受理面接の概要 10.18(MON)
A子は今まで家にこもるようなことはなかった。このような状態になるとは思ってな かった。夏休みの家出の時、「私がいない方がいいみたい。しばらくいない方がうまく いくのとちがうか」と書いてあってびっくりした。A子は小さい頃からペタッとくっつ いてこなかった。率直に言って親としてとらえにくい。弱みをみせない子であるが、寂 しがり屋でノ1・学4年生の頃まで指をしゃぶっていた。
父親とはうまくいっていない。B子からみても「お父さん、お姉ちゃんにすごく怒る なあ」と言う。おじいちゃんがいろいろ言うことがあったので、「どうせ、私より妹の 方がかわいいんやろう」と言っている。成債は伸びてきており困ったことはないが、友 達のことは言わなくなった。A子はおばあちゃんと寝ているが、 B子とC子は私(Mさ ん)といっしょに寝ている。私(Mさん)はB子を連れて出かけることが多い。B子の 方が家族に対して甘えるのがうまい。
第1回面接の概要 10.26(THU)
日曜日に同じクラスの子からA子に嫌がらせとも思える電話がかかってきて心配して いる。このことは担任にも連絡した。友達とのことは全然言わないので今まで分からな
かった。
今日、クルマに乗ってここへ来る途中、何が一番原因かなあ、ていう話を一緒にした が、本人もはっきりと分からないみたいだけれど、どうも一人の友達のことが頭にある ようだ。A子が土曜日に学校へ行ったときには、「天然記念物みたいに見られ、一部の 子は来たのは邪魔だという感じだった」と言っていた。<お母さんと二人でね、友達関 係をどうするか、という話を自然な形でできたら一番いいなあと思うんですけどね〉そ うですね。そう思うんです、私もね。でも、なかなか二入だけの時間はもてなかった。
A子が土曜日に学校へ行ったのは、おじいちゃんの四十九日で、家にいると親戚の人 達の前で学校から帰ってきた蜘こ何を言われるかわからないからではないか。
妹と違って本心を出さないが、そんなに特別にあの子だけをどうのこうのなしに同じ ように公平に見てきたのだが。
<A子は、学校を休んで家にいることで何を訴え、何を目的としているのか、何をし て欲しいのだろうか〉休んでからは甘えてくるから、かまって欲しい、自分を見て欲し いのでしょう。しかし、今、一番C子に手がかかる。それから、B子が何やかんやと話 をしてくるので接する機会が多い。だから、A子はきょうだいゲンカにしても自分を注 目して欲しいというアピールがあったのかもしれない。
第2回面接の概要11.2([IHuT)
昨日、担任の先生が来たがA子は反抗的な態度だった。家でもかなり攻撃的な激しい
的にはしるのは、A子の方が早い。だから今まではA子の方が押さえられることが多か
った。
ただ、きょうだい喧嘩のときは、妹の方は正当なところを攻めていくので、姉の方は 普通にやってたら窮地に追い込まれることもある。「お姉ちゃん、勝手なことばかりし て、学校もずっと休んでるし」みたいな言い方をする。B子には、本入の前では言わな いように話すのだが。〈お母さんとA子との関係はどうですか?〉まあ、うまくいって ると思う。この頃、一緒の部屋で寝ている。
第3回面接の概要11.8(MON)
A子は、「そろそろ学校へ行く、今週中には絶対行くよ」と何回も言ってきた。「マ マさんバレーにも一緒に行きたい」と言う。でも、何か意欲が見えない。マンガばっか り読んでいるし。E分の将来について一生懸命考えてみなあかんのちがうかな、と言う のだが。〈そうしたら?〉ちゃんと答えない。そういうふうな話がきちっとできれば一 番いいんですけど。
「私にどんないいところがあるかなあ」というようなことをよく聞いてくる。<どん なに答えられます?〉音楽も優れているし、勉強も点数もとれているし、恵まれてるん ちがうかなあ、て。〈A子はどうしてそんなことを言ったんでしょうね?〉何か自信が なくなっているから、私の口から言うのを聞きたかったのかねえ。<お母さんに認めら れたい〉今もいいところは認められるところはある。でも、このままの状態がずっと続
いてくると、実際あの子の将来のことが気になってくる。
親が考えてるほどそんなに強い子じゃなかった。将来の目標を持たないとやる気が出 ないのではないか。<将来の目標を持とう、という時、お母さんだったらどんなときだ った?〉やっぱり、気力が充実した時ですよね。〈今のA子は、気力は?〉あまり充実 してないからこんな状態になっているのだが、やっぱり真剣に考えて欲しい。
<今は気力が充実した状態ではないので、勇気づけるというのが大事じゃないか、
と思うんですが〉それはある、と思ってできるだけ口に出してほめたり、本人が自信が つくようなことをしたらいいと思っている。
今まではA子は自分のことは自分できめてするというタイプだったのだが。〈つまつ いた時に助けてくれとかは言わないタイプ?〉そうです、それが言えたらね。一番言い やすいのは私であることは確実なんです。〈弱音をはいても普通なんだということを引 き受けてくれるお母さんになってあげたらね〉そうですね、そこんところがね、だから、
ず一と話をよく聞いてそれから話をして本人が納得できるようにならないとね。
第4回面接の概i要11.15([[HcT)
A子は金曜日から学校へ行き出し、きょうは全部の授業に出た。友達に関しても結購 楽しかったみたいだ。合唱コンクールの練習を頑張っている。まだ、心配なところもあ るが、叱るときはできるだけ財主的にならないように、落ち着いてじっくりと言う方が いいみたいな感じに思う。〈お母さん、対応を変えられた?〉前のように、、みんなが叱 ってしまったらA子ひとりというのがあるからね。お父さんもわりと前みたいな叱り方 はしてない思う。<きょうだいの間で私の方が1ヒられる、私の方がダメな感じがすると
かがあるとね〉それはすごくあるみたいでね。しょっちゅうなんですけれど。ちょっと したことでもすごいライバル意識があるというか。かなり強烈なものがあるみたいでね。
〈ケンカになってる職ま、ほかの家族iは?〉いる時もあるし、いない時もある。〈い ない時でもやりますか? たった二人で〉最近はあまりないが、二人だけで部屋でやる
ときがある。〈でも後でお母さんが気づかれるわけですね〉後でB子が言ってくる。A 子が来ることはまずない。〈そこでの対応、難しいですね〉理屈でくるとB子の方が勝 ち目があることが多く、どうしてもA子を叱ることが多かった。〈お母さん自身どうで した? きょうだいは〉兄と二人なんで、そんなにしょっちゅうはなかった。今の二人
ほど。
〈きょうだいゲンカは、それを通して親にどう見られているかを知るためでは?〉今 までだったら、家族の中でB子の側につく方が多かった。特におじいさんがB子をすご くかわいがっていた。だからA子は、すごく劣等感をもってると思う。体もB子の方が 大きい時期もあった。
最近、A子は強がったり悪びれたりして、お姉さんであることの威厳を示したいみた いなのがある。世間トー般的に見て、B子の方がいい子にみえる。〈悪Sミつた時に、 A子 ダメやないか、と言うとますます差が開きますね>A子の気持ちはある程度分かるけれ ども、こういうところはいけないんちがうかな、ていう形で話していくしかない。
第5回面接の概要 11.29(MON)
A子は、この1週間は風邪をひいたり体の不調を訴え、1日おきくらいに学校へ行っ た。その辺圃で、どうしても調子が悪かったら仕方ないが、少々のこと頑張れば学校 へ行けるんやったら頑張っとかな後悔ずるようなことになったら困るよ、と言った。明 くる朝もそんな話をしたら、「そんなお説教聞きたくない一」とすごく拒否して、次の 朝まで口をきかなかった。
〈休みが続く中で、接し方を変えられた、と言われてましたが〉その辺、気をつけて、
なるべくいろいろと話できるようお父さんもA子と接する機会をとるようにはしている が。<お父さんとA子と妹との関係はどうなんですか?>A子はお父さんにしても初め ての子だし、もうひとつよく分からないという感じで小さい時でもそんなに相手はして いない。新入めができてからは比較されるようになった。B子の方は人の言うことを素 直にパッと聞く方なんで、お父さんもB子と話してる方が和らぐ感じのようだ。A子の 場含はいつでも反抗的だから。この頃は、A子に好きな物を買ってきてやったりとか、
前よりは関係はよくなっていると思う。
A子はこういう状態になってから、B子のことをけなしたり、「どっちが歌がじょう ずやと思う」とかをすごく言ってくる。何か自信をもちたいという気痔ちがすごくある。
バイオリンを弾きたいとかも言っている。また、本人に自信がつくなら、「少年少女の 船」に参加させてもよいだろうか。〈本人が楽しみにしていればね〉
きょうだいゲンカはいつもB子の方が告げ口というか、相手が悪いということを言っ