6.18.1 車両の最低重量は、車両のカテゴリー別の当初規定に指定されたものか、それが当初規定に指
定のない場合はピリオドの公示重量であること。競技中に重量測定に選ばれた車両は、燃料を除きいかなるものも車両から取り除いてはならず、ま たいかなる液体、固体、もしくは気体を追加してはならない。
6.18.2 ピリオドGRフォーミュラ3車両の最低重量制限は400kgである。
6.19 フォーミュラジュニア
6.19.1
一般規則2つの「ピリオドの仕様」がある。
6.19.1.1 FIA FJ1
ピリオド(クラスA
、B
、C
)1958
年1
月1
日~1960
年12
月31
日6.19.1.2 FIA FJ2ピリオド(クラスD、E)1961年1月1日~1963年12月31日
6.19.2
操舵6.19.2.1 安全のために、一体式のステアリングコラムを、ユニバーサルジョイントあるいはテレスコ
ピック装置を有するコラムに取り替えることができるが、すべてのオリジナルの機能が保たれている ことを条件とする。6.19.2.2 ピリオドの部材ではないが、安全性のために、「クイックリリース式」ステアリングホイー
ルハブが認められる。6.19.2.3 オリジナルのピリオドのステアリングホイールを保持することが望ましいが、直径および/
あるいはスタイルの異なる代替のステアリングホイールを取り付けることができる。
6.19.3
シャシー6.19.3.1
シャシーの修理にあたり、パイプあるいは薄板の外径(O.D.
)あるいは肉厚(SWG
)サイズを変更することは認められない。使用される一切のパイプあるいは薄板の直径およびゲージは、オ リジナルの通りでなければならない。
[
例えば、当初のシャシーの度量衡がインペリアルのパイプで製 作されていた場合、それと置き換えらるシャシーパイプはインペリアル(メートル法は不可)でなけ ればならない]
6.19.3.2 ピリオドE車両(カテゴリーFJ1)については、ロールオーバーバーが強く推奨され、ロー
ルオーバーバーが当初より取り付けられている場合には、そのピリオドの競技にて使用されていた当 時の車両に取り付けられていたバーの仕様を満たすかそれ以上でなければならない。6.19.3.3
ピリオドF車両(カテゴリーFJ2)は、ピリオド仕様に合致する、あるいは1993年付則J項の
第277条‐付則VIを満たすロールオーバー保護体が取り付けられていなければならない。
6.19.3.4 分類のため、すべての車両に使用されるシャシーはFIAルラニートロフィーの競技規則セク
ション2-参加資格のある車両に従う起源を有していなければならない。シャシーを交換あるいはリ ビルドする必要がある場合、できる限りの材質がオリジナルのシャシーから保持されなければならず、それが「新しい」シャシーに移植されなければならず、使用される材質および製作方法を含めて、そ れ自体がオリジナルのシャシーの直写として製作されなければならない。
6.19.4
前後のサスペンション6.19.4.1
球形(ローズ)ジョイントは、ピリオドの仕様である場合にのみ使用できる。サスペンションのジオメトリーに影響がないことを条件に、アンチロールバーにもローズジョイントを使用するこ とができる。
6.19.4.2 ピリオドE車両のショックアブソーバーに球形ベアリングを使用することは、それがその車
両のピリオド仕様でない限り、認められない。6.19.5
エンジン6.19.5.1 気筒容積は、最大リング行程点で計測して1100cm
3を超えてはならない。6.19.5.2 エンジンの仕様は、フォーミュラジュニアの全期間についてであり、2つの個々のカテゴリ
ーの期間に制限されない。例えば:6.19.5.2.1 Ford 109Eと105Eエンジンブロックは、両方ともFJ/1カテゴリーに認められる。
6.19.5.2.2 1100cm
3Ford
、B.M.C
とD.K.W
エンジンは、類似の1000cm
3エンジンの代わりにすべてFJ/1カテゴリーに認められるが、エントラントは、当初シャシーに搭載されていた1000cm
3のエンジンを保持するよう奨励される。
6.19.5.3 BMCエンジン搭載車両は、オリジナルのヘッドの代わりに、ケーシング番号12G940のシリ
ンダーヘッドベアリングを使用することができる。
6.19.5.4 認められるエンジンは以下の通り:
cm
3/cc
ストローク(mm) 当初のボア(mm)Morris Minor/A35/Sprite 948 76.2 62.92
Mini Cooper 61-63 997 81.5 62.42
Morris Minor Sprite/Midget 1098 83.72 64.58
Mini Cooper XSP FJ 1071 68.26 70.61
6.19.5.5 1964年(F3)より、クーパー970‘S’エンジンに使用されている62mmストロークのクラ
ンクシャフトを使用することは認められない。
6.19.5.6 フィアットエンジン搭載車両は、オリジナルの1100/103ブロックの代わりに、標準の68mm
ボア(
1098cm
3と同等)を有する103
タイプ“D
”および“H
”のエンジンブロックを使用できる。さらに後期の103Pおよび103Rブロックの使用は禁止される。
6.19.5.7
製造番号103H
をもつ1100/103
ブロックの代わりに、フィアット1100
エンジンブロック103
タイプGを(標準の72mmシリンダーボアを有し、それが68mmに削減されることを条件に)使用する こともできる。6.19.5.8
フォードエンジン搭載車両は、鋳造コード105Eあるいは109Eのあるブロックを使用しなければならない。さらに後期の5つのベアリングブロックの使用は禁止される。
6.19.5.9 ジェフ・リチャードソン・エンジニアリングが再生したフォード109Eブロックをオリジナ
ルの仕様に使用することは、FJ1
およびFJ2
両方ともに認められる。6.19.5.10 リチャードソン製ヘッドの取り付けのあるクラスBあるいはCの車両で、リチャードソン製
ヘッド以外の点でこれらのクラスに分類される資格のある車両はすべて、クラスDへの分類が認められ る。6.19.5.11
エンジンカバーが取り付けられなければならず、それは適切に留められていなければならない。
6.19.5.12 ピリオドE(FJ1)では、カムシャフトはチェーンドライブでなければならない:ギア駆動
カムシャフトの使用は、当該車両にピリオド当時それが取り付けられていたことが証明できない限り、認められない。
6.19.5.13 ピリオドE(FJ1)では、ウォーターポンプの歯形駆動ベルトの使用は禁止される。ウォー
ターポンプに唯一許される駆動ベルトは“V”タイプベルトである。6.19.6
点火6.19.6.1
電子点火は、そのシステムがコンタクトブレーカーポイントを利用しているか、磁気的に起動され、高圧電流を通じるのにディストリビューターとローターアームを使用していることを条件に、
1960
年12
月31
日以降に製作された車両(つまりFJ
2のみ)に認められる。ルーカスAB14
システムの みが、電子点火システムとして認められ、コイルは1オーム容量でなければならない。6.19.6.2 FJ1車両のコイルは、最低3オーム容量を有していなければならない。
6.19.6.3
電子レブリミッターは、すべてのヒストリックフォーミュラジュニアカーに使用できる。6.19.7
潤滑系6.19.7.1
オイルポンプの数とタイプ、および使用される外部のオイル配管の長さは、ピリオドの仕様 に合致していなければならない。6.19.7.2
オイルポンプは、そのオリジナルの位置に取り付けられなければならない。オイルポンプ駆動はオリジナルの通りであること。
6.19.7.3
ウェットサンプエンジン(ピリオドFJ1
)に、フロント搭載オイルポンプを使用することは認められない。
6.19.7.4 FJ1
カテゴリー(1961
年以前)のエンジン潤滑システムをウェットサンプからドライサンプに変更することは認められない。
6.19.8
燃料システム6.19.8.1 2ストロークエンジンを除き、体積の2%を超えない追加の潤滑混合物を燃料に追加するこ
ドキュメント内
2016年FIA付則K項
(ページ 33-36)