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奏 嚢 嬰

青 年 部 蔀 長

精 隣 躍

( 部 落民 の 自 醐自 戒、 良 風 美 俗の 発 揚、 弊 風打 破、 土郷 娯 楽 等

婦人 部

− 部 長

讃 喰 欝

(生 活改 善 難 驚 品 媛 等) さ ら に 昭 和 十 七 年 以 降、 県 は 各 組 織 に 町 内 会 こ う し て、 隣 保 組 織 は 行 政 末 端 機 構 と さ

ら に

、 隣 保 組 織

( 隣 組

) は 家 庭 防 空 隣 保 組 織 を 統 合 し て そ の 機 能 も 負 わ さ れ て

一116一

戦 時 下 の 沖 縄 県 政

て い た

。 常 会 の 機 能 は 上「 意 下 達

・ 下 意 上

」達 が た て ま え に な っ て い た が

、 常 会 の ね ら い が 時「 局 二 即 応 シ 常 会 ヲ 通 ジ テ 敏 速 且 計 画 的 二 国 策 ヲ 徹 底 セ シ ム ル コ

」(ト 内 務 省 地 方 局 長 通牒

) に あ っ た こ と か ら し て、 そ の 運 営 の 実 態 は

「 上 意 下 達

」 の 一 語 に 尽 き た

。 内「 務 省 訓

」令 は 隣 組 制 度 の 目 的 と し て 次 の 四 点 を あ げ て い る

。 コ

、 隣 保 団 結 ノ 精 神 二 基 キ 市 町 村 住 民 ヲ 組 織 統 合 シ 万 民 翼 賛 ノ 本 旨 二 則 リ 地 方 共 同 ノ 任 務 ヲ 遂 行 セ シ ム ル コ ト。 二

、 国 民 ノ 道 徳 的 錬 成 ト 精 神 的 団 結 ヲ 図 ル ノ 基 礎 組 織 タ ラ シ ム ル コ ト

。 三

、 国 策 ヲ 汎 ク 国 民 二 透 徹 セ シ メ 国 策 万 般 ノ 円 滑 ナ ル 運 用 二 資 セ シ ム ル コ ト

。 四

、 国 民 経 済 生 活 ノ 地 域 的 統 制 単 位 ト シ テ 統 制 経 済 ノ 運 用 ト 国 民 生 活 ノ 安 定 上 必 要 ナ ル 機 能 ヲ 発 揮 セ シ ム ル コ Lト こ の 時 期 す で に 戦 時 経 済 の 破 綻 は 深 刻 化 し て お り、 軍 需 動 員 を 維 持 す る に は 国 民 生 活 の い っ そ う の 切 下 げ を 断 行 す る し か な か っ た か ら

、 政 府 の ね ら い が 四 の 経 済 統 制 の 機 能 に 比 重 が お か れ て い た こ と は 当 然 で あ る

。 こ こ で、

隣 組 の 主 要 な 機 能 を 要 約 し て み る と、

① 部 落 会

・ 町 内 会 の 細 胞 で あ る こ と

② 交 隣 団 体 で あ る こ と

③ 防 空 な ど の 防 災 組 織 で あ る こ と、

④ 防 諜 組 織 で あ る こ と、

⑤ 防 犯 組 織 で あ る こ と、

⑥ 国 民 貯 蓄、 資 源 回 収 の 実 践 組 織 で あ る こ と

⑦ 生 活 刷 新 の 実 行 団 体 で あ る こ と

⑧ 物 資 配 給 の 基 本 単 位 で あ る こ と

⑨ 増 産、 供 出、 軍 作 業

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等 の 共 同 作 業 の 単 位 で あ る こ と、

⑩ 避 難 行 動 の 単 位 行 動 で あ る こ と、 な ど に 整 理 で き る

。 ど れ を み て も、 戦 時 下 の 国 民 の 生 活 に 密 着 し た も の で あ り

、 総 動 員 体 制 が 国 民 生 活 の 末 端 ま で 徹 底 し て き た こ と が わ か る。 隣 組 制 度 は や が て 昭 和 十 七 年 五 月 の 大 政 翼 賛 会 の 機 構 改 革 に と も な っ て

行 政 の 末 端 補 助 機 関 と し て 一 元 的 統 制 機 構 の な か に く み こ ま れ て い く の で あ る が、 上 意 下 達 の 伝 達 様 式 で あ る 常「 会 徹 底 事

」項 と

「 回 覧

」板 に よ っ て、 物 資 配 給、 貯 蓄 公 債 の 割 当

、 防 空 演 習、 廃 品 回 収、 戦 勝 祈 願、 出 征 兵 士 の 送 迎、 消 費 節 約、 暁 天 作 業、 ラ ジ オ 体 操、 完 全 咀 囎 励 行、 標 準 語 励 行 な ど、 国 民 生 活 の 万 般 に わ た る 規 制 が 国「

」策 と し て 徹 底 さ れ、 さ ら に、 旧「 慣 尊

一117一

L重 の 方 針 に よ っ て 罰「

」札 制 な ど も 活 用 さ れ て、 文 字 通 り の 総「 動 員

」 が 実 現 し た の で あ る。 と く に 隣 組 の 機 能 の 一 つ と し て

「、 防 し諜

と い う 名 の 相 互 監 視 の 役 割 が 課 せ ら れ

、 特 高 や 憲 兵 の 国 民 監 視 の 任 務 が 隣 組 単 位 の 連 帯 責 任 に 転 稼 さ れ、 隣「 保 団 結 ノ 美

」風 が 疑 心 暗 鬼 の 非「 国 民 狩

」り に 利 用 さ れ る に い た っ て、 国 民 す べ て が 隣 組 組 織 と い う 牢 獄 に 幽 閉 さ れ た も 同 然 と な っ た

。 い

っ ぽ う

、 隣 組 活 動 に 側 面 か ら 拍 車 を か け る 役 割 を に な っ た の が 翼 賛 壮 年 団

(翼 壮) で あ っ た。 翼 壮 は 精 動 化 し つ つ あ る 大 政 翼 賛 運 動 を 内 部 か ら 補 強 す る 実 践 部 隊 と し て、

・ 海 軍、 内 務、 文 部 の 四 省 の 指 導 で 組 織 し た も の だ

が、 と く に 近 衛 新 体 制 構 想 の 支 持 勢 力 だ っ た 軍 部 の 意 向 が 強 く は た ら い て い た こ と は 明 ら か で あ る。 翼 壮 は 二 一 歳 以 上 の 翼 賛 運 動 の 積 極 分 子 で 構 成 さ れ、 団「 員 の 自 発 的 意 思 に よ る 同 志 的 組

」織 で あ る こ と が 唱 わ れ、 そ の 結

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成 に あ た っ て は

、 ナ チ ス の 親 衛 隊 に ヒ ン ト を 得 た と い わ れ

、 急 進 フ ァ シ ズ ム 的 性 格 が 濃 厚 で あ っ た

。 県 下 で は 昭 和 十 六 年 ご ろ か ら 各 市 町 村 の 支 部 結 成 が 進 め ら れ

、 昭 和 十 七 年

(一 九 四二

) 一 月 下 旬 沖 縄 県 翼 賛 壮 年 団

(初 代 会 長 平良 辰 雄、 本 部 長 来 間 泰

)邑 の 結 成 を み、 知 事 事 務 引 継 書 の 時 点 で は 団 員 八 千 余 名 の 大 勢 力 と な っ て い る。 団 員 に は

、 翼 賛 会 の 町 村 活 動 家 で あ る 推 進 委 員 の ほ と ん ど を 網 羅 し、 と く に 国 民 学 校 の 教 員 た ち が 中 核 分 子 に な っ っ た の で 地 域 へ の 影 響 力 は 強 か っ た。 翼

壮 の 活 動 は 錬 成 活 動 の ほ か に は 毎 月 の 常 会 徹 底 事 項 に 示 さ れ た 部 落 会

・ 町 内 会

− 隣 組 の 活 動 と 軌 を 一 に し て い る が、 翼 壮 が そ の 組 織 の 威 力 を 発 揮 し め ざ ま し い 活 動 を 展 開 し た も の の 一 つ に、 昭 和 十 七 年 の 一 連 の 翼「 賛 選 挙

」 が あ る。 翼 賛 選 挙 の 眼 目 は 隣 組 を 基 準 に し た 推 薦 制 に よ る 無 投 票 選 挙 に あ る が、 沖 縄 の 場 合 に は 翼 壮 な ど の 啓 蒙 活 動 に も か か わ ら ず 候 補 者 が 乱 立 す る 結 果 と な り

、 翼

壮 は 選 挙 中 露 骨 な 選 挙 干 渉 活 動 を く り ひ ろ げ た。 そ の 結

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果 が 衆 議 院 議 員 選 挙 で 定 員 五 の う ち 二 名 ま で が 非 推 薦 候 補 に 占 め ら れ て い る

。 こ の こ と は、 沖 縄 で は 翼 賛 選 挙 が

一 118 一

戦 時 下 の 沖 縄 県 政

空 念 仏 に 終 っ た こ と を 示 し て お り、 翼 賛 運 動 が ど こ ま で 民 衆 の 心 を と ら え て い た の か を 測 る 指 標 と も な る だ ろ う

。 昭 和 十 七 年

(一 九 四 一) 五 月 十 五 日、 東 条 内 閣 は 大 政 翼 賛 会 の 機 能 刷 新 を 断 行 し た。 そ の 内 容 は 次 の よ う な も の で あ っ た

① 各 種 国 民 組 織

(産 業 報 国会

、 農 業 報 国 会、 大 日 本婦 人 会、 青 少 年 団 な

)ど の 指 導 事 務 を 行 政 各 庁 か ら 同 会 へ 移 譲、

② 選 挙 刷 新、 貯 蓄 奨 励、 物 資 節 約 お よ び 回 収、 健 民 等 国 民 運 動 の 指 導 事 務 を 同 会 へ 移 譲

③ 国 民 錬 成 機 関 の 移 譲、

④ 部 落 会

・ 町 内 会 等 を 大 政 翼 賛 会 の 指 導 す る 組 織 と す る。

⑤ 同 会 の 監 督 は 総 理 大 臣 が あ た り、 各 種 組 織 と 運 動 は 各 主 管 大 臣 が 指 導 す る

⑥ 同 会 の 経 費 は 国 庫 補 助 お よ び 寄 附 金 と す る。 要 す る に、 隣 組 組 織 を は じ め と す る す べ て の 国 民 組 織 を 事 実 上 大 政 翼 賛 会 に 統 合 し、 こ れ を 政 府 お よ び 天 皇 制 官 僚 が 統 轄 す る 仕 組 み で あ る

。 い い か え れ ば

「、 上 意 下 達

」 の フ ア ッ シ ョ 的 一 元 的 統 制 機 構 の 総 仕 上 げ で あ る。 こ

れ を 図 で 示 す と 下 の よ う な 系 統 図 に な る。 昭 和 十 九 年

(一 九 四 四) 七 月

、 サ イ パ ン 失 陥 の 責 任 を 負 っ て 東 条 内 閣 が 退 陣 し た 後

、 こ れ を 承 け た 鈴 木 内 閣 は 官 制 的 な 国 民 運 動 を 改 革 す べ く、 翼 賛 会

、 翼 賛 政 治 会、 政 府 合 同 に よ る 国「 民 運 動 中 央 本

」部 な る も の を 発 足 さ せ た。 し か し、 太 平 洋 戦 争 末 期 の 空 襲 と 飢 餓 地 獄 と 強 制 労 働 に

常 会 関係 組 織 図 図 表 7

大 政翼 賛 会中 央 本 部 国 中 央 協 力 会議 一

(内 務 省)

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