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配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律

ドキュメント内 第2次うらやす男女共同参画プラン (ページ 77-86)

61言葉の解説

5. 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律

(平成十三年法律第三十一号)

最終改正:平成十九年七月十一日法律第百十三号

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二 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護の ための施策の内容に関する事項

三 その他配偶者からの暴力の防止及び被害者の 保護のための施策の実施に関する重要事項

3 主務大臣は、基本方針を定め、又はこれを変更 しようとするときは、あらかじめ、関係行政機関の 長に協議しなければならない。

4 主務大臣は、基本方針を定め、又はこれを変更 したときは、遅滞なく、これを公表しなければなら ない。

(都道府県基本計画等)

第二条の三 都道府県は、基本方針に即して、当該 都道府県における配偶者からの暴力の防止及び被 害者の保護のための施策の実施に関する基本的 な計画(以下この条において「都道府県基本計画」

という。)を定めなければならない。

2 都道府県基本計画においては、次に掲げる事項 を定めるものとする。

一 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に 関する基本的な方針

二 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護の ための施策の実施内容に関する事項

三 その他配偶者からの暴力の防止及び被害者の 保護のための施策の実施に関する重要事項 3 市町村(特別区を含む。以下同じ。)は、基本

方針に即し、かつ、都道府県基本計画を勘案して、

当該市町村における配偶者からの暴力の防止及び 被害者の保護のための施策の実施に関する基本 的な計画(以下この条において「市町村基本計画」

という。)を定めるよう努めなければならない。

4 都道府県又は市町村は、都道府県基本計画又 は市町村基本計画を定め、又は変更したときは、

遅滞なく、これを公表しなければならない。

5 主務大臣は、都道府県又は市町村に対し、都道 府県基本計画又は市町村基本計画の作成のために 必要な助言その他の援助を行うよう努めなければ ならない。

第二章配偶者暴力相談支援センター等

(配偶者暴力相談支援センター)

第三条 都道府県は、当該都道府県が設置する婦人

相談所その他の適切な施設において、当該各施設 が配偶者暴力相談支援センターとしての機能を果 たすようにするものとする。

2 市町村は、当該市町村が設置する適切な施設に おいて、当該各施設が配偶者暴力相談支援センター としての機能を果たすようにするよう努めるものと する。

3 配偶者暴力相談支援センターは、配偶者からの 暴力の防止及び被害者の保護のため、次に掲げる 業務を行うものとする。

一 被害者に関する各般の問題について、相談に 応ずること又は婦人相談員若しくは相談を行う 機関を紹介すること。

二 被害者の心身の健康を回復させるため、医学 的又は心理学的な指導その他の必要な指導を 行うこと。

三 被害者(被害者がその家族を同伴する場合に あっては、被害者及びその同伴する家族。次号、

第六号、第五条及び第八条の三において同じ。)

の緊急時における安全の確保及び一時保護を行 うこと。

四 被害者が自立して生活することを促進するた め、就業の促進、住宅の確保、援護等に関す る制度の利用等について、情報の提供、助言、

関係機関との連絡調整その他の援助を行うこ と。

五 第四章に定める保護命令の制度の利用につい て、情報の提供、助言、関係機関への連絡そ の他の援助を行うこと。

六 被害者を居住させ保護する施設の利用につい て、情報の提供、助言、関係機関との連絡調 整その他の援助を行うこと。

4 前項第三号の一時保護は、婦人相談所が、自 ら行い、又は厚生労働大臣が定める基準を満たす 者に委託して行うものとする。

5 配偶者暴力相談支援センターは、その業務を行 うに当たっては、必要に応じ、配偶者からの暴力 の防止及び被害者の保護を図るための活動を行う 民間の団体との連携に努めるものとする。

(婦人相談員による相談等)

第四条 婦人相談員は、被害者の相談に応じ、必要 な指導を行うことができる。

(婦人保護施設における保護)

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第五条 都道府県は、婦人保護施設において被害者 の保護を行うことができる。

第三章被害者の保護

(配偶者からの暴力の発見者による通報等)

第六条 配偶者からの暴力(配偶者又は配偶者であっ た者からの身体に対する暴力に限る。以下この章 において同じ。)を受けている者を発見した者は、

その旨を配偶者暴力相談支援センター又は警察官 に通報するよう努めなければならない。

2 医師その他の医療関係者は、その業務を行うに 当たり、配偶者からの暴力によって負傷し又は疾病 にかかったと認められる者を発見したときは、その 旨を配偶者暴力相談支援センター又は警察官に通 報することができる。この場合において、その者 の意思を尊重するよう努めるものとする。

3 刑法(明治四十年法律第四十五号)の秘密漏示 罪の規定その他の守秘義務に関する法律の規定 は、前二項の規定により通報することを妨げるもの と解釈してはならない。

4 医師その他の医療関係者は、その業務を行うに 当たり、配偶者からの暴力によって負傷し又は疾病 にかかったと認められる者を発見したときは、その 者に対し、配偶者暴力相談支援センター等の利用 について、その有する情報を提供するよう努めなけ ればならない。

(配偶者暴力相談支援センターによる保護について の説明等)

第七条 配偶者暴力相談支援センターは、被害者に 関する通報又は相談を受けた場合には、必要に応 じ、被害者に対し、第三条第三項の規定により配 偶者暴力相談支援センターが行う業務の内容につ いて説明及び助言を行うとともに、必要な保護を 受けることを勧奨するものとする。 

(警察官による被害の防止)

第八条 警察官は、通報等により配偶者からの暴 力が行われていると認めるときは、警察法(昭和 二十九年法律第百六十二号)、警察官職務執行法

(昭和二十三年法律第百三十六号)その他の法令 の定めるところにより、暴力の制止、被害者の保 護その他の配偶者からの暴力による被害の発生を 防止するために必要な措置を講ずるよう努めなけ

ればならない。

(警察本部長等の援助)

第八条の二 警視総監若しくは道府県警察本部長

(道警察本部の所在地を包括する方面を除く方面に ついては、方面本部長。第十五条第三項において 同じ。)又は警察署長は、配偶者からの暴力を受 けている者から、配偶者からの暴力による被害を 自ら防止するための援助を受けたい旨の申出があ り、その申出を相当と認めるときは、当該配偶者 からの暴力を受けている者に対し、国家公安委員 会規則で定めるところにより、当該被害を自ら防止 するための措置の教示その他配偶者からの暴力に よる被害の発生を防止するために必要な援助を行 うものとする。

(福祉事務所による自立支援)

第八条の三 社会福祉法(昭和二十六年法律第 四十五号)に定める福祉に関する事務所(次条に おいて「福祉事務所」という。)は、生活保護法(昭 和二十五年法律第百四十四号)、児童福祉法(昭 和二十二年法律第百六十四号)、母子及び寡婦福 祉法(昭和三十九年法律第百二十九号)その他の 法令の定めるところにより、被害者の自立を支援す るために必要な措置を講ずるよう努めなければな らない。

(被害者の保護のための関係機関の連携協力)

第九条 配偶者暴力相談支援センター、都道府県警 察、福祉事務所等都道府県又は市町村の関係機関 その他の関係機関は、被害者の保護を行うに当たっ ては、その適切な保護が行われるよう、相互に連 携を図りながら協力するよう努めるものとする。

(苦情の適切かつ迅速な処理)

第九条の二 前条の関係機関は、被害者の保護に係 る職員の職務の執行に関して被害者から苦情の申 出を受けたときは、適切かつ迅速にこれを処理す るよう努めるものとする。

第四章保護命令

(保護命令)

第十条 被害者(配偶者からの身体に対する暴力又 は生命等に対する脅迫(被害者の生命又は身体に

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対し害を加える旨を告知してする脅迫をいう。以下 この章において同じ。)を受けた者に限る。以下こ の章において同じ。)が、配偶者からの身体に対 する暴力を受けた者である場合にあっては配偶者 からの更なる身体に対する暴力(配偶者からの身 体に対する暴力を受けた後に、被害者が離婚をし、

又はその婚姻が取り消された場合にあっては、当 該配偶者であった者から引き続き受ける身体に対 する暴力。第十二条第一項第二号において同じ。)

により、配偶者からの生命等に対する脅迫を受け た者である場合にあっては配偶者から受ける身体 に対する暴力(配偶者からの生命等に対する脅迫 を受けた後に、被害者が離婚をし、又はその婚姻 が取り消された場合にあっては、当該配偶者であっ た者から引き続き受ける身体に対する暴力。同号 において同じ。)により、その生命又は身体に重大 な危害を受けるおそれが大きいときは、裁判所は、

被害者の申立てにより、その生命又は身体に危害 が加えられることを防止するため、当該配偶者(配 偶者からの身体に対する暴力又は生命等に対する 脅迫を受けた後に、被害者が離婚をし、又はその 婚姻が取り消された場合にあっては、当該配偶者 であった者。

 以下この条、同項第三号及び第四号並びに第十八 条第一項において同じ。)に対し、次の各号に掲 げる事項を命ずるものとする。ただし、第二号に 掲げる事項については、申立ての時において被害 者及び当該配偶者が生活の本拠を共にする場合に 限る。

一 命令の効力が生じた日から起算して六月間、

被害者の住居(当該配偶者と共に生活の本拠と している住居を除く。以下この号において同じ。)

その他の場所において被害者の身辺につきまと い、又は被害者の住居、勤務先その他その通 常所在する場所の付近をはいかいしてはならな いこと。

二 命令の効力が生じた日から起算して二月間、

被害者と共に生活の本拠としている住居から退 去すること及び当該住居の付近をはいかいして はならないこと。

2 前項本文に規定する場合において、同項第一号 の規定による命令を発する裁判所又は発した裁判 所は、被害者の申立てにより、その生命又は身体 に危害が加えられることを防止するため、当該配偶 者に対し、命令の効力が生じた日以後、同号の規

定による命令の効力が生じた日から起算して六月を 経過する日までの間、被害者に対して次の各号に 掲げるいずれの行為もしてはならないことを命ずる ものとする。

一 面会を要求すること。

二 その行動を監視していると思わせるような事 項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと。

三 著しく粗野又は乱暴な言動をすること。

四 電話をかけて何も告げず、又は緊急やむを得 ない場合を除き、連続して、電話をかけ、ファ クシミリ装置を用いて送信し、若しくは電子メー ルを送信すること。

五 緊急やむを得ない場合を除き、午後十時から 午前六時までの間に、電話をかけ、ファクシミリ 装置を用いて送信し、又は電子メールを送信す ること。

六 汚物、動物の死体その他の著しく不快又は嫌 悪の情を催させるような物を送付し、又はその 知り得る状態に置くこと。

七 その名誉を害する事項を告げ、又はその知り 得る状態に置くこと。

八 その性的羞恥心を害する事項を告げ、若しく はその知り得る状態に置き、又はその性的羞恥 心を害する文書、図画その他の物を送付し、若 しくはその知り得る状態に置くこと。

3 第一項本文に規定する場合において、被害者が その成年に達しない子(以下この項及び次項並び に第十二条第一項第三号において単に「子」という。)

と同居しているときであって、配偶者が幼年の子を 連れ戻すと疑うに足りる言動を行っていることその 他の事情があることから被害者がその同居してい る子に関して配偶者と面会することを余儀なくされ ることを防止するため必要があると認めるときは、

第一項第一号の規定による命令を発する裁判所又 は発した裁判所は、被害者の申立てにより、その 生命又は身体に危害が加えられることを防止するた め、当該配偶者に対し、命令の効力が生じた日以 後、同号の規定による命令の効力が生じた日から 起算して六月を経過する日までの間、当該子の住 居(当該配偶者と共に生活の本拠としている住居を 除く。以下この項において同じ。)、就学する学校 その他の場所において当該子の身辺につきまとい、

又は当該子の住居、就学する学校その他その通常 所在する場所の付近をはいかいしてはならないこと を命ずるものとする。ただし、当該子が十五歳以

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