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項 目 担 当

1 防疫活動

健康こども部、環境部、企画政策部、水道部、印旛健康福祉セン ター(印旛保健所)、県精神保健福祉センター、(公社)印旛市 郡医師会

2 し尿の処理 環境部

3 障害物の除去 土木部、環境部、県 4 廃棄物の処理 環境部、県

5 環境汚染の防止対策等 環境部、千葉労働局 6 動物対策

環境部、経済部、北部家畜保健衛生所、(公社)千葉県獣医師会 等関係団体、印旛健康福祉センター(印旛保健所)、千葉県動物 愛護センター

■対策の基本方針

感染症等の予防を行うため、印旛健康福祉センター(印旛保健所)と連携して避難所におい て巡回による防疫・保健衛生活動を実施する。

速やかに避難所に仮設トイレを設置する。

道路上の障害物は、緊急輸送道路(特に「緊急輸送道路一次路線」)を優先に除去を行う。

大量に発生する廃棄物の処理のため、発生量の推計を行い必要な規模の仮置き場を確保す る。

避難時のペットの保護及び飼養は、原則として動物の飼い主が行う。

1 防疫活動

断水やゴミ収集業務の停止等による生活環境の悪化に伴う、感染症の発生と流行を未然に 防止するため、迅速かつ的確に防疫措置を推進する。

(1)実施主体

感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 す る 医 療 に 関 す る 法 律 ( 以 下 「 感 染 症 法 」 と い う。)(平成10年法律第114号)に基づき、市及び県(印旛健康福祉センター(印旛保健 所))が実施する。

(2)防疫活動

市は、防災関係機関と協力し、被災地及び避難所における感染症患者又は保菌者の早期 発見に努め、感染症患者を発見したときは、健康こども部は、直ちに印旛健康福祉センタ ー(印旛保健所)に報告し、以下の措置を実施する。

ア 消毒の実施

環境部は、感染症の発生等により、衛生状況が良好でない地域が発生した場合、印旛健 康福祉センター(印旛保健所)との連携により、消毒を実施する。被災等により、市が行 うことができない場合には、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第 27 条の規定により、印旛健康福祉センターが消毒を実施する。

イ 防疫用薬剤・消毒機器の調達

環境部は、(一社)印旛郡市薬剤師会等を通じて防疫用薬剤を調達し、消毒機器は、県、

成田市農業協同組合等が所有している機器を借り上げる。

なお、避難所等で感染症等の発生が危惧される場合において、防疫用薬剤の不足が見込 まれる場合は、速やかに、県に対して、薬剤の供給の支援を要請する。

ウ 広報活動の実施

健康こども部は、企画政策部と連携し、住民の社会不安の防止を図るため、広報活動の 強化に努める。

エ 県への報告

健 康 こ ど も 部 は 、 患者の 発 生 状 況 や 防 疫 活動の 状 況 等 を 随 時 、 印旛健 康 福 祉 セ ン タ ー

(印旛保健所)に報告する。

オ 検病調査・健康診断

印旛健康福祉センター(印旛保健所)は、(公社)印旛市郡医師会等の協力を得て、避 難所等を重点に検病調査及び必要に応じ感染症法に基づく健康診断を実施する。健康こど も部は、保健師又は看護師その他の職員により検病調査及び健康診断に協力する。

カ 患者の入院

印旛健康福祉センター(印旛保健所)は、感染症法第 19 条の規定により必要に応じ入 院を勧告する。

(3)避難所の衛生管理

環境部は、避難所において避難所担当職員等の協力を得て、以下の事項を実施する。

■避難所における衛生管理実施項目

トイレの消毒

定期的な避難所内の清掃

食中毒の予防対策

トイレの清掃

衛生管理についての広報・指導

(4)飲料水の安全確保

水道部、環境部、他水道事業体は、飲料水の汚染等のおそれがある場合、関係機関と協 力して水質検査を実施し、安全を確保するとともに被災者に対し適切な広報及び指導等必 要な措置をとる。

2 し尿の処理

水道施設の被災によって水洗トイレが使用できなくなるおそれがある。

また、し尿の処理施設が被災することも予想される。そのため市は、迅速にし尿の収集・

処理の体制を確立する。

(1)仮設トイレの設置

環境部は、断水地域の指定避難所等に、市で備蓄している仮設トイレを供給する。市の 備蓄数で不足する場合、又は避難が長期化する場合は、仮設トイレの調達を協定締結業者 及び県に要請する。

(2)収集・処理の実施

し尿の収集は、原則として委託業者が行うが、し尿収集活動の実施が困難と認められた 場合、環境部は、「大規模災害時におけるし尿及び浄化槽汚泥の収集運搬に関する協定」

に基づき、県に協力を要請する。処理についても、市施設で困難と認められた場合は、県 等に要請する。

3 障害物の除去

災害時は多くのがれき、土砂等が発生し交通の支障や復旧の妨げになる。これらの障害物 の除去は、原則として所有者等が行うが、困難な場合は、関係機関との連携により障害物を 除去・処理する。

(1)住宅に係る障害物の除去

土木部は、住居又はその周辺に運ばれた土砂、竹木などで日常生活に著しい障害を及ぼ す障害物を除去する。

ア 除去の対象

住宅関係の障害物除去の対象者は、以下のとおりである。

■住宅関係の障害物除去の対象者

当面の日常生活が営み得ない状態にある者

住家の被害程度は、半壊又は床上浸水した者

自らの資力をもってしては障害物の除去ができない者 イ 除去の方法

除去作業は、以下のように行う。市において、除去の実施が困難と認められた場合、本 部長は、県に応援を要請する。

■住宅関係の障害物除去方法

日常生活に欠くことのできない場所に運び込まれた障害物の除去に限ること(応急的救助に限 ること)。

民間業者等に委託して行う。

集積場所については、廃棄すべきものと保管すべきものとを明確に区分し、収集作業がしやす いようにする。

(2)河川関係の障害物の除去

土木部は、河川、公共下水道、排水路等の巡視を行うとともに、発生した障害物を除去 する。

(3)主要道路上の障害物の除去

道路管理者は、他の道路管理者、警察と連携して、管理区域内の道路について路上障害 物の状況を把握する。

道路上の障害物の除去は自動車・遺体等の特殊なものを除き、道路管理者が行う(災害 応急対策編 第1章 第6節 1 緊急輸送道路の確保を参照)。この場合、災害の規模・障 害の内容等により、関係者及び関係機関と密接な連絡をとり、協力して交通の確保を図る。

(4)障害物の除去の留意事項

障害物の除去・処理を実施するに当たっては、以下の点について十分留意する。

■障害物の除去の留意事項

他の所有者の敷地内で作業を行う必要があるときは可能な限り所有者の同意を得る。

障害物の適正な分別・処理・処分を行うとともに、可能な限り木材やコンクリート等のリサイ クルに努める。

アスベスト等有害ながれきについては、専門業者に処理を委託し、住民の健康管理に十分配慮 する。

(5)障害物の集積場所

除去した障害物の集積場所は、住民の日常生活に支障のない場所を選定し集積する。障 害物が大量に発生した場合は、土木部と環境部が調整し、市所有地へ搬入する。

(6)災害救助法の適用

障害物の除去への災害救助法の適用については災害救助法の定めによる。

4 廃棄物の処理

災害時は、通常の体制では処理しきれない廃棄物の発生が予想される。市では県の方針に したがってこれらを速やかに収集し、処理等を行う。

市において、収集・処理の実施が困難と認められた場合、本部長は、県に応援を要請する。

災害等による多量の廃棄物が発生し、市限りで処理が困難な場合は「災害時等における廃 棄物処理施設に係る相互援助細目協定」に基づき相互に援助協力を要請する。

また、県による「地震等大規模災害時における災害廃棄物の処理等に関する協定」及び、

「地震等大規模災害時における被災建物の解体撤去等に関する協定」に基づき、県を通じて 民間業者の協力を求める。

(1)発生量の推計

環境部は、原則として災害廃棄物対策指針(環境省)、千葉県市町村震災廃棄物処理計 画策定指針及び千葉県市町村災害廃棄物処理マニュアル策定ガイドラインで定めた推計方 法によって発生量を推計し、処理体制の確立を図る。

(2)一般廃棄物の処理

環境部は、早急な通常の収集体制の復旧を図り、一般ゴミの収集を再開する。

ア 「処理班」の編成

廃棄物の収集、運搬は、「処理班」を編成して実施するものとし、1班の編成基準は、

おおむね以下のとおりとする。

■「処理班」の編成基準

運搬車(トラック2t車)1台

作業員(人夫又は奉仕団員による)10

所要器具(スコップ、とび口、ホーク、ほうき、作業衣類付属一式)作業員分 イ 収集の実施

避難所の開設及び収集車の配車等の状況から収集計画を立案して、収集に当たる。

ウ 収集の広報

住民に対しては、広報紙、報道機関等を通じ、収集計画等を広報するとともにゴミ捨て

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