物生命科学部門准教授 佐藤 清 元 一般財団法人残留農薬研究所理事

佐野 元彦 東京海洋大学海洋生物資源学部門教授

永山 敏廣 明治薬科大学薬学部薬学教育研究センター基礎薬学部門教授 根本 了 国立医薬品食品衛生研究所食品部第一室長

二村 睦子 日本生活協同組合連合会組織推進本部長 宮井 俊一 一般社団法人日本植物防疫協会技術顧問

由田 克士 大阪市立大学大学院生活科学研究科公衆栄養学教授 吉成 浩一 静岡県立大学薬学部衛生分子毒性学分野教授

(○:部会長)

答申(案)

チアムリン

残留基準値 食品名

ppm

豚の筋肉 0.1

その他の陸棲哺乳類に属する動物注1)の筋肉 0.1

#N/A #N/A

豚の脂肪 0.1

その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0.1

zzz #N/A

zzz #N/A

豚の肝臓 0.6

その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.5

#N/A #N/A

豚の腎臓 0.1

その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 0.1

#N/A #N/A

豚の食用部分注2) 0.1

その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 0.1

zzz #N/A

鶏の筋肉 0.1

その他の家きん注3)の筋肉 0.1

#N/A #N/A

鶏の脂肪 0.1

その他の家きんの脂肪 0.1

#N/A #N/A

鶏の肝臓 1

その他の家きんの肝臓 0.3

#N/A #N/A

鶏の腎臓 0.1

その他の家きんの腎臓 0.1

#N/A #N/A

鶏の食用部分 0.1

その他の家きんの食用部分 0.1

zzz #N/A

zzz #N/A

鶏の卵 0.2

#N/A #N/A

注3)「その他の家きん」とは、家きんのうち、鶏以 外のものをいう。

注1)「その他の陸棲哺乳類に属する動物」とは、

陸棲哺乳類に属する動物のうち、牛及び豚以外 のものをいう。

注2)「食用部分」とは、食用に供される部分のう ち、筋肉、脂肪、肝臓及び腎臓以外の部分をい う。

※今回基準値を設定するチアムリンとは、鶏の卵 にあってはチアムリンをいい、その他の食品に あっては加水分解により8-α-ヒドロキシムチリン に変換される代謝物を8-α-ヒドロキシムチリンに 換算したものをいう。

ピラジフルミド

今般の残留基準の検討については、農薬取締法に基づく新規の農薬登録申請に伴う基準 値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い、食品安全委員会において食品健康影響 評価がなされたことを踏まえ、農薬・動物用医薬品部会において審議を行い、以下の報告 を取りまとめるものである。

1.概要

(1)品目名:ピラジフルミド[ Pyraziflumid(ISO) ]

(2)用 途:殺菌剤

ピラジンビフェニル型カルボキサミド系殺菌剤である。病原糸状菌のミトコンドリア 電子伝達系複合体Ⅱ(コハク酸脱水素酵素複合体)活性を阻害することにより胞子発芽、

菌糸伸長及び胞子形成を抑制して殺菌効果を示すと考えられている。

(3)化学名及び CAS 番号

N-[3',4'-Difluoro-(1,1'-biphenyl)-2-yl]-3-(trifluoromethyl)pyrazine-2-carboxamide(IUPAC)

2-Pyrazinecarboxamide, N-(3',4'-difluoro[1,1'-biphenyl]-2-yl)-3-(trifluoromethyl)-(CAS:No. 942515-63-1)

(4)構造式及び物性

N N

H N

O