• 検索結果がありません。

比画像を作成し、各測定点について変化の大きい場所について、確認した(Fig. 7-3, 7-4)。

・線量上昇箇所

①   栃木県と群馬県の県境周辺

栃木県の平野部から群馬県の県境に向けて、前回の値よりも1.3-2.0倍になるエリア(線量範囲:

0.1 - 0.5 μSv/h)がみられた。しかしながら本地点は、Fig.7-5 で見るように、セシウムの沈着量が

有意(10 kBq/m2)な場所ではないため、検出下限値ぎりぎりの数値で比較された結果と考えられる。

・線量下降箇所

② 茨城県と福島県の県境付近

茨城県と福島県の県境に0.5 - 0.7倍になるエリア(線量範囲: 0.1-0.2 μSv/h)がみられた。本地 点は、袋田地方の山地であることから、地形効果の影響によることも否定できない。なお、本地 点では山地であることから大規模な除染は行われていない。地上の測定は山地であることから困 難であると考えられる。念のため、降雪や降雨の影響がなかったか測定担当者に確認することを 推奨する。

③ つくばみらい市周辺

つくばみらい市周辺に0.5 - 0.7倍になるエリア(線量範囲: 0.1-0.5 μSv/h)がみられた。本地点 は、市街地であり、大規模な除染の効果が反映されていると考えられる。

④ 鹿島地区周辺

鹿島地区周辺に1.3 - 2.0倍になるエリア(線量範囲: 0.1-0.2 μSv/h)がみられた。これは、2011

30

年よりも2012年の測定範囲の方が千葉側に広がっていることに起因するものと考えられる(千葉 側のエリアが線量率の高い地域であり、本地域が内挿法により高く推定されたため)。

31  

Fig.7-3 顕著な変化のあった地点について(赤ライン:2012年軌跡、青ライン:2011年軌跡)

32

Fig.7-4 顕著な変化のあった地点について(赤ライン:2012年軌跡、青ライン:2011年軌跡)

   

③ ④

33

 

Fig.7-5 顕著な変化のあった地点の放射性セシウムの沈着量

 

③  ④

34 新たな解析手法の開発

8.

8.1 ジオイドデータ組み込み

現在、航空機モニタリングにて使用している GPS 高度は、楕円体からの高さを表しているが、

より実際の地表からの高さを正確に表すために、測定ポイントにおけるジオイド高を算出する方 法を検討した。

ジオイド高の算出は、国土地理院ジオイド測量ホームページの「日本のジオイド 2000」にて一 般公開されているジオイドモデルファイル及びジオイド高内挿計算プログラムを使用して算出す る。実際の計算は、Excelファイル内のマクロ機能を利用して、Excel VBAの標準モジュール内に 緯度、経度の読込み及びジオイド高内挿計算プログラム及びジオイドモデルファイルの起動を指 示するコードを記述し、Excelファイル上からこのプログラムの実行することにより行うシステム を開発した。

関連したドキュメント