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連携機能

ドキュメント内 RTX/RTシリーズ コマンドリファレンス (ページ 163-167)

18.1

連携動作を行うか否かの設定

[ 書式 ] cooperation type role sw no cooperation type role [sw]

[ 設定値 ] ○ type...連携動作タイプ

● bandwidth-measuring回線帯域検出

● load-watch...負荷監視通知

○ role...連携動作での役割

● server...サーバ側動作

● client...クライアント側動作

○ sw

● on...機能を有効にする

● off...機能を無効にする

[ 説明 ] 連携動作の機能毎の動作を設定する。

[ 初期値 ] すべての連携動作で off

18.2

連携動作で使用するポート番号の設定

[ 書式 ] cooperation port port no cooperation port [port]

[ 設定値 ] ○ port...ポート番号

[ 説明 ] 連携動作で使用する UDP のポート番号を設定する。連携動作で送出される パケットの送信元ポート番号にこの番

号を使用する。またこのポート番号宛のパケットを受信した場合には連携動作に関わるパケットとして処理する。

[ 初期値 ] 59410

18.3

帯域測定で連携動作を行う相手毎の動作の設定

[ 書式 ] cooperation bandwidth-measuring remote id role address[option=value] no cooperation bandwidth-measuring remote id[role address[option=value]]

[ 設定値 ] ○ id...相手先 ID 番号 (1-100)

○ role...連携動作での相手側の役割

● server...相手側がサーバ側動作を行う

● client...相手側がクライアント側動作を行う

○ address...連携動作の相手側 IP アドレス

○ option...オプション

● apply...測定結果を LAN インタフェースの速度設定に反映させるか否か、'on' or 'off'

● port...相手側が使用する UDP のポート番号

● initial-speed...測定開始値 [bit/s]

● interval...定期監視間隔 (60-2147483647)[sec] or 'off'

● sensitivity...測定感度、'high', 'middle' or 'low'

● syslog...動作をログに残すか否か、'on' or 'off'

[ 説明 ] 帯域測定で連携動作を行う相手毎の動作を設定する。

[ 適用モデル ] RTX3000 RTX1100 RT107e

[ 適用モデル ] RTX3000 RTX1100 RT107e

[ ノート ] roleパラメータで clientを設定する場合には、オプションは portと syslogだけが設定できる。serverを設定する場 合にはすべてのオプションが設定できる。

applyオプションが'on'の場合、帯域測定の結果を相手先に向かう LANインタフェースのspeed lanコマンドの設

定値に上書きする。

initial-speedオプションでは初期状態で測定を開始する速度を設定できる。パラメータの後ろに 'k' または 'M' をつ

けると、それぞれ kbit/s、Mbit/s として扱われる。

intervalオプションでは、帯域測定が終了した後で帯域に変化がないか定期的に確認測定する間隔を設定できる。

'off' を指定した場合には測定終了後の定期的な確認測定を行わない。

帯域の変動が頻繁にあったりパケットロスのある環境では、sensitivityオプションで測定感度を鈍くすることで、

頻繁な設定変更を抑制したり測定完了までの時間を短縮することができる。

[ 初期値 ] apply = on port = 59410

initial-speed = 10000000 interval = 3600

sensitivity = high syslog = off

18.4

負荷監視通知で連携動作を行う相手毎の動作の設定

[ 書式 ] cooperation load-watch remote id role address[option=value] no cooperation load-watch remote idrole [address[option=value]]

[ 設定値 ] ○ id... 相手先 ID 番号 (1-100)

○ role... 連携動作での相手側の役割

● server... 相手側がサーバ側動作を行う

● client...相手側がクライアント側動作を行う

○ address... 連携動作の相手側 IP アドレス

○ option... オプション

● trigger... サーバ動作として、クライアントに通知を行う条件のトリガ定義番号、',' で区切って複数 の指定が可能、相手側動作をクライアントに設定する時にのみ可能

● control... クライアント動作として、サーバから通知を受けた時の制御動作定義番号、相手側動作を サーバに設定する時にのみ可能

● port... 相手側が使用する UDP のポート番号、相手側動作をクライアントに設定する時にのみ可

● syslog... 動作をログに残すか否か、'能 on' or 'off'

● apply...負荷監視通知の結果を動作に反映させるかどうか、'on' or 'off'

[ 説明 ] 負荷監視通知で連携動作を行う相手毎の動作を設定する。

[ ノート ] triggerオプションとportオプションを利用できるのは roleパラメータでclientを設定する場合であり、controlオ プションが利用できるのは roleパラメータで serverを設定する場合である。

複数のトリガを設定した場合、抑制要請の送信タイミングはそれぞれのトリガで個別に検出される。それらの送 信タイミングが異なる時には抑制要請はそれぞれのタイミングで個別に送られ、送信タイミングが一致する時に はひとつの抑制要請となる。

相手先に一度抑制解除が送られた後は、次に抑制要請を送信するまで抑制解除は送信しない。抑制要請を送信し ていないトリガ条件が抑制解除条件を満たしても抑制解除通知は送信しない。

抑制制御を行っている最中に相手先情報が削除されると、制御対象のインタフェースの速度はその時点の設定が 保持される。

[ 適用モデル ] RTX3000 RTX1100 RT107e

[ 適用モデル ] RTX3000 RTX1100 RT107e

18.5

負荷監視サーバとしての動作トリガの設定

[ 書式 ] cooperation load-watch trigger id pointhigh=high [, count] low=low [, count][option=vallue] no cooperation load-watch trigger id [pointhigh=high [, count] low=low [, count][option=vallue]]

[ 設定値 ] ○ id...相手先 ID 番号 (1-100)

○ point...負荷監視対象ポイント

● cpu load...単位時間間隔で CPU 負荷率を監視する値は % で指定する

● interfacereceiveインタフェースでの単位時間当たりの受信量を監視する 値は 1 秒あたりのビット数で指定する

■ interface... LAN インタフェース名

● interface overflowLAN インタフェースでの単位時間当たりの受信オーバーフロー数と受信バッファエラー

数の増加を監視し、値は回数で指定する

■ interface... LAN インタフェース名

○ high...高負荷検出閾値

○ low...負荷減少検出閾値

○ count...通知を送出するに至る検出回数 (1-100)、省略時は 3

○ option...オプション

● interval...監視する間隔 (1-65535)[sec]、省略時は 10[sec]

● syslog...動作をログに残すか否か、'on' or 'off'、省略時は 'off'

[ 説明 ] 機器の負荷を検出して相手側にトラフィック抑制要請を送出する条件を設定する。監視対象ポイントの負荷を単

位時間毎に監視し、highに設定された閾値を上回ることをcount回数続けて検出すると抑制要請を送出する。こ の状態で閾値を上回る高負荷状態が続く限り、countの間隔で抑制要請を送出し続ける。

同様に、lowに設定された閾値を count回数続けて下回って検出すると抑制解除を送出する。抑制解除は同じ相 手に対して連続して送出されない。

[ ノート ] 閾値を決定する際の参考値として、show environment show status lanで表示される情報のほか、

syslogオプションによりログに表示される値も利用できる。

[ 設定例 ] # cooperation load-watch trigger 1 cpu load high=80 low=30

一定間隔で CPU の負荷率を観測し、負荷率が 80% 以上であることが連続 3 回測定されたら抑制要請を送り、そ の後 30% 以下であることが 3 回続けて観測されたら抑制解除を送る。

# cooperation load-watch trigger 2 lan2 receive high=80m,5 low=50m,1

単位時間内での LAN2 からの受信バイト数から受信速度を求め、その値が 80[Mbit/s] 以上であることが連続 5 回あれば抑制要請を送り、その後 50[Mbit/s] 以下であることが 1 度でも観測されれば抑制解除を送る。

# cooperation load-watch trigger 3 lan2 overflow high=2,1 low=0,5

単位時間内での LAN2 での受信オーバーフロー数の増加を監視し、2 回検出されることが 1 度でもあれば抑制要 請を送り、検出されないことが 5 回続けば抑制解除を送る。

[ 適用モデル ] RTX3000 RTX1100 RT107e

18.6

負荷監視クライアントとしての動作の設定

[ 書式 ] cooperation load-watch control idhigh=high[raise=raise]low=low [lower=lower] [interval=interval] no cooperation load-watch control id[high=high[raise=raise] low=low[lower=lower]

[interval=interval]]

[ 設定値 ] ○ id... 相手先 ID 番号 (1-100)

○ high... bit/sec、帯域上限値

○ raise... %、帯域上限値に達していない限り、定時間毎にこの割合だけ帯域を増加させる 省略時は 5%

○ low... bit/sec、帯域下限値

○ lower... %、帯域下限値に達していない限り、抑制要請を受けた時に現在の帯域からこの割合だけ 送出帯域を減少させる

省略時は 30%

○ interval... 帯域を増加させる間隔 (1-65535)[sec]、省略時は 10[sec]

[ 説明 ] トラフィック抑制要請を受けた場合の動作を設定する。帯域は highに設定された帯域と lowに設定された帯域 との間で制御される。

抑制要請を受信すると、送出帯域は現状の運用帯域値の raiseの値に応じた割合に減少する。帯域が highに達し ていない限り、lowerの値に応じて運用帯域は増加する。

トラフィック抑制解除を受信した場合には、帯域は highに設定された帯域に増加する。

18.7

連携動作の手動実行

[ 書式 ] cooperation typegoid

[ 設定値 ] ○ type... 連携動作タイプ

● bandwidth-measuring回線帯域検出

● load-watch...負荷監視通知

○ id... 相手先 ID 番号 (1-100)

[ 説明 ] 手動で連携動作を実行する。

[ ノート ] 測定結果がコンソールに表示される。

インタフェース速度の設定で回線帯域検出の値を使用するように設定されている場合には、この実行結果の値も 設定への反映の対象となる。

load-watchを指定した場合は、相手の役割がクライアントである相手にのみ有効である。

[ 適用モデル ] RTX3000 RTX1100 RT107e

[ 適用モデル ] RTX3000 RTX1100 RT107e

ドキュメント内 RTX/RTシリーズ コマンドリファレンス (ページ 163-167)