女性 ns ηS ns ns
学校ウ師
男性 κ2=3,4ツ
р?≠P P〈.1
κ2=7.93 р?≠PP〈.01
ns ns κ2=2.76
р?≠P P〈」
これらの結果より、通常教育の男性教師の3L6%にタイプA傾向がみ られ、その割合は障害児学級担任の女性教師の23.7%や、舎営養護学校 の男性教師の17,0%よりも有意に多かった。また、盲聾養護学校の男性 教師にみられるタイプA傾向の割合は、通常教育の女性教師や盲聾養護 学校の女性教師にみられるタイプA傾向の割合よりも少ない傾向であっ
た。
次に、ストレス度、バーンアウト状態の高群、余丁は、タイプA傾向 高群、低群による差があるといえるかどうかを調べた。分析方法はタイ プA傾向高群、低群とストレス度、バーンアウト状態の高群、低群との クロス集計によった。結果は表23の通りであった。
表23 タイプA傾向とストレス度.バーンアウト状態
ストレス度 バーンアウト状態
GHQ得点 情緒的消耗感 脱人格化 個人的達成感
@ の後退 高群 低群 高群 低下 高群 低群 高群 低群 タイプA傾向
lQN=336
壌58 178 S7.0% 53.0%
194 142
T7.7% 42.3%
栂0 146 T6.5% 43.5%
137 199
S0.8% 59.2%
タイプA傾向
瘡QN=991
281 710
Q8.4% 71.6%
442 549
S4、6% 55.4%
416 575
S2.0% 58.0%
514 477
T1.9% 48コ%
κ2
κ2=39.50
@df=1
@P〈.◎1
κ2=17.35
@df=1
@pく。01
κ2ニ21.47
@df=1
@P〈.01
κ2=12.3フ
@df=1
@Pく.01
これらの結果より、ストレス度および、バーンアウト状態の3下位尺 度の高群、低群は、タイプA傾向高群、低群によって有意な差があると
いえる。
④タイプA傾向尺度の因子構造
全教師におけるタイプA傾向尺度12項目について、因子分析を行っ た。主成分法により因子を抽出し、固有値1,0以上の因子を選択した。
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その結果、4因子解が選択された。これらをプロマックス回転した後の4 因子による累積寄与率は65.2%であった。因子分析結果を表24に示す。
第1因子に負荷量の高い項目は、「11気性がはげしい方ですか」「10 勝ち気な方ですか」「12 仕事その他のことで、他人と競争するという 気持ちをもちやすいですか」「8 イライラしたり怒りやすい方ですか」
の4項目であった。気性の激しさ、競争意識や怒りやすさに関する項目 が中心であったので、「競争心」と命名した。
表24 全教師のタイプA傾向尺度の因子分析結果
項目 因 子 因 子 因 子 因 子・
1 2 3 4
(競争心)
11)気性がはげしい方ですか .862
10)勝ち気な方ですか .821 」55 一」17
12)他人と競争するという気持ちを持ちやすい方ですか .738
8)イライラしたり、怒りやすい方ですか .505 一.268 .495
(熱中・徹底・自信)
5)やる以上は徹底的にやらないと気がすまない方ですか .747 .290
3)仕事、その他なにかに熱申しやすい方ですか ,745
6)自分の仕事や行動に自信がもてますか .200 .601 一.382
(記聞切迫惑)
1)忙しい生活ですか .953
2)毎日の生活で時間に追われている感じがしていますか .948
(緊張・几帳面)
7)緊張しやすい方ですか 一」◎7 .833
4)熱申すると、他に気持ちの切りかえができにくい方ですか 一」24 .370 .624
9)几帳面な方ですか .393 .402
因子負荷量の2曾和 3,505 1,861 1,391 t◎69 因子の寄与率(%〉 29,210 15,509 11,589 8,907 累積寄与率(%) 29,210 44,719 56,309 65,216
第2因子に負荷量の高い項目は、「5 やる以上はかなり徹底的にやら
ないと気 ェすまない方ですか」、「3 仕事、その他なにかに熱中しやす い方ですか」「6 自分の仕事や行動に自信がもてますか」の3項員であ った。徹底性、熱中性、自信に関する項目であったので、「熱中・徹底・
自信」と命名した。
第3因子に負荷量の高い項目は、「1忙しい生活ですか」「2毎日の 生活で時間に追われているような感じがしていますか」の2項目であっ た。常に忙しさや時間切迫感を感じているかという項目であったので、
「時間切迫感」と命名した。
第4因子に負荷量の高い項目は、「7緊張しやすい方ですか」「4仕 事に熱中すると、他のことに気持ちの切りかえができにくい方ですか」
「9 几帳面な方ですか」の3項目であった。緊張しやすい、気持ちの 切りかえがしにくい、几帳面さを主とした項目であったので、「緊張・几 帳面」と命名した。
タイプA傾向尺度の4因子とストレス度、バーンアウト状態との関係 を調べるために、因子:負荷量とG:HQ得点、 MBIにおける3因子の情緒 的消耗感得点、脱人格化得点、個人的達成感の後退得点との相関関係を Pea聡。鷺の相関係数により求めた。結果は表25の通りであった。
表25 タイプA傾向とストレス度、バーンアウト状態の相関 (Pearsonの相関係数による)
タイプA傾向尺度
@ 4因子
ストレス度
iGHQ得点) 情緒的消耗感
@ 得点 脱人格化@得点 個人的達成感フ後退得点
競争心 .177** 」91** .232** 一.074**
熱中・徹底・自儒 一,075** 一.083** ㌦030 慣19魅
時間切迫感 .269** 1435**. 叩 .
.157** .080**
緊張・凡帳面 }4叫*兆 .404**』 .316** コ50**
*5%水準で有意(両側〉、** 1%水準で有意(両側〉
太字は0.200〈irl≦0.400であるときの相関係数rで、弱い相関があることを表す 出離:は0.400〈lri≦0.700であるときの相関係数rで、比較的強い相関があることを表す
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表25の結果より、「競争心」因子と脱人格化との問に正の弱い相関が みられた。「熱中・徹底・自信」因子は個人的達成感の後退との間に、負 の相関がみられた。このことは、「競争心」因子が大きいほど、脱人格化 度が重度であることを示し、「熱中・徹底・自信」因子が大きいほど、個 人的達成感の後退が少ないことを示している。「時間切迫感」因子はスト レス度、情緒的消耗感との間に正の相関があった。「時間切迫感」因子が 大きいほど、神経症、バーンアウトの情緒的消耗感が重度であることを 示している。「緊張・几帳面」因子はストレス度、情緒的消耗感、脱人格 化との間に正の相関があった。これは、「緊張・几帳面」因子が大きいほ ど神経症、バーンアウト情緒的消耗感、脱人格化において重度であるこ とを示している。
表26
タイプA傾向尺度項目とストレス度、バーンアウト状態の相関 (Pearso貞の相関係数による)タイプA ストレス 情緒的 脱人格 個人的
傾向 項目 度 消耗感 化 達成感
尺度 (GHQ 得点 得点 の後退
4因子 得点) 得点
競争心 11)気性がはげしい方ですか .177** 」68** .209** 一.063*
10)勝ち気な方ですか 」09** 、101** 」28** 一」22**
12)他人と競争する気持ちを持ちやすい方ですか .◎95** .116** .195** 一。080**
8)イライラしたり、怒りやすい方ですか .334** .345** .288** 」47**
熱中・ 5>やる以上は徹底的にやらないと気がすまない .093** .072** .079** 一.224**
徹底・ 3)仕事、その他なにかに熱中しやすい方ですか 一〇54* 一.053* 一.045 一.358**
自信 6)自分の仕事や行動に輿信が持てますか 一.225** ㌦216** 一.嘘29** 一.381**
時間切 1)忙しい生活ですか .210** 。369** 」10** .033 迫感 2>毎日の生活で時間に追われる感じがしますか .257** 鼻 一 ゴP429** .156** 」02**
緊張・ 7)緊張しやすい方ですか .270** .287** .206** .112**
几帳面 4)熱中すると他に気持ちの切りかえができにくい .236** .217** .187** ㌦08璽**
9)几帳面な方ですか .123** 」19** 」39** 一。019
*5%水準で有意(両側)、** 1%水準で有意(両側)
太字は0.200〈レi≦0.400であるときの相関係数rで、弱い相関があることを表す 乗七一0.400<レ1≦0.700であるときの相関係数rで、比較的強い相関があることを表す
第5項 教師ストレスモデルの構築
(1)教師ストレスの構成変数
教師ストレスの規定要因を明らかにするために、GHQ得点および、
MBI尺度3因子の因子得点の4変数を、ストレスの結果であるストレ ス症状を表す従属変数ととらえた。そして、教職生活意識尺度から抽出 された7因子をストレスの原因、性格傾向特性尺度から抽出された4因 子および、コーピング行動特性尺度から抽出された5因子をストレス調 整要因ととらえ、これらの16の因子得点を説明変数とした。設定した 教師ストレスの構成変数は以下の通りである。
①従属変数
G ストレス度(高群は神経症圏内にあると推定され、神経症状)
MBI尺度の3因子
M1情緒的消耗感(仕事で疲れ果て、力尽きたといった消耗感)
M2脱人格化(児童・生徒、同僚に対して否定的な対応の知覚)
M3個人的達成感の後退(仕事の意義の知覚や達成感の後退)
②説明変数
教職生活意識尺度7因子
T1人的・意識的環境(教師集団の理解、支持や職場の人権意識)
T2教師力量(教師としての専門性、指導力や周囲からの信頼)
T3教育困難課題(学校や教師の努力だけでは解決できない課題)
T4勤務条件(勤務時間、給与、休暇、体力など物理的条件)
T5職務満足(教師としての適職感や達成感)
T6学校の教育方針(学校や管理職の教育方針、教育現状との葛藤)
T7物的環境(教育機器の活用や施設・設備の充実)
60
コーピング行動特性尺度5因子 C1発散逃避型
C2問題直視型 C3認知操作型
C4問題回避・対人依存型 C5嗜好・刺激依存型
性格傾向特性尺度(タイプA傾向尺度)4因子
A1競争心
A2熱中・徹底・自信 A3時間切迫感
A4緊張・几帳面
(2) 教師ストレスの規定要:因
教師ストレスの規定要因を明らかにするために、ストレス度、バーン アウト3因子の4変数と、教職生活意識尺度7因子、コーピング行動特 性尺度5因子、タイプA傾向尺度4因子の16変数:との相関係数を求め た。ここで使用したPearsonの相関係数が、2つの量的変数の直線的関 係の方向と明確さを表すものであることから、2変数の相関関係の可能 性や傾向を推測することができる。
教職生活意識尺度7因子とストレス度、バーンアウト状態との相関は 表14から作成した表27の通りであった。また、コーピング行動特性尺 度5因子とストレス度、バーンアウト状態との相関は表17から作成し た表28の通りであった。タイプA傾向とストレス度、バーンアウト状 態との相関は表25から作成した表29の通りであった。いずれもPearson の相関係数によった。