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ている状況でもあるようだが、コピー機マーケットの場合は、どこが勝ち組みともいえず、シェ アが6等分されているという感じである。
コピー機の場合、日本だとリコー・ゼロックス・キャノンで大体シェア8割近くになる。中国 では、それにシャープ・東芝・ミノルタが肩を並べている。
この理由は、コピー機というのは10万〜1000万円まで様々あるのだが、中国で売れてい る9割弱は10万円くらいのクラスだからだ。
結論をいうと、安価な値段でないとシェアを取れない。
シャープ・東芝・ミノルタはその辺の分野が強いので、中国では肩を並べている。
パソコンで言いかえると、DELLは確かに安い。NEC・富士通も中国市場に一旦は出した が、結果的にはデスクトップは撤退。まず価格ありきという市場がまだまだ続いている。
ローカルのパソコンメーカーなどから、ブラウン管のモニターで低CPUであれば2・3万と いうパソコンも出ており、圧倒的でもある。
●アナログ機とデジタル機
次に、コピー機を、アナログとデジタルに分けて分析してみる。ここでいうデジタルは、ネッ トワークで繋がるという意味。
95年当時デジタルは、殆どなかった。商社であっても、電話は繋がっていても、社内にLA Nがひいてあるところは殆どなかったのだ。
しかし、2005年では、8割9割のお客さんがデジタルに移行している。中国にある日系企 業が、ネットワークプラットフォームを作っているステップだと見ることが出来る。
●リコー中国のSI事業
日本では、SIといえば、LANの設置とか、業務効率を上げるシステムの構築などがメイン だと思うが、中国では、会社の進出ブームの中で、コンサル会社などとアライアンスを組んで、
会社の登記や工場設立など、会社がスタートするまでをトータルサービスしている。言葉の問題 も大きいので、会社の設立を手伝いということだ。
その他、もちろん、ネットワークやプラットフォーム構築、勤怠給与DBの開発などもしてい る。昨年〜今年で、208社日系企業に対してシステム構築を行った。大体、配線からサーバー の構築まで全てやっている。
また、日本と少し違うのは、日本語OS・中国語OS・英語OSを、複雑に混在させた中で、
アプリケーションを動かすので、こちらでそこまでを含めて請け負ったりしている。最近だと韓 国語OSも検証して欲しいという話があった。
これらも、日本のリコーテクノシステムでも解決してくれないので、我々独自で解決していか なければならないという事情がある。
●中国進出日系企業のIT規模
上海市対外経済貿易年間情報というところから発表されている、中国進出した日系企業の一年 間の社数をみると、今年で言うと、3967社という推測にしている。これは登録数ベースなの で、実際の進出実績とは少し違うだろう。
そのIT投資額はこちらの表です。サンマイクロシステムから頂いた資料。
実際、企業社数からみると、増えてはきているが、今年は去年ほどの勢いがない感じもあるが、
とはいえ、IT投資額というのはどんどん右肩上がりで増えている、と解る。
●中国進出日系企業の業績推移
A-8 次の資料でみるように、
・製造業で、89年に出てきた日系企業は、黒字企業。
・03年においては、43%まで黒字企業が減少。
・逆に、非製造業で、89年に出てきた日系企業の半分は赤字。
・その後一旦増えたりしている。
実感として言い換えるなら、どんどんネットワーク化が進んでるんだが、特に製造業は、今ま で以上に価格競争に対する意識が高くなってきている。
我々も利益率の確保をするのが厳しくなってきているし、非製造業についても、高付加価値と いうより、まだまだ安いものに集まってしまう。中国では、高いものに投資が出来ていないとも 分析できる。
●上海で競争しているSIer
上海を中心に、どんなSIerが市場を狙って競争しているかというと、
・イントラ系でいうと、NTT・KDDI・日本テレコム・・・LANの構築まで全て。
・基幹システム系でいうと、NEC・富士通・TISなど。
工場の基幹系システムをメインにプラットフォームも全て
・メーカー系、リコー・OKI系・日立など
他のコピーメーカーではまだ中国ではLAN構築などのシステムディメンションは始めてな い。
・その他、ソリトン・大塚商会・コクヨなど
コクヨは、中国ではトータルサービスということでLANの構築まで請け負っている。
こんな形で、先ほどの中国ITマーケットを取り合たtり、また日系同士なので、案件によっ てはアライアンスを組んでやっている。
●リコーのIT事業の業績推移
2000年:事業準備、2001年:事業スタート・・・。
今年、売上下がっている原因は、まずは、SIerの数が増えたことと、ローカルのSIer が力を付けてきていることだ。
2003年までは、ローカルに頼んだけど、結局使い物にならない、やり直しということが、
よくあったが、今は、ローカルに頼んでも、ネットワークプラットフォームについても、ある程 度ミスもなく出来ているので、わざわざ高い日系に頼まずに、ローカルに移行し始めている。
なぜ、ローカルのSIerが力を付けてきているかというと、
・ひとつには、日系で力をつけた育成した技術者がローカルに引っ張られた
・日本人自体も、日本に戻らず、ローカルに入社しているケースもある そんな感じで技術の底上げがなされてきているからだ。
粗利率の折れ線グラフが、ちょっとこの辺が下がってきているのは、このころプラットフォー ム作りというのをしていたのですが、それまでは、競合したら安くてもとれ!だったので、売上 は上がりましたが、利益が伴わなくなった。ことしは、低粗利の場合は、安心できるローカルで 知っているところに、そういう案件を逃してきているという事情だ。
●ローカルSIerに勝つ為は
日本には、我が社のメリットである、リコーの販売店・リコーテクノシステムズというITネ ットワークの情報源があるので、中国に工場が出来る前に、日本側で相談を受けてしまうことを
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進めている。つまり、ローカルのSIベンダーさんが入り込む前に、案件を押さえてしまう。
このやり方というのは、先に案件を押さえられると言うのはあるのですが、日本側で商談が行 われるために、利益率の確保というのも、有効な手段となるからだ。
リコーだけでなく、日系のコンピュータメーカーはみなこういう形で最近始めてやってきてい る。
●雇用と人材育成
リコー中国での、ワーカー(グループの工場で働く人)と技術者とマネージャーなどの平均給 与の推移を見てみるとわかるように、ワーカーと呼ばれる部分は、それほど価格は上がっていな い。対して、上位のクラスになると、2004年で平均8000元ですけど、SI部の技術マネ ージャーだと今実際に10000元(日本円で14万円)くらいになっている。これは、一般の ワーカーの14倍。つまり、14倍の給与を払わないと技術マネージャーが採用できない、とい うことだ。
ここでとにかく言いたいのは、IT技術をもっている人、優秀な人が不足してきているという こと。
それだけ雇用の機会は広がっていて、優秀な人材を集めるようお願いしているが、なかなか、
採れない。結果、新卒を採ってゆっくり育てたりもしているが、悠長にやってもいられない。
人の取り合いというか、そんな風に苦しんでいる
3.実体験談:上海IT市場の実体
私なりに中国の方のユニーク事情をまとめてみた。
●高い独立心
まず、転職率が高い。
マネージャーが日本に帰るタイミングで、優秀な№2・3の人が独立転職しようとして待って いる。逆に、人間関係的に仁義が強いと感じるくらい、「○○マネージャーが居る限りは転職はし ません」と正直に言ってくれたりもする。転職しながらどんどん給与を上げていくという欧米式 スタイル。
IT業界も落ち着いているため、優秀な人ほど転職をする傾向にある。昨日も、私の9年半部 下であった人が、カナダでIT事業をやってみたいということで。一家でカナダに移民するとの こと。
●戸籍の固定
最近は少なくなってきていますけど、95年当時は、上海戸籍にある人しか採用できなかった。
企業として、上海戸籍以外の人を迎える枠というのが限られていて、いくら内陸に優秀な人が いても、外部からはとれなかった。
今は外部からはとれるようにはなったのだが、どうも目に見えない戸籍の壁があるようだ。上 海人と外部の人とは、一緒に話さなかったり行動したがらなかったりするのが各所にみえる。し ょうがないのかなとも思う。基本的に、うちの上海支社の場合は、我々外人が入るとき意外は、
上海語で会話をしるので、そこに外部の人が入っても、輪に入れないわけだ。これは、日本で言 う大阪弁とかいうレベルではなく、全く他国の言葉という感じらしい。
以前、出来て5年目のときに、北京と上海と広州の優秀社員と一緒に海外研修に行ったのだが、
その宴会の席で、交流の無さに配慮して、あえて混ぜこぜに席を作ったのだが、時間が経つにつ