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第4章 環境保全計画

第3節 関係法令による規制の整理 3.1 排ガス

(1) 大気汚染防止法(以下「大防法」とする。)

本施設は「大防法施行令第 2 条別表第 1 第 13 号 廃棄物焼却炉」に該当すること から,「ばい煙発生施設」となるため,「ばいじん,硫黄酸化物,窒素酸化物,塩化水 素」に対して全国一律の排出基準(一般排出基準)が適用される。

なお建設予定地である東員町は,特別排出基準,上乗せ排出基準,総量規制基準の 対象地域外である。

・三重県生活環境の保全に関する条例(以下「条例」とする。)

本施設は「条例施行規則第 7 条 ばい煙に係る指定施設」に該当せず,規制対象外 である。

このことから「ばいじん,硫黄酸化物,窒素酸化物,塩化水素」に対して一般排出 基準のみの規制となる。

(2) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃掃法」とする。)

本施設は廃掃法第 8 条による「許可対象の焼却施設」に該当するため,構造基準,維 持管理基準が適用される。また「廃掃法施行規則第 4 条の 5」より,「ダイオキシン類,

一酸化炭素」に対して排出基準が適用される。

(3) ダイオキシン類対策特別措置法(以下「DXN 法」とする。)

本施設は「DXN 法施行令第 1 条別表第 1 第 5 号 廃棄物焼却炉」に該当するため,同 法第 8 条の規定により,「ダイオキシン類」に対して排出基準が適用される。

(4) ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドライン(以下「新ガイドライン」

とする。)

新ガイドラインにおいて「恒久対策の基準」より「ダイオキシン類」に対して,実施 可能な目標値が定められる。また,新設のごみ焼却炉に係る対策として「一酸化炭素」

の濃度が定められる。

4-4 以下に関係法令の詳細を示す。

以上より,本施設における排ガスの各規制値を表 4-1に示す。

表 4-1 本施設に係る排ガス規制値

区分 規制法令等 上乗せ基準

ばいじん(2~4t/炉時) 0.08g/Nm3以下 (大防法) -

硫黄酸化物 K 値:17.5 (大防法) ※1

有害物質 窒素酸化物 250ppm 以下 (大防法) -

塩化水素 700mg/Nm3(≒430ppm)以下 (大防法) - ダイオキシン類

(2~4t/炉時)

1ng-TEQ/Nm3以下 (廃掃法・DXN 法) - 0.1ng-TEQ/Nm3以下 (新ガイドライン) -

一酸化炭素 100ppm 以下 (廃掃法) -

30ppm 以下(4 時間平均値) (新ガイドライン) -

※1 桑名市(合併前の旧桑名市に限る。)において上乗せ基準がかかるが,建設予定地は対象地域外であ る。

〔ばいじん〕 「大防法施行規則第 4 条別表第 2 第 36 号」による規制を受ける。

〔硫黄酸化物〕 K 値規制が適用され「大防法施行規則第 3 条別表第 1 第 16 号」による規制を受ける。

〔窒素酸化物〕 「大防法施行規則第 5 条別表第 3 の 2 第 27 号」による規制を受ける。

〔塩化水素〕 「大防法施行規則第 5 条別表第 3 第 3 号」による規制を受ける。

〔ダイオキシン〕「DXN 法施行規則第 1 条の 2 別表第 1 第 5 号」「廃掃法施行規則第 4 条の 5」

「新ガイドライン」による規制を受ける。

〔一酸化炭素〕 「廃掃法施行規則第 4 条の 5」「新ガイドライン」による規制を受ける。

4-5 3.2 排水

本施設の施設整備基本方針において,施設内の排水はクローズド方式に決定している ため,大部分を占めるプラント排水の施設外への排水は行わない。生活排水においては既 存施設では,浄化槽で処理した後,放流しており,本施設においても同様の方式が考えら れるため,適用される各規制値を以下に整理する。

(1) 浄化槽法

本施設の排出水を,浄化槽にて処理し放流する場合,「建築基準法施行令第 32 条第 1 項,第 2 項」による排水基準等(表 4-2に示す。)が適用される。「建築基準法施 行細則 昭和 46 年三重県規則第 64 号第 10 条の 2」,又は「桑名市建築基準法施行細 則第 16 条」より,本施設の建設予定地は「特定行政庁が衛生上特に支障があると認 めて規則で指定する区域」となる。

また,「環境省関係浄化槽法施行規則第 1 条の 2」においても浄化槽からの放流水 に表 4-3の基準が適用される。

表 4-2 浄化槽の性能(公共用水域へ放流する場合)

屎尿浄化槽又は合併 処理浄化槽を設ける

区域

処理対象人員 [人]

性能 生物化学的酸

素要求量の除 去率

[%]

屎尿浄化槽又は合併 処理浄化槽からの放 流水の生物化学的酸 素要求量(BOD)

[mg/ℓ]

排出水に含 まれる大腸

菌数 [個/cm3] 特定行政庁が衛生上

特に支障があると認 めて規則で指定する 区域

50 以下 65 以上 90 以下

3,000 以下 51 以上

500 以下 70 以上 60 以下 501 以上 85 以上 30 以下 特定行政庁が衛生上

特に支障がないと認 めて規則で指定する 区域

55 以上 120 以下

その他の区域

500 以下 65 以上 90 以下 501 以上

2,000 以下 70 以上 60 以下 2,001 以上 85 以上 30 以下

表 4-3 浄化槽法による規制値

項目 規制値

生物化学的酸素要求量(BOD) 20mg/L 以下

除去率 90%以上

4-6 3.3 騒音

(1) 騒音規制法

本施設は「騒音規制法施行令第 1 条別表第 1」より,「空気圧縮機及び送風機(定格 出力が 7.5kW 以上のものに限る。)」に分類され「特定施設」とされるが,「昭和 52 年三 重県告示第 725 号第 726 号及び各市の告示」により,建設予定地は用途地域の指定がな いため「指定地域」の対象地区外となる。

(2) 三重県生活環境の保全に関する条例

本施設は「条例施行規則第 7 条別表第 5」より,「空気圧縮機,送風機,ガス圧縮 機(定格出力が 7.5kW 以上のものに限る)」を設置する施設として「指定施設」に分 類され,「条例施行規則第 22 条別表第 12」の規制基準が適用される。本施設の建設 予定地は,用途地域の指定がないため「その他の地域」に分類される。

以上より,本施設の敷地境界において,表 4-4の規制基準が適用される。

表 4-4 騒音の規制基準 区域/時間

昼間 朝夕 夜間

午前 8 時~

午後 7 時

午前 6 時~午前 8 時 午後 7 時~午後 10 時

午後 10 時~

午前 6 時 第 1 種低層住居専用地域及び

第 2 種低層住居専用地域 50dB 以下 45dB 以下 40dB 以下 第 1 種中高層住居専用地域,

第 2 種中高層住居専用地域,

第 1 種住居地域,

第 2 種住居地域,

及び準住居地域

55dB 以下 50dB 以下 45dB 以下

近隣商業地域,商業地域,

及び準工業地域 65dB 以下 60dB 以下 55dB 以下 工業地域 70dB 以下 65dB 以下 60dB 以下 その他の地域

(工業専用地域を除く) 60dB 以下 55dB 以下 50dB 以下

※近隣商業地域,商業地域,準工業地域,工業地域及びその他の地域(工業専用地域を除く。)については,当 該地域内に所在する学校,保育所,病院及び診療所のうち患者を入院させるための施設を有するもの,図書 館並びに特別養護老人ホームの敷地の周囲 50mの区域内における基準は,上の表に掲げるそれぞれの値か ら 5dB 減じた値とする。なお,本施設は対象外である。

4-7 3.4 振動

(1) 振動規制法

本施設は「振動規制法施行令第 1 条別表第 1」より,「圧縮機(定格出力が 7.5kW 以 上のものに限る。)」に分類され「特定施設」とされるが,「昭和 52 年三重県告示第 725 号第 726 号及び各市の告示」により,建設予定地は用途地域の指定がないため「指定地 域」の対象地区外となる。

(2) 三重県生活環境の保全に関する条例

本施設は「条例施行規則第 7 条別表第 5」の「圧縮機(定格出力が 7.5kW 以上のも のに限る)」を設置する施設として「指定施設」に分類され,「条例施行規則第 22 条 別表第 13」の規制基準が適用される。本施設の建設予定地は,用途地域の指定がな いため「その他の地域」に分類される。

以上より,本施設の敷地境界において,表 4-5の規制基準が適用される。

表 4-5 振動の排出基準値

区域/時間 昼間 夜間

午前 8 時~午後 7 時 午後 7 時~翌日午前 8 時 第 1 種低層住居専用地域,

第 2 種低層住居専用地域,

第 1 種中高層住居専用地域,

第 2 種中高層住居専用地域,

第 1 種住居地域,

第 2 種住居地域 及び準住居地域

60dB 以下 55dB 以下

近隣商業地域,商業地域,

準工業地域,工業地域 及びその他の地域

(工業専用地域を除く)

65dB 以下 60dB 以下

※近隣商業地域,商業地域,準工業地域,工業地域及びその他の地域(工業専用地域を除く。)については,当 該地域内に所在する学校,保育所,病院及び診療所のうち患者を入院させるための施設を有するもの,図書 館並びに特別養護老人ホームの敷地の周囲 50mの区域内における基準は,上の表に掲げるそれぞれの値か ら 5dB 減じた値とする。なお,本施設は対象外である。

4-8 3.5 悪臭

(1) 悪臭防止法

本法において,アンモニア等の不快な臭いの原因となり生活環境を損なうおそれの ある 22 物質による規制「物質濃度規制」と,人間の嗅覚による規制「臭気指数規制」

が適用される。

本施設は「悪臭防止法第 1 条 工場その他の事業所」に該当し,「平成 10 年三重県告 示第 323 号」により,建設予定地である東員町は「物質濃度規制」により規制を受ける。

(2) 三重県生活環境の保全に関する条例

悪臭に対して条例による規制基準は定められていない。

本施設の敷地境界線の地表において,表 4-6の物質濃度規制が適用される。

表 4-6 敷地境界線での悪臭規制値(単位はppm以下)

特定悪臭物質の種類 規制値 特定悪臭物質の種類 規制値

アンモニア 1 イソバレルアルデヒド 0.003

メチルメルカプタン 0.002 イソブタノール 0.9

硫化水素 0.02 酢酸エチル 3

硫化メチル 0.01 メチルイソブチルケトン 1

二硫化メチル 0.009 トルエン 10

トリメチルアミン 0.005 スチレン 0.4

アセトアルデヒド 0.05 キシレン 1

プロピオンアルデヒド 0.05 プロピオン酸 0.03 ノルマルブチルアルデヒド 0.009 ノルマル酪酸 0.001 イソブチルアルデヒド 0.02 ノルマル吉草酸 0.0009 ノルマルバレルアルデヒド 0.009 イソ吉草酸 0.001