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重要な基本的注意とその理由及び処置方法

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重度の高血圧の発現割合の上昇が認められており、定期的な血圧測定が重要である。また、ほとんどの場 合、標準的な降圧剤による処置で管理できる。

(3) 「1. 警告内容とその理由」の項参照

本剤は抗血管新生効果を有するため、消化管穿孔のリスクを上昇させると考えられる。

(4) 「1. 警告内容とその理由」の項参照

重度の、ときに致死的な事象を含む出血のリスクを上昇させる。

(5) 「1. 警告内容とその理由」の項参照

重度の、ときに致死的な事象を含む出血のリスクを上昇させる。

(6) 「6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法」の項参照

本剤は抗血管新生効果により、創傷治癒を遅らせる可能性があると考えられる。手術を予定している場合に は、手術の前に本剤の投与を中断し、手術後に本剤を投与する際には、創傷が治癒していることを十分に確 認し、投与を開始すること。

(7) 「6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法」の項参照

本剤投与による肝障害/肝不全の発現が報告されており、臨床試験においても試験対象から除外してい る。

6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法

(1) Infusion reactionがあらわれることがあり、2回目以降の本剤投与時にもあらわれることがある。本剤の

投与は、重度の infusion reaction に備えて緊急時に十分な対応のできる準備を行った上で開始するこ と。また、本剤投与中は、患者の状態を観察し、過敏症状が認められた場合には、適切な処置を行うこ と。[「用法・用量に関連する使用上の注意」及び「重大な副作用」の項参照]

(2) 高血圧があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与期間中は定期的に血圧を測定するこ と。高血圧があらわれた場合には、降圧剤の投与等、適切な処置を行うこと。[「用法・用量に関連する 使用上の注意」及び「慎重投与」の項参照]

(3) 蛋白尿があらわれることがあるので、本剤投与期間中は尿蛋白を定期的に検査すること。異常が認め られた場合には、本剤の休薬、減量又は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。[「用法・用量に 関連する使用上の注意」の項参照]

(4) 本剤は、創傷治癒に影響を及ぼす可能性がある。

1) 手術を予定している場合には、手術の前に本剤の投与を中断すること。

2) 手術後に本剤を投与する際には、創傷が治癒していることを十分に確認し、投与を開始することが望 ましい。

3) 創傷治癒による合併症があらわれた場合には、創傷が治癒するまで本剤の投与を中止し、適切な処 置を行うこと。

(5) 重度の肝障害(重度の肝硬変(Child-Pugh分類B又はC)、肝性脳症を伴う肝硬変、肝硬変による著明

な腹水、肝腎症候群)を有する患者において、本剤投与により肝機能が悪化したとの報告がある。重度 の肝障害を有する患者に対する投与の可否は慎重に判断すること。投与する場合には、観察を十分に 行い、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

(解説)

(1) Infusion reaction

【有害事象の発現状況】(Infusion reaction)

治癒切除不能な進行胃腺癌又は胃食道接合部腺癌患者を対象とした臨床試験 外国第III相無作為化比較試験

(REGARD試験:単独投与)

国際共同第III相無作為化比較試験

(RAINBOW試験:パクリタキセル併用投与)

全グレード グレード3以上 全グレード グレード3以上 ラムシルマブ群 1/236例(0.4%) 0/236例(0.0%) 19/327例(5.8%) 2/327例(0.6%)

プラセボ群 2/115例(1.7%) 0/115例(0.0%) 12/329例(3.6%) 0/329例(0.0%)

参考としてプラセボの有害事象発現状況も記載する。

【対処方法】本剤投与によりinfusion reactionがあらわれた場合には、副作用の症状、程度に応じて以下の対 処方法を考慮すること。

本剤投与中における 発現時の対応

次回以降の本剤投与時の対応

投与速度 前投与(必ず前投与する)

グレード1又は2 投与中の投与速度を 50%減速

初回発現時同様、

投与速度を50%減速

Infusion reaction発現回数:1 抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン等)

Infusion reaction発現回数:2回目以降

(その後もグレード1又は2infusion reaction があらわれる場合

抗ヒスタミン剤(ジフェンヒドラミン等)

解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン等)

副腎皮質ホルモン剤(デキサメタゾン等)

グレード3又は4 投与を直ちに中止 再投与しない

(2) 高血圧

【有害事象の発現状況】(高血圧)

治癒切除不能な進行胃腺癌又は胃食道接合部腺癌患者を対象とした臨床試験 外国第III相無作為化比較試験

(REGARD試験:単独投与)

国際共同第III相無作為化比較試験

(RAINBOW試験:パクリタキセル併用投与)

全グレード グレード3* 全グレード グレード3*

ラムシルマブ群 38/236例(16.1%) 18/236例(7.6%) 82/327例(25.1%) 48/327例(14.7%)

プラセボ群 9/115例(7.8%) 3/115例(2.6%) 19/329例(5.8%) 9/329例(2.7%)

*グレード4以上の報告はなし 参考としてプラセボの有害事象発現状況も記載する。

【対処方法】症候性のグレード2、又はグレード3以上の高血圧があらわれた場合には、降圧剤による治療を行 い、血圧がコントロールできるようになるまで休薬すること。

降圧剤による治療を行ってもコントロールできない場合には、投与を中止すること。

「高血圧治療ガイドライン」(日本高血圧学会)等を参考に、適切な処置を行うこと。また、患者の状 態を十分に考慮し、適宜専門医に相談すること。

(3) 蛋白尿

【有害事象の発現状況】(蛋白尿)

治癒切除不能な進行胃腺癌又は胃食道接合部腺癌患者を対象とした臨床試験 外国第III相無作為化比較試験

(REGARD試験:単独投与)

国際共同第III相無作為化比較試験

(RAINBOW試験:パクリタキセル併用投与)

全グレード グレード3* 全グレード グレード3*

ラムシルマブ群 7/236例(3.0%) 1/236例(0.4%) 55/327例(16.8%) 4/327例(1.2%)

プラセボ群 3/115例(2.6%) 0/115例(0.0%) 20/329例(6.1%) 0/329例(0.0%)

*グレード4以上の報告はなし 参考としてプラセボの有害事象発現状況も記載する。

【対処方法】蛋白尿があらわれた場合には、以下の基準を参考に本剤を休薬、減量又は投与中止すること。

処置内容

1日尿蛋白量2 g以上注)

初回発現時:1 日尿蛋白量 2 g 未満注)に低下するまで休薬し、再開する場合には 6 mg/kgに減量する。

2回目以降の発現時:1日尿蛋白量2 g未満注)に低下するまで休薬し、再開する場合 には5 mg/kgに減量する。

1日尿蛋白量3 g以上注)

又はネフローゼ症候群を発現 投与を中止する。

注)24時間蓄尿を用いた全尿検査が望ましいが、実施困難な場合には尿中の蛋白/クレアチニン比を測定する。

(4) 創傷治癒障害

【有害事象の発現状況】(創傷治癒障害)

治癒切除不能な進行胃腺癌又は胃食道接合部腺癌患者を対象とした外国第 III 相無作為化比較試験

(REGARD試験:単独投与)及び国際共同第III相無作為化比較試験(RAINBOW試験:パクリタキセル併用投与)

では、創傷治癒障害は認められなかった。

本剤の他の臨床試験において、本剤との因果関係が否定できない重篤な創傷治癒障害(創離開)が複数報告 されている。

【対処方法】創傷治癒障害による合併症があらわれた場合には、創傷が治癒するまで本剤の投与を中止し、適 切な処置を行うこと。

(5) 肝障害

【有害事象の発現状況】(肝障害/肝不全)

治癒切除不能な進行胃腺癌又は胃食道接合部腺癌患者を対象とした臨床試験 外国第III相無作為化比較試験

(REGARD試験:単独投与)

国際共同第III相無作為化比較試験

(RAINBOW試験:パクリタキセル併用投与)

全グレード グレード3以上 全グレード グレード3以上 ラムシルマブ群 24/236例(10.2%) 11/236例(4.7%)* 54/327例(16.5%) 15/327例(4.6%)

プラセボ群 9/115例(7.8%) 5/115例(4.3%) 41/329例(12.5%) 13/329例(4.0%)

*グレード5(1例)を含む 参考としてプラセボの有害事象発現状況も記載する。

【対処方法】異常が認められた場合には、本剤の投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

ドキュメント内 RAM_IF_Final Draft(ver.0.5)改 (再) (ページ 64-67)

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