CPT-11
通常患者 12 週間毎 無症候性心機能障害患者 6 ~ 8 週間毎
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Tmabによる心障害
発症頻度
Tmab+XP/FP:6%(Grade3以上:1%) 発症時期
明確な発症時期はなし LVEFモニタリング頻度
対象 頻度
通常患者 12 週間毎
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TmabによるInfusion reaction
対処法:解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン剤等を投与
*症状消失後、 患者状態によっては点滴速度を遅くして再投与可能
重篤症状
アナフィラキシー様症状
間質性肺炎・肺障害
軽度~中等度症状
主症状:発熱、寒気
その他:悪心・嘔吐、頭痛、発疹、頭痛など
対処法:直ちにTmab中止
酸素吸入、 β アゴニスト、ステロイドの投与
*Infusion reactionの予防のための抗ヒスタミン剤、ステロイド等の前投薬に関する 有用性は確認されていない。
[ハーセプチン®適正使用ガイド 胃癌, 中外製薬(株), 2016.2]
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TmabによるInfusion reaction
24時間以内における副作用の発症頻度
投与コース毎におけるInfusion reactionの発症頻度全症例 国内集団
ハーセプチン+XP/FP群
(n=294)
XP/FP群
(n=290)
ハーセプチン+XP/FP群
(n=51)
XP/FP群
(n=50)
全Grade Grade3 全Grade Grade3 全Grade Grade3 全Grade Grade3 発現例数 172(59%) 17(6%) 156(54%) 22(8%) 31(61%) 4(8%) 31(62%) 8(16%)
件数 337件 22件 257件 27件 66件 6件 46件 9件
全症例 国内集団
ハーセプチン+XP/FP群(n=294) ハーセプチン+XP/FP群(n=51)
全Grade Grade3 全Grade Grade3
1コース 294 122(41%) 51 23(45%)
2コース 272 55(20%) 49 5(10%)
3コース 245 44(20%) 45 2(4%)
4コース 230 34(15%) 43 4(9%)
5コース 199 30(15%) 36 7(19%)
6コース 185 27(15%) 35 3(9%)
7コース 155 4(3%) 29 1(3%)
8コース 147 3(2%) 28 1(4%) [ハーセプチン®適正使用ガイド 胃癌,
中外製薬(株), 2016.2]
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RAMによる高血圧への対応
RAMは承認されてからまだ日が浅い薬剤であり、報告が少ないため参考と して、Bmabによる高血圧への対応を報告した文献を掲載する
利尿薬:下痢や体液減量のリスクが増加するため控えるべき
ペラパミル塩酸塩(ワソラン®
)・ジルチアゼム塩酸塩(ヘルベッサー®
):CYP3A4阻害作用があり、積極的な選択の推奨はされない
ニフェジピン(アダラート®
):VEGFの分泌を誘導することが報告されており、Bmabの効果が減弱する可能性があり積極的な選択の推奨はされない
アムロジピン:Bmabによる高血圧にCa拮抗薬を用いる場合、他のCa拮 抗薬と比較して安全であると考えられる
ACE阻害薬・ARB:蛋白尿を併発している高血圧患者への選択肢の一つ となりうる。その他の降圧薬を使用した高血圧患者と比較して腫瘍の発 症や成長を遅延されるという報告もあり、治療効果減弱の可能性も少な く、安全に使用できる薬剤であると考えられる [医学のあゆみ, 2013, 246]
ACE阻害薬・ARB:高血圧患者の蛋白尿減少効果あり[Ann Intern Med, 2008, 148, 30-48.]
[アバスチン®適正使用ガイド 結腸・直腸癌, 中外製薬(株), 2016.9]
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