3. 設定
3.3 露出補正と連写
(1) 露出補正
露出補正ボタンとコマンドダイヤル(またはセレクターボタン)の操 作で±2EV の範囲を1/3EV ステップで露出補正できます。撮影モー ドがAUTO、EXR AUTO、M、SP(花火)では露出補正できません。
なお、動画撮影でも露出補正できます。
使用説明書に記載の逆光の人物撮影では+2/3~12/3EV、スキー場な どの反射が強く明るい場合や画面の大部分を空が占める場合は+1EV、
暗い背景でスポットライトを浴びた場合や常緑樹や色の濃い葉などの 反射率が低い場合は-2/3EVを覚えておくとよいです。
(2) 連写
表25 連写の種類 連写の種類 概要
連写 シャッターボタンを押している間、連続して撮影 設定可能な連写速度:11, 8, 5, 3[fps]
記録枚数:最大200コマ
前後撮り連写 シャッターボタンを押したときの前後の画像を連続して撮影 設定可能な連写速度:11, 8, 5, 3[fps]
記録枚数:最大16コマ(RAW/RAW+JPEG:最大6コマ)
AE
ブラケティング
一度シャッターボタンを押すと、画像の明るさ(露出)を「適 正」、「オーバー(明るい)」、「アンダー(暗い)」の順に3コマ 連続で撮影。
撮影メニューの「AEブラケティング」で±1/3、±2/3(標 準)、±1にオーバー、アンダーの範囲を変更
・ カメラの露出制御範囲を超えるときは設定した設定値刻み で撮影されない。
フイルムシミュレ ーションBKT
一度シャッターボタンを押すと、フイルムシミュレーションの 設定をPROVIA、Velvia、ASTIAの順で3枚の画像を作成 ダイナミック
レンジBKT
一度シャッターボタンを押すと、ダイナミックレンジの設定を 100%、200%、400%の順に変えながら3コマ連続で撮影
・ ISO設定は3200以下に制限。
・ 画像サイズがLの場合はISO感度は400~3200に制限
連写ボタンとコマンドダイヤル(またはセレクターボタン)の操作で 表25の5種類の連写を設定できます。連写を使用する場合、次の制約 があります。なお、連写中、液晶モニターあるいはファインダーに表示 の画像はコマ送り的となり、高速移動体の追尾は難しいといえます。
・ ピントと明るさは1コマ目の撮影で決定
・ フラッシュは発光禁止
・ 連写速度はシャッター速度、撮影環境、連続撮影枚数により変わる
・ 撮影できる画像の枚数は内蔵メモリーやメモリーカードの空き容量 で異なる。
・ 撮影モードがEXRでは高速連写、高速サイクル連写は設定不可
・ セルフタイマーで撮影する場合、サイクル連写、高速サイクル連写、
エンドレス連写は1コマの撮影となる
シャッターチャンスを逃さない方法として「前後撮り連写」を利用し、
予め被写体の予想される位置にフォーカスロックし、シャッターチャン スで撮影する方法(通称「置きピン」)が有効です。
【AEブラケティング、フイルムシミュレーションBKT、
ダイナミックレンジBKTの実験】
「CAPAオリジナル測光チャート」、そして東京ビッグサイトの西展 示場を対象に、AEブラケティング(表26)、フイルムシミュレーショ ンBKT(表27)、ダイナミックレンジBKT(表28)の機能について 効果を確認してみました。
AEブラケティング、フイルムシミュレーション BKTは明るさ、色 味の変化から効果がわかります。ダイナミックレンジ BKT、測光チャ ートを対象では明確な差はわかりませんが、東京ビッグサイトの画像の 暗い部分(右側の窓)のディティールの見え方で効果が確認できます。
表26 AEブラケティング AEブラケティング :
適正
AEブラケティング : オーバー(明るい) +1/3
AEブラケティング : アンダー(暗い) -1/3
AEブラケティング : 適正
AEブラケティング : オーバー(明るい) +1/3
AEブラケティング : アンダー(暗い) -1/3
表27 フイルムシミュレーションBKT フ イ ル ム シ ミ ュ レ ー シ ョ
ン : PROVIA
フ イ ル ム シ ミ ュ レ ー シ ョ ン : Velvia
フ イ ル ム シ ミ ュ レ ー シ ョ ン : ASTIA
フイルムシミュレーション : PROVIA
フイルムシミュレーション : Velvia
フイルムシミュレーション : ASTIA
表28 ダイナミックレンジBKT ダイナミックレンジ BKT :
100%
ダイナミックレンジ BKT : 200%
ダイナミックレンジ BKT : 400%
ダイナミックレンジBKT : 100%
ダイナミックレンジBKT : 200%
ダイナミックレンジBKT : 400%