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項 目 担 当

1 救急救助活動

対策本部事務局、土木部、都市部、消防本部、消防団、自衛隊、警察、

自主防災組織、事業所

2 消防活動 消防本部、消防団、自主防災組織、事業所 3 水防活動 対策本部事務局、土木部、消防本部、消防団

■対策の基本方針

発災直後に消防本部及び消防団は災害現場に出動し、消火、救出活動を実施する。

千葉県消防広域応援隊、緊急消防援助隊の要請を行い、広域的な体制にて消火・救助活動 に当たる。

住民、事業所、自主防災組織は、互いに協力して初期消火、近隣の安否確認、倒壊建物等 からの救出活動を行う。

1 救急救助活動

消防本部等の関係機関は、災害対策本部に寄せられた要救助者等の情報について迅速かつ 的確に把握し、自衛隊、消防団、自主防災組織、事業所等と協力して効率的に救急救助活動 を実施する。

(1)救急救助活動

消防本部等は、住民からの通報等による救急救助に関する情報を収集し、迅速に救急救 助活動を実施する。対策本部事務局は、被害状況に応じて自衛隊、警察等の協力を要請す るほか、土木部を通じて、建設機械等の出動を要請する。

救急救助活動は、救命処置を要する重症者を最優先とする。救助を伴う場合は、努めて 救急隊と他隊が連携して出動するものとし、救助を伴わない場合は救急隊のみとし、以下 の優先順位により出動する。

■救急救助の活動概要

救急・救助は、人命の救助及び救命処置を必要とするものを優先して実施する。

延焼火災が多発し、同時に規模が同程度の救急救助事案が、火災現場付近とその他の場所に併 発した場合は、火災現場付近を優先し、火災の拡大状況等から総合的に判断して、救急救助の 時期を失することのないよう十分留意する。

同時に複数の救急救助事案が発生した場合は、原則として少数の隊員で多数の人命救助ができ る事案に主力を注ぐ。

高層建物及び地下街で、不特定多数の者を収容し、パニック等により大きな人命危険が予想さ れる対象物に事故が発生した場合は、優先して出動し救急救助活動を実施する。

救急処置は、救命の処置を必要とする傷病者を優先とし、その他の傷病者はできる限り自主的 な処置を行わせるとともに、他の機関と連携のうえ救急活動を実施する。

救急搬送に当たっては、以下の点に留意する。

■救急搬送における留意点

傷病者の搬送は、救命処置を要する者を優先とする。なお、搬送に際しては、消防本部の車両 のほか、必要に応じて、日本医科大学千葉北総病院ドクターヘリ、国保直営総合病院君津中央 病院ドクターヘリ、千葉市消防局、自衛隊等のヘリコプターにより行う。

救護所等から後方医療施設への移送は、被災状況の推移を勘案して他機関との協力体制のもと に行う。

傷病者多数発生時の活動に当たっては、以下の点に留意する。

■傷病者多数発生時の活動における留意点

災害の状況等を判断し、安全かつ活動容易な場所に救護所を設置し、救助隊、災害医療チーム と密接な連携を図り、効果的な救護活動を行う。

救護能力が不足する場合は、消防団員、自主防災組織等に医療機関への自主的な輸送協力を求 めるなど、関係機関との連絡を密にし、効率的な活動を行う。

救急救助の資機材の調達は、以下の点に留意する。

■救急救助の資機材の調達活動における留意点

初期における資機材の運用に当たっては、原則として関係機関においてそれぞれ保有するもの を活用する。

資機材等に不足を生じた場合は、関係機関が保有するもの又は民間業者から借入れ等を図り、

救急救助に万全を期する。

救助活動に関する分担は、以下のとおりである。

■救助活動の分担と活動内容

活動内容

発 見 者 本部に救助要請の連絡

対策本部事務局 被害状況に応じて自衛隊、警察等への協力の要請 消防本部、消防団 救助活動の実施

土木部

成田 土木 事務所 、建 設業者、 解体 業者等 に対 し重機等 の 応援の要請

必要資機材、物資等の現場への移送 都市部 応援部隊等の現地案内等

救助活動への協力

(2)自治会・自主防災組織・事業所の救助活動

自治会・自主防災組織・事業所は、二次災害の発生に十分注意しながら連携して居住地 域及び事業所内の被害状況を調査し、行方不明者の確認を行う。

また、建物等の下敷きとなっている者がいる場合は、可能な限り協力して救助を行うと ともに、災害対策本部等に救助を要請する。

(3)災害救助法の適用

被災者の救出への災害救助法の適用については災害救助法の定めによる。

2 消防活動

消防本部等は、火災に対する情報収集や消火活動、延焼防止等の消防活動、避難誘導を実 施する。

なお、消防活動の詳細については、「成田市消防計画」による。

また、住民、自治会、自主防災組織、事業者等は、可能な限り初期消火活動に努め、火災 の拡大を防止する。

(1)情報の収集

消防本部は、消防団の携帯無線等をはじめ、通行人、警察等のあらゆる情報媒体を活用 して、火災発生等の情報を収集する。収集すべき情報は、以下のとおりである。

■収集すべき情報

火災の発生状況

通行可能な道路の状況

使用可能な消防水利の状況

自治会・自主防災組織等の活動状況

無線通信の状況

火災その他の必要な情報

(2)消防活動

ア 消防本部の活動

消防本部は、消防活動に当たっては、火災の特殊性を考慮し、以下の点に留意して消防 活動を効果的に行う。

■消防活動における留意点

建物の密集している市街地の火災防ぎょを優先し、これらを鎮圧した後、部隊を他の火災防ぎ ょにあてる。

火災が延焼拡大し、住民の避難の必要がある場合は避難所及び避難路の安全確保に全力を傾注 して防ぎょ活動を行う。

行政機関の施設及び医療機関の施設等は、住民生活に直接関係することから、防ぎょの重要対 象物として、事後の復旧対策に支障を与えないように考慮する。

イ 消防団の活動

消防団は、消防本部と連携し、以下の活動を行う。

■消防団の消防活動概要

地震の発生により、火災等の災害発生が予測された場合は、住民に対し出火防止を広報すると ともに、出火した場合は、住民と協力して初期消火を図る。

消防本部の出動不能若しくは困難な地域における消火活動、又は主要避難路確保のための消火 活動については、単独又は消防本部と協力して行う。

要救助者の救助救出、負傷者に対する応急措置及び安全な場所への搬送を行う。

避難勧告等がなされた場合には、これを住民に伝達するとともに、関係機関と連絡をとりなが ら住民を安全に避難させる。

ウ 住民、自治会、自主防災組織、事業者等の活動

住民、自治会、自主防災組織、事業者等は、消防機関との連携を保ちつつ、可能な限り、

次にあげる消防活動を行う。

① 住民、自治会、自主防災組織等の活動

住民、自治会、自主防災組織等は、地震又は火災が発生した場合は、自己の安全を

確認後、以下の措置をとり、消防機関が到着した場合には、その指示に従う。

■住民、自治会、自主防災組織等の消防活動項目

住民に対するガスの元栓、LPガスのバルブ閉止の呼びかけ、点検

初期消火活動

② 事業者の活動

事業者は、地震又は火災が発生した場合、以下の措置をとる。

■事業者の消防活動項目

火気の始末

LPガス、都市ガス、高圧ガス、石油等の供給の遮断

危険物、毒劇物等の流出の点検及び危険防止措置の実施

初期消火活動 エ 火災への対応措置

火災の拡大、爆発等が発生するおそれのあるときは、以下の措置をとる。

■火災の拡大、爆発等が発生する場合の措置

警察、消防本部等最寄りの防災関係機関への通報

自衛消防隊等による初期消火、延焼防止活動

必要に応じて従業員、顧客等の避難

住民等に対する必要な情報の伝達

立入り禁止措置等の実施 オ 火災等への警戒

消防本部及び消防団は、停電回復後の通電火災、消火後の再燃火災、放火等を防止する ために、自治会、自主防災組織等と協力して被災地のパトロール等を行う。

3 水防活動

水害のおそれがある場合は、市水防計画に準じて水防活動を行うが、地震時には河川施設 の被害状況に応じて、施設等の監視、操作及び防ぎょ活動を行う。

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